「卵を買うのは週1回だけ」「かさ増し料理が増えた…」値上げラッシュで涙!みんなの節約術8
最近の値上げラッシュで、食費が家計を圧迫していませんか?食品の値上げで一番ツラいものについて「たまひよ」アプリユーザーにアンケート調査。
さらに、値上げラッシュに負けない!“かさ増しアイデアレシピ”を料理研究家のほりえさちこさんに教えていただきました。
「一番辛いと感じるのは?」アンケート調査&その理由とは
「たまひよ」アプリユーザーに、近頃の食品の値上げラッシュで一番ツラいものはどれですか?と聞いてみると、上位5位は以下の結果になりました。
1位 たまご 59.7%
2位 野菜 10.2%
3位 肉・魚 9.9%
4位 乳製品(牛乳・チーズなど) 8.6%
5位 冷凍食品 3.5%
「たまご」の値上げが一番ツラいと答える人が約60%もいました。
みんなの節約アイデアを聞いてみると、
■かさ増しして調理
「卵焼きを作る時はかさ増しのために、牛乳を入れています」(さくら)
■安いお店で購入
「卵と野菜を安い店で買うようにして、肉も安い日にまとめ買いをして全部冷凍して、外食を減らしています」(ひらめ)
■栄養のバランスが心配
「卵は栄養価が高いので、それを使った卵料理があまり作れないとなると、献立で栄養が足りているか不安になります」(くもっち)
■1週間メニューで節約
「卵、納豆、牛乳、ヨーグルト、オートミールは常に常備しておきたい食材なので気にせず購入しています。ほかの食材は、1週間分のメニューを決めて必要なものだけ買うようにしています」(ベビまる)
■安いスーパーをハシゴ
「卵は毎日食べているものですし、栄養もしっかり取れるのに値上げはツラい! 牛乳とお菓子は安いところを見つけて、スーパーをハシゴするようにしました」(さび)
■安売りの時に肉や野菜を購入
「値上がりで、卵はあまり使わないようになりました。安売りしている時に肉や野菜を買うようにしています」(たる)
■かさ増し料理が増えた!
「パスタは、去年の倍値に跳ね上がっています! 最近、かさ増し料理が増えた気がします」(かえる)
■週1購入に
「卵は、週に1回しか買っていません…」(おはな)
節約に役立つ! スクラランブルエッグとハンバーグのかさ増しレシピ
身近な卵やパスタ、野菜などの値上げで家計管理も大変!
そこで、料理家のほりえさちこさんに家計にやさしいかさ増しレシピを教えてもらいました。
「私は魚の切り身や鰤、鮭、カレイ、青魚などは、身体にいいのでなるべく食べたいのですが、値上がりで食卓に出る回数が減ってきています。毎日飲むコーヒーの粉も値上がりしていますね。卵も高くなったり、1人1パックしか買えなかったりするので、大事に使うようになりました。
今回のかさ増しレシピは、スクランブルエッグと豆腐ハンバーグです。卵は豆腐と相性がよく、味の邪魔をしないので、スクランブルエッグのかさ増しは、豆腐を混ぜて作るのがオススメです」(ほりえさちこさん)
豆腐でかさ増し! スクランブルエッグ
(材料 2人分)
絹豆腐 100g
卵 2個
マヨネーズ 大さじ1
塩、胡椒 各適量
バター 5g
ベビーリーフ 適量
(作り方)
1.豆腐は軽く水切りしたらフォークで粗くつぶし、溶き卵、マヨネーズ、牛
乳、塩、胡椒を入れて混ぜる。
2.フライパンにバターを熱し【1】を流し入れ、へらで大きく混ぜながらふん
わり卵に火をとおす。
3.皿に盛りベビーリーフをそえる。
豆腐入り和風ハンバーグ
(材料 2人分)
木綿豆腐 150g(100g前後まで水切りする)
玉ネギ 1/4個
バター 5g
合いびき肉 150g
塩、胡椒 各少々
あればナツメグ 少々
卵 1個
パン粉 大さじ4
大根おろし 5cm分
青じそ 2枚
ポン酢醤油 適量
(作り方)
1.みじん切りした玉ねぎとバターを耐熱容器に入れ、ラップをしてレンジで加熱し、冷ましておく。
2.水切りしてつぶした豆腐、【1】、合いびき肉、塩、胡椒、あればナツメグ、卵、パン粉を混ぜる。
3.2等分して形をととのえて油を熱したフライパンで焼き両面焼き色をつけたら、蓋をして蒸し焼きする。
4.中まで火がとおったら皿に盛り青じそ、大根おろしをのせてポン酢醤油をかける。
比較的値上がりしていない豆腐を活用するといいんですね。家計にもやさしく、美味しいかさ増しレシピがあると安心です。
(取材・文/メディアビュー 酒井範子)
ほりえさちこさん
PROFILE)
料理研究家。栄養士、食育アドバイザーの資格を生かし、離乳食からおべんとうづくりまで幅広いレシピを紹介。著書は『おいしさ満点!中高生の基本のお弁当』(成美堂出版)、『おべんとうの教科書』(学研プラス)、『3品15分 超時短 糖質オフ1か月晩ごはん献立』(主婦と生活社)、『あと1品がすぐできる! おいしい副菜』(池田書店)のほか、『オートミールで簡単! ダイエット』(宝島社)、『糖質オフの3500円1週間献立』(扶桑社)『たんぱく質のきほんとレシピブック』(池田書店)など多数。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2023年4月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです(有効回答数372人)
※記事の内容は6月当時の情報であり、現在と異なる場合があります。