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赤ちゃんとプールへ!ベビースイミングの効果

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Bicho_raro/gettyimages

赤ちゃんの無限の可能性を引き出すには、成長の段階に合わせていろいろな経験をさせてあげることが大事です。1歳前後の赤ちゃんにとって特にオススメなのがベビースイミング。赤ちゃんの心と体の発育に、そしてママやパパにも、なんとこんなに効果があるんです。

健康運動指導士・日本体育協会公認水泳指導員 石本工
保健体育教員として30年余の勤務の後、さらに多くの人々の健康づくりに携わるべく、活動の幅を広げている。
子どもの体力向上、運動能力向上の指導を行う。

身体がすくすく発達する効果

人間の成長発達にとって1歳前後の時期は特に重要です。床の上に寝た姿勢から、起き上がり、這い、立ち上がり、歩き始める、という進化の過程を見るような劇的な変化を遂げる時期だからです。

この時期の赤ちゃんに十分な運動量と無理のないバリエーションに富んだ運動経験をさせることで筋肉や骨格がバランスよく発達し生涯に渡る丈夫な体の基盤となります。
赤ちゃんの無限の可能性を引き出すには、成長の段階に合わせていろいろな経験をさせてあげることが大事です。1歳前後の赤ちゃんにとって特にオススメなのがベビースイミング。赤ちゃんの心と体の発育に、そしてママやパパにも効果があるんです。

ただし、赤ちゃんやパパ、ママの眼や耳または心臓などに疾患がある場合は水に入れない場合もあるかもしれません。ベビースイミングを始める際には、かかりつけのお医者さんに診てもらってくださいね

・十分な運動量が得られる

水の中では水の抵抗や水圧など身体に陸上より負荷がかかり、エネルギー消費量は陸上の4倍から6倍になります。ベビースイミングのエクササイズは赤ちゃんにとって陸上の動きよりもはるかにバリエーションが多い全身運動なので、成長に必要な十分な運動量が短時間で確保できます。赤ちゃんは、たっぷり体を動かした心地よい疲労感で夜はぐっすり。食欲も増進するので離乳食もモリモリ食べてくれます。

・筋力がアップする

筋肉は適切な負荷をかけることで強く、しなやかに発達していきます。ベビースイミングは全身の筋肉に水の抵抗という無理のない適度な負荷がかかり、発達を促進します。

・呼吸循環系が強くなる

通常、プールの水温は30℃前後。これは赤ちゃんの体温より低い温度です。このような寒冷刺激に対して身体を守るために呼吸中枢が活性化し、血管収縮など体温を平常に保とうとする体温調節機能が活発に働きます。また、ベビースイミングで行うブクブク、パッ、など呼吸をコントロールするプログラムは呼吸機能を高めます。
このように呼吸循環系の機能が高まるので、簡単に言えば寒さに負けないカラダになる・・・つまり風邪など引きにくい丈夫な体になるというわけですね。

・運動神経系・バランス能力が発達する

水の中では陸上では経験できない浮力が働きます。体が浮き上がるという感じはふわふわとした楽しい感じであると同時に思うように体をコントロールできない不安な感じでもあります。
もともとはママのお腹の中で羊水に浮かんでいたので水中での身のこなしは経験済み・・・のはずですが、陸上生活に慣れるにつれて忘れてしまっているのです。
赤ちゃんは昔の記憶を目覚めさせ、安全を確保するためにバランスを整えようとして神経系がフル活動し、ボディコントロールする力がメキメキと育ちます。

ベビースイミングの認知発達的効果

ベビースイミングは赤ちゃんの知能や心の成長にもとても効果的です。赤ちゃんの脳は新しい経験を重ね、情報をたくさんインプットすることで豊かに発達します。水の中での新鮮な体験は赤ちゃんの認知機能の発達を促進させるのです。

・情緒が安定する

ベビースイミングはいつもママやパパと一緒に行います。十分なスキンシップとちょっと不安な水の中でもママやパパが守ってくれるという安心感は親子の絆を深め、情緒が安定していきます。それは将来、人と豊かな対人関係を築く基礎になります。

・チャレンジ・向上心が育つ

1歳前後の赤ちゃんは好奇心、探究心が旺盛です。その知的な欲求を満たしてあげることが大切です。
初めてのプールの環境は興味津々・・でもやったことのない水中の運動は楽しそうだけどちょっとこわい・・・そんな赤ちゃんのためにベビースイミングは無理のないカリキュラムで段階的に課題を与えます。
それらをママやパパの応援や援助を受けながら克服していく達成感は赤ちゃんにとって大きな喜びです。「わーできたねー」なんてほめてもらえたらもう最高!そういう経験の積み重ねが困難にめげずに立ち向かうチャレンジ精神、もっと頑張ろうという向上心を養います。

・脳の活性化

赤ちゃんは生まれてから五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を研ぎ澄ましながら成長していきます。ベビースイミングで特に多様な経験ができるのは視覚、聴覚、触覚です。いつも経験しているお風呂よりもはるかにでっかい水の世界・・・水の中で目を開けたときの水中の景色や水しぶき、水の感触や抵抗、それらの情報をすべての感覚を使って味わい、カラダを動かすことで脳はフル活動します。脳の情報処理能力がアップするというわけですね。

ベビースイミングの注意点

たくさんの効果があるベビースイミングですが、より安全に楽しむためには次のような注意をしましょう。

皮膚への刺激

プールの水は衛生管理上、塩素などで十分に殺菌されています。でも肌が弱い赤ちゃんの場合、皮膚炎などを起こす場合もあります。アトピー性皮膚炎の場合は悪化させる可能性もあります。退水後は十分にシャワーをあびて塩素を洗い流しましょう。赤ちゃんの肌に合わないようなら皮膚科の医師に相談するとよいでしょう。

食事直後は避ける

ベビースイミングでは決して無理に潜らせたりすることはありませんが、それでも赤ちゃんが誤って水を飲んでしまったり、顔に水がかかってむせたりすることがあるかもしれません。プールに入る直前に食事をしていると、そんなときに吐いてしまうことがあります。入水の2時間程度前には食事は済ませておきましょう。
見出し(中)直前にトイレはすませる
まだおむつが取れない場合でも、プールに入る前には排泄を促しましょう。成功する、しないにかかわらずトイレトレーニングの一環として、また、みんなが使うプールの衛生上のマナーとして大事なことですね。

体調の変化に気をつける

多くの人と接するプールや更衣室などでは細菌やウイルスなどに感染する恐れもあります。また、赤ちゃんの体調によってはその日のレッスンで疲れすぎている場合もあります。
誤ってプールの水をたくさん飲んでしまっている場合もあるかもしれません。
そんなことを気にしながらベビースイミングの後はいつも以上に赤ちゃんの健康観察に気をつけることが大事です。体調の変化に気をつけて気になることがあったら早めにお医者さんに診てもらいましょう。


ベビースイミングの効果ってこんなにたくさんあったんですね。赤ちゃんのより一層の成長発達とパパ、ママの健康増進のためにもぜひやってみてください。
(文・健康運動指導士 石本工)

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