0歳代の【寝ぐずり泣き】どうする?赤ちゃんの「3大泣き」を減らすコツ#3
赤ちゃんが何をしても泣きやまず、ついイライラ。自分も泣きたくなったという経験があるママ・パパも多いのでは? そこで、赤ちゃんの「3大泣き」のなかでも、0歳代に多い「寝ぐずり泣き」に困ったときの方法を、「夜泣き専門保育士」として活動する清水悦子先生に伺いました。
0歳代に多く見られる「寝ぐずり泣き?」というときに見直すこと3つ
眠いのになかなか眠れずグズグズする、寝ぐずり泣き。赤ちゃんは眠るきっかけをつかむのが苦手なので、安心して眠る環境をママやパパが整えてあげることが大切。今からできることを知っておいて!
1.赤ちゃんが安心できるグッズを使ってみる
低月齢(0~4カ月ごろ)のころは、ママのおなかの中にいたころのような体勢や環境にしてあげると、眠るのがスムーズになることがあります。
抱っこしながら規則的な揺れを与えたり、おくるみで体を包んであげる方法を試しても。また、ママのにおいは赤ちゃんの安心材料になるので、布団にママのタオルや衣類をかけてみてもいいでしょう。
2.就寝前の触れ合いタイムでねんねモードに切り替えて
部屋の明かりを薄暗くし、授乳、絵本の読み聞かせなどのスキンシップをとりながら、静かに過ごします。乳首をくわえたまま寝ると、それが眠るサインとなってしまい、夜中に目が覚めたときにも、乳首を加えないと寝ないようになることがあるので注意して。
<ここをCHECK!>
□哺乳びんの乳首・ママの乳首を口に含んだまま寝ないように注意
□断乳・卒乳している場合は、湯冷ましや麦茶などを飲ませても
□眠けを起こすホルモン「メラトニン」の分泌を促すため、テレビは消し、パソコン・スマートフォン操作は控えて
□ママはいつもより声をワントーン低くし、ゆっくりやさしく声かけを
□この時間は家事や仕事のことを考えずに、赤ちゃんとしっかり向き合って
3.しっかり寝入る前に、布団に下ろす
「眠るのは布団に横になってから」ということを習慣づけるため、抱っこなどでうとうとし始めたら、声をかけながら布団へ。寝入る前に布団に移動することを繰り返すことで、寝入るまでの流れを赤ちゃんが覚えていきます。
布団に下ろすと泣き出す赤ちゃんも、根気よく繰り返すとグズグズが減ることもあります。
赤ちゃんが泣きやまないと、ママ・パパも睡眠不足になりイライラしやすくなりますね。けれど、3大泣きは、個人差はありますが、ある一定の時期を過ぎればなくなります。今は泣くことが赤ちゃんの成長に必要なものと受け止め、おおらかな気持ちで向き合いましょう。(取材・文/中澤夕美恵、ひよこクラブ編集部)
■参考:「ひよこクラブ」2017年11月号とじ込み付録「たそがれ泣き 寝ぐずり泣き 夜泣きサポートBOOK」より