【専門家監修】離乳食 月齢別・お悩み解決Q&Aレシピ:7~8ヶ月の[食べむら][嫌いなもの]を解決!

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「うまく飲み込めない」「離乳食を嫌がる」など、各月齢で起こりがちな離乳食の悩みを専門の先生と先輩ママがアドバイス。今回は、7〜8ヶ月ごろの離乳食で多かった「食べむら」「嫌いなものがある」などの悩みをピックアップ。解決のためのおすすめメニューも試してみて。
※「離乳食の悩みランキング」は、5ヶ月~2歳までのお子さんを持つHappy Labo.会員のママ484人と「ひよこクラブ」読者ママ265人の計749人に実施したアンケート結果をもとにしています(2011年実施)
【記事監修】
管理栄養士
Profile
東京・こどもの城で長きにわたり乳幼児の栄養指導を行う。現在は専門学校などの非常勤講師のほか、講演会などでも活躍。
7〜8ヶ月ごろの離乳食の悩みNo.4:食べむら
先輩ママに聞いた7〜8ヶ月ごろの離乳食の悩み、「小食」「集中しない」「モグモグできない」についで多かったのが「食べむら」でした。
Q.食べるときは進んで口を開けるけれど、そのときどきで食べる量が違います(8ヶ月)
A.あまり食べなかった日はおっぱい・ミルクをたくさん飲ませて
食べる量には個人差があり、日によってむらもあります。気にせず、嫌がったら離乳食を切り上げましょう。あまり食べなくても無理強いする必要はありません。その分、おっぱい・ミルクを十分に飲ませましょう。
7〜8ヶ月ごろの離乳食の悩みNo.4:嫌いなものがある
初めての食材が増えるこの時期は、食べてくれない「嫌いなもの」が増える赤ちゃんも。以下のアドバイスや解決レシピを参考にしてみてください。
Q.初めての食材や食感が嫌な食材を食べてくれません(7ヶ月)
A.初めての舌触りは慣れるまで根気よく続けて
赤ちゃんは初めて見るものや初めての舌触りを嫌がることがありますが、大人の好き嫌いとは違います。好き・嫌いと決めつけず、その日は切り上げても、数日後に再チャレンジするなどして、根気強く続けて。食べづらそうなら、食卓でとろみのあるおかゆと混ぜたり、皿の上でつぶしたり、食感を変えてあげると食べることもあります。
「嫌いなもの」の解決メニュー:ミルキーグリーンポテト
大好きなミルク味でしっとり&なめらかな水分量をプラス

【作り方】
(1)じゃがいも1/4個はゆでてつぶす。
(2)ほうれん草(葉先)2枚はゆでて水にさらし、裏ごしする。
(3)小鍋に湯で溶いた粉ミルク大さじ1、水50ml、(1)を入れて混ぜ、ひと煮立ちさせる。
(4)器に盛り、(2)をのせる。
7〜8ヶ月ごろの離乳食の悩み:レパートリーが少ない
2回食になる7〜8ヶ月ごろには、「レパートリーが少ない」という悩みも多くなるようです。
Q.レパートリーが少なくて毎回野菜入りのおかゆになってしまいます(8ヶ月)
A.食材に変化をつければOK。タンパク質食材を加えると◎
メニューが似ていても、食材が変わり、少しずつ新しい食材が取り入れられていればOKです。タンパク質の食材を加えると、味は大きく変わります。おかゆに納豆や鶏ひき肉など赤ちゃんの好きなタンパク質を入れてみたり、だし汁を加えたりしてみましょう。
7〜8ヶ月のころは、新しい食材にチャレンジしながら、2回食を定着させる時期。まだおっぱい・ミルクからも十分栄養をとれるので、食材の数や量にはあまりこだわらず、その子のペースで無理せずゆっくり進めましょう。(たまひよONLINE編集部)
■参考:『すぐわかる! 離乳食』(ベネッセコーポレーション 刊)より抜粋。情報は書籍掲載時のものです。
初回公開日 2018/10/10
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