6年で1000万円貯めた節約主婦くうちゃんの食費節約のための献立ルール4
「たまひよ」アプリユーザーから寄せられた食費の節約アイデアとともに、献立を考えることで節約に成功し1000万円貯めた節約主婦、くぅちゃんのアドバイスをお届けします。
家計を圧迫する原因、食費の節約術とは
まずはユーザーの食費の節約方法について聞いてみました。
■割引デーに買い物
「スーパーで10%割引になる日があるので、その日に1週間分の食料を買いだめするようにしています」(たかぴー)
■買い物は必要なものだけ!
「子どもがまだ小さいので、夫が休みの日に献立を考えて必要な材料だけ買うようにしています。食品ロスも少ないし、子どもを夫に見ていてもらえば、私は冷静にゆっくり買い物もできるので余分なものは買わなくなりました」(みんと)
■外食は控えめに
「調味料をプライベートブランドへの変更。外食やコンビニでの買い物はなるべく控えています」(mugiko)
■余計なものを買わない工夫
「お買い物に行くときはおなかいっぱいにして行きます。余計なものを買わないように」(ふーちゃん)
■鶏肉中心の献立に
「なるべく値段の安い鶏肉を買うようにしています。あと、野菜はその日のオススメの安い野菜を買うようにしています」(えりがし)
■作り置きで節約
「作り置きおかずを作ったり、食材の冷凍保管をする量を増やしたりしています」(たまこ)
■大人は我慢!
「食費がかかるようになったので、外食を控えています。子どもにはまだ我慢をさせたくないので、状況を見ながら、大人が節約できることをしています」(みひ)
■比較検討し購入
「生協が安いか、スーパーが安いかを比較してから購入したり、お肉はジャンボパックなどを活用したりするようにしています」(みな)
■メインの食材の金額をおさえる
「なるべく外食しないのと、メインの食材は100g 100円までにおさえています。例えば、バラ肉100g 128円と、合い挽き肉100g 98円なら、合い挽き肉を買って豆腐ハンバーグにします」(りんねちゃん)
献立を立てるポイントは在庫を把握し、無駄な食材を買わないこと
値上がりのニュースばかりで、気が重くなる毎日。そこで、食費節約術や節約レシピが人気のくぅちゃんに食費をおさえる献立の立て方についてアドバイスいただきました。
「皆さんの体験談を読んで、私もまだまだやれることはあるな~と、大変勉強になりました!
食費の節約は、頑張っても効果は少ないのに気を抜くと、ど~~んと増えてしまうものです。食べることが楽しみだったり、食べ盛りのお子さんがいらっしゃたりする家庭は食費の節約って、本当に難しいですよね。節約はできる範囲で、無理なく無駄なく買ってきた食材を最大限おいしく食べきることが、一番大事だと思っています。
私が1週間の献立を立てるようになったのは、子どもたちが保育園に通っていた頃。お迎えから帰ってごはんの支度をするのが、めちゃくちゃ大変だったことがきっかけです。子どもたちがおなかを空かして不機嫌になると、ごはん作りどころじゃなくなり、全く家事が進まなかったので、朝のうちにある程度の下ごしらえができるようまとめ買いを始めました。
献立が決まっていると無駄なく必要な食材の量が分かるし、買い物時間の短縮にもなりました。毎日、晩ごはんの献立を考える時間が苦痛だったので、一気に週末やることで、平日の夕方に憂鬱になることが減りました。
とはいえ、1週間分の献立を立てることは時間もかかるし、大変です。最初はメニューをリスト化したり、月曜は魚、火曜は揚げ物などと献立をルーティン化したりしました。献立を立てることで、『魚、何食べたい?』『揚げ物は、何がいい?』などと、家族のリクエストも聞きやすくなります。今では、30分くらいで1週間の献立が決まるようになりました。
大事なことは、献立を考える前に冷蔵庫や乾物棚にある『食べられるもの(在庫)』の把握をし、それを先に食べきれるような献立を立てることです。
節約って我慢とかお金を使えないなどマイナスなイメージが強いと思いますが、どうせやるなら、楽しんでやったもん勝ちだと思っています。
ものがあふれたこの時代に欲しいと思っているものが本当に必要なものなのか? ものに囲まれた暮らしが果たして本当に豊かなのか…。
節約は、『何かを削る』『諦める』というようなネガティブなことではなく、いいお金の使い方ができるようになると、自然と無駄使いが減り、お金が貯まると思います。まず、節約を楽しむためにできることから考えてみてはいかがでしょう」(くぅちゃん)
くぅちゃんの節約に役立つ献立の立て方
●食材の在庫の把握をし、無駄なものを買わない
1週間献立の目的は食費の節約です! 大事なのは、献立を決めることよりも食材の在庫把握し、フードロス削減のためにも食べきれない量の食材は買わないようにすること。残っている食材で、クックパッドやGoogleなどでレシピを検索しても。
●まず3~4日分からスタート
献立を立てるポイントは、まずは、3~4日分の献立を決めることから始めるのがオススメです。一気に1週間分だと考えるだけで嫌になってしまうこともあるからです。あとは、魚の日・お肉の日・麺の日などジャンル分けして、曜日で固定したりするなど、ルーティン化を。
●栄養バランスは1週間で考える
我が家では1日の栄養バランスにこだわらず、1週間を通してバランスがとれていればよし、としています。一汁三菜の日は、週の前半だけでもOK! 後半は頑張らずワンプレートにしたり、残り物をホットプレートで焼いたり、鍋にしたりするという方法も。
●食材の色を意識してバランスよく
献立は、食材の彩りで決めることも。黄、緑、茶、黒、白、赤色がバランスよく入るような食材の色を意識してメニューを決めると、自然とバランスもよくなります。副菜はいつも一緒でもOK。レパートリーに困ったら、学校の給食の献立表を参考にすることもあります。
節約するつもりが食材を無駄にしたことが何度もあります。食費の節約は、まず食材の在庫を把握し、無駄な買い物を減らすことからですね。
(取材・文/メディア・ビュー 酒井範子)
くぅちゃん
PROFILE)
中1、小4の2人の息子、夫の4人家族。看護師専門学校を卒業後、18年間、看護師を務める。共働きにもかかわらずお金が貯められず、主婦を読者層とする生活情報誌を読んで節約に目覚める。節約に手間も時間もかけない「時短節約家」として注目を集め、テレビや雑誌に登場多数。インスタグラムはフォロワー数10万人超。著書に『節約主婦の今すぐ真似できる1000万円貯蓄』(KADOKAWA)『くぅちゃんの食費がみるみる減る献立ルール』(FUSOSHAムック)などがある。Instagram : @megum.nakano
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2023年7月の情報で、現在と異なる場合があります。