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育休明け、仕事を辞めたい時に考えたい将来のこと

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iStock.com/Masafumi Nakanishi

職場復帰を目前にすると、気持ち新たに働けることへの楽しみや期待と、少しの不安があるのではないでしょうか。
「仕事と家庭の両立」、「ワークライフバランス」等の言葉が日常的に使われるようになってきましたが、、育休明けにストレスに絶えられず、つい仕事をやめたいと思うときもあります。そんな時どうすればよいかについて、キャリアカウンセラーのバシャラ セルダルさんにアドバイスいただきました。

育休明けて、ストレスと葛藤の山にぶつかったら…

出産、育児のための休暇が終わり、気持ち新たに復職。でも、自ずと様々なストレスと葛藤に巻き込まれてしまいます。では、ストレスと葛藤で悩んでいるとき、どうすればよいのでしょうか?

私がそのような方々にお勧めしていることは、まず自分に残された選択肢を洗い出し、その中から正しいと思うものを選び行動に移すことです。その選択肢を二つに分けると、
「育休明けに復帰した仕事をそのまま続けるか」
「他の道を歩むか」
という二択があるといえます。以下、正しい選択をするための準備と選択方法についてお話します。

育休明け仕事を辞めたいと思ったときの考えの整理法

iStock.com/Farknot_Architect

育休明け仕事を辞めたいと思うようになったら、まず、抱えているストレスと葛藤をできるだけ具体的に書いてみましょう。重なると巨大な敵に見えるものは、整理し分けてみると、より対処しやすくなってくるからです。
ストレスと葛藤を分類しますと、職場におけるプロフェッショナルとしてのものと、子育てにおける母親としてのものがあります。
プロフェッショナルとしては、
「出産前に去った職場は今どのような場所になっているか?」
「出産前の自分と今の自分はどのように違っているか?」
「上司、部下、同僚たちにどのような目で見られるか?」
「毎日の忙しい職場環境に再びついていけるか?」
「子育てをしない人たちと同等量の仕事がこなせるか?」
「仕事のスキルが落ちてしまったのではないか?」
「残業や出張に対応できないのではないか?」
母親としては、
「夜泣きで寝不足になったらどうするか?」
「授乳はどうするか?子供をまだ母乳で育てたい。」
「娘、息子から離れたくない。もっと一緒に時間を過ごしたい。」
「家庭をもっと大切にしたい。」
というようなものが挙げられます。

これらを整理しますと、今の職場で続けるべきか、それとも辞めて違う道を歩むべきか、より冷静に判断できる土台ができます。

将来のことを考えると進むべき道が見えてくる

iStock.com/ASIFE

土台を作ってから、できるだけ正しい判断をするために必要なのは、自分の判断基準を持つことです。その判断基準を主に何によって決めるかというと、「将来」によってです。
将来のことを考えることによって、
「今必要なアクション」
がより明確に見えます。

お金、スキル、学歴、職歴等、今の状態や制約で自分を制限せずに
「望んでいる理想的な将来」
のことをできるだけ鮮明にイメージしてみてください。

もちろん、母親、父親になると、大切な子どものことを優先的に考える傾向があるのを承知しておりますが、自分のこと、パートナーのこと、子どものことを一体として考えてほしいです。
「家族のための理想的な生活環境」
「自分のキャリアプラン」
「パートナーのキャリアプラン」
「子どもに与えたい教育の機会」

先ほども述べましたように、これらを考えるとき、今の状態にこだわらないでください。ローンや生活費で悩んでいるか、自分のマンションを持って不労所得と何千万円、何億円の金融資産を持っているか、あなたがおかれている今の状況に関係なく、理想としている将来を、できれば書きながらイメージしてほしいです。

あなたの将来が今の行動で決まる

将来のことを考えると、いろいろ可能性が見えてきます。新しい職種でのワクワクする新しい夢を発見するかもしれませんし、子どもにとって良い教育の機会とはどんなものか、明確にわかるようになるかもしれません。
そのような一瞬の嬉しさとワクワク感を、是非あなたの行動力の起因となるエネルギーとして活用してほしいです。
そのために必要なことは、目の前の選択肢を決め、今すぐ何らかの行動をとることです。考えられる選択肢としては、例えば、
1) 今の会社や職場に残ること
2) 転職をしながら働き続けること
3) 子育てに専念するために一旦働くことをやめること
のようなものが挙げられます。
では、それぞれの選択肢においてどのようなことに注意し、どのような行動をとるべきでしょうか?

1) 今の会社や職場に残る場合
まず、「元々どうしてその会社に入ったか」を考え、初心に戻りましょう。会社においてあなたのためにどのようなキャリアパスが作られているか、どのような人事評価制度があり、またどのような異動のチャンスがあるか、もう一度調べてみましょう。子育て親のための支援制度は積極的に使い、自分の主張を自信をもって会社側に伝えましょう。それと同時に、今だけではなく、将来もその会社に必要な人材となるためのスキルアップ、自分磨きを積極的に続けましょう。

2) 転職をすると決めた場合
働く時間を短くし、より働きやすい環境を求め、今の仕事よりポジションと給与のレベルを下げた仕事に就こうという方もいらっしゃいますが、それは必ずしも正しい考え方ではありません。今の仕事よりポジションと年収が増える仕事の方が、働く親としてやりやすい場合の方が圧倒的に多いです。今までの経験と身につけてきたスキルを必要とし、あなたが来てくれれば様々な条件に関して柔軟に反応してくれるような会社や職種を探してみましょう。

3) しばらく子育てに専念すると決めた場合
子どもにとってかけがえのない親として一緒に時間を過ごし、子育てに専念することもとても立派な選択です。心のどこかに「いつかまた仕事もしたい」という想いがあるのであれば、是非子育てしながら、スキルアップ関連のことにも取り組んでください。いつでも社会に戻れる状態にいることが肝心です。

厳しい勉強や職務経験を乗り越え、築いてきたキャリアを、子供が生まれたのでやむを得ずしばらく離れただけで今後のキャリアを諦めるようなことは、あなただけではなく社会にとってもかなりもったいないことです。自分や子供にとっての理想的な将来を考えながら、育休明けにとるべき行動を冷静に決めましょう。(文・バシャラ セルダル/ キャリアカウンセラー)


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