部屋が散らかる!片付かない!を解決。キレイをキープするための掃除・片付け時短術
小さい子どもがいるとなかなか片付かない、掃除できないという「たまひよ」アプリユーザーから寄せられた悩みについて、家事研究家の高橋ゆきさんに短時間でもキレイをキープする方法を聞きました。
ここだけ!キレイをキープするためにしていることとは
まず、みんなのキレイをキープする方法を紹介します。
◾️水回りは毎日掃除
「水まわりは使ってそのままの流れで、毎日掃除しています!なので、あまり汚れないので手のかかる掃除はしていません。お部屋は、なるべく掃除機を毎日かけるようにしています」(みな)
◾️夜にはリセット
「日中どれだけおもちゃなどが散らかっても、夜には片付けてクイックルワイパーをしてリセットすることです」(きなこんぐ)
◾️捨てる!
「いらないものは容赦なく捨てる!それが義母のでも息子のでも!」(ともちん)
◾️こまめに片付け
「毎日は掃除機ができなくても元あった場所に戻す、除菌スプレーを吹きかけること、見つけたゴミは拾うようにしています。掃除機とクイックルワイパーはできるときにやっています」(みつ)
◾️赤ちゃんの機嫌のいい時に掃除
「荷物を床置きしないこと。赤ちゃんが起きたあと、お出かけ前の機嫌がいいうちに、掃除機をさっとかけています」(Lee)
◾️物は増やさない
「物をなるべく増やさないようにしています。いらない物はフリマアプリやリサイクルショップで売っています」(ミコス)
◾️元に戻す
「モノの場所を決めて、出したら元に戻しています。書類やプレゼントで物が増えてしまうので、定期的に書類の整理や断捨離をしています」(とりっぴー)
◾️リビングはその日のうちに片付け
「リビングだけは、どんなに疲れていても必ず片付け(リセット)してから寝ます。翌朝起きてきて散らかっていると何もやる気が起きなくなってしまうので…」(ぽんすけ)
◾️すぐ掃除ができるようにコロコロ配備
「コロコロを手の届くところに置いておき、気になったときにさっと掃除できるようにしています」(はる)
小さな子どもがいてもOK! キレイをキープするための掃除テクとは
高橋ゆきさんのキレイをキープするためのテクニックをご紹介します。
「小さいお子さんがいらっしゃる中での、お掃除は大変ですよね。
そんな中、みなさんポイントを押さえてとても頑張っていらっしゃると思います。家事は終わりがなくやることが尽きないですが、完璧にやろうと思う必要はありません。
家事は、本来自分や家族が家で気持ちよく過ごせるように行うものですから、今回は、ラクしてキレイが長持ちするできるテクニックをお伝えしたいと思います。
まずは大切なのは掃除道具の置き場所です。
『掃除道具は、何となく隠したい』と思うかもしれませんが、しまい込んでしまうとそれだけで掃除が億劫になりがち。生活動線の中、家事をしやすい場所に置くとよいでしょう。
たとえば、汚れやすいキッチンコンロのそばにウエスを置いて、余熱があるうちにさっとひと拭き!時間が経つと落ちにくくなる油汚れを、使い終えるたびにサッとひと拭きしておけば汚れが付きません。
繰り返し使用するお掃除グッズも、しまい込むとカビやニオイが発生しやすいので、風通しのよい所に置いたほうが衛生的です。ぜひ自分が気に入るビジュアルの掃除道具を選んでください。
そして、エアコンフィルター・室外機のお掃除です。
エアコンの利用が増える時期は、汚れを取り除いてしっかりキレイにしましょう。
フィルターは取り外して、まず乾いた状態でホコリを落とすことから始めましょう。
掃除機で吸いとるか、ストッキングを団子状に丸めた『ストッキング団子』が便利です。ホコリは濡らすとダマになって取りにくいので、ホコリを落としてから水洗いして、しっかり乾かしてから取り付けてください。
外に直置きしている室外機は、エアコン効率が落ちないよう、枯れ葉やゴミがまわりにあれば取り除きましょう。
子育て中の忙しい時は、無理をせず、効率的に、家事ができるといいですね」(高橋ゆきさん)
キレイをキープする掃除・片付けのポイント
◆窓を開けて空気を通す
窓を開けて部屋全体に風を通すと、空気の淀みや家のにおいも手軽にリセットできます。空気が動くことで、ホコリが動き、掃除もスムーズに。
◆1分掃除
「しっかりやろう」と気負うと腰が重くなります。ラクに続けるためには、隙間時間でササッと1分からはじめましょう。たった1分でも積み重なると想像以上にきれいになります。自分のご褒美を用意してはじめるのもOK!
◆輝くべきところを磨く
洗面所の鏡、ステンレスの蛇口など、本来輝くべきところを輝かせると、なぜかその空間全体の印象が輝きます。ぜひ優先的にお掃除してみてください。
◆部屋の中で自然と視線が集まる『フォーカルポイント』をすっきりさせる
ごちゃつきやすいものを目につきにくい死角に移動させたり、グリーンやお気に入りの小物を飾るスペースをつくって視線を誘導したり、色や高さ、ラベルの向き等を揃えて置いたりすることで、部屋がすっきりキレイにみえます。
◆キレイになった状態の部屋を写真に撮る
掃除や片付けで部屋がキレイになったら、写真をパチリ! 保存して見返すことで、理想の状態が目に焼き付き、その状態を維持したいという“モチベーション”が生まれます。
キレイをキープするには掃除道具の置き場所は本当に大切ですね。気分のアガるグッズを手に入れてみてはいかがでしょう。
(取材・文/酒井範子、たまひよONLINE編集)
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2024年5月の情報で、現在と異なる場合があります。
高橋ゆきさん
PROFILE)
株式会社ベアーズの取締役副社長。家事代行サービス業界の成長と発展を目指す一般社団法人全国家事代行サービス協会の会長を務める。家事研究家、日本の暮らし方研究家としても、テレビ・雑誌などで幅広く活躍中。2015年 には世界初の家事大学設立、学長として新たな挑戦を開始。2016年のTBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」、2020年の読売テレビ・日本テレビ系ドラマ「極主夫道」でも家事監修を担当した。著書に『ズボラさんでも暮らしが整う楽ラク家事』などがある。1男1女の母。