日常生活で不可欠なスマホ。子どもの前での利用、意識的に控えてる?【リアルママボイス】
みなさん、子どもと一緒にいる時にスマホの利用を控えていますか?「たまひよ」アプリユーザーの声を聞くとともに、ベテラン保育士である田中由美子さんにアドバイスいただきました。
日常生活で不可欠な存在になっているだけに、悩ましいスマホの存在
最初にアンケート結果から紹介します。
Q:お子さんの前ではスマホの使用を控えたり、気をつけたりしていますか?
はい 53.8%
いいえ 45.3%
その他 0.9%
気をつけている人が半数以上ですね。それぞれの理由について聞いてみると…。
子どもの前でスマホの利用を控えているという人の声
「子どももスマホばかり見てしまうから」(ゆうちゃん)
「子どもが一度スマホを持つと離さなくなるから」(チョコアイス)
「少なくとも子どもたちがいる食事中は触らない」(なさあき)
「子どもにはデジタルばかりに慣れてほしくないので。家には本をたくさん置く予定です」(ふわ子)
「まだ小さいからかまってあげなきゃという気持ちと、スマホを舐めようとするので目の前ではあまり使わないようにしている」(ろんろん)
「2人で遊んでいる時はスマホに気を取られないで、一緒に遊ぶことを心がけています」(ayanapple08)
「ちゃんと目をあわせて、遊んだり絵本読んだり、抱っこしたりの時間も作るけど、昼間は(子どもと一緒に見られる)テレビがないので、スマホで動画を流しながら過ごしています。ただ、赤ちゃんには画面を見せないです。夜は画面の光が赤ちゃんのほうに行かないよう、視界に入らないようにも注意しています」(ゆる)
「子どもたちが寝る前は絶対に見ないようにしてます」(ロロ)
「とくに寝る前は、スマホの画面を見せると興奮したり疲れすぎたりするから気をつけている」(さーちゃん)
「スマホをいじられるのが嫌なので、隠れて操作している」(Luka)
「YouTubeで曲を流すことはありますが、視力が悪くなったりスマホに依存したりしないように、直接画面を見せるのは控えています」(おあいこ)
「スマホを手早く操作する幼児を街で見て、娘にはこうなってほしくないと思い、娘の前でスマホをいじるのは控えるようにしているが、つい休憩で触ってしまう」(さくら)
子どもの前でスマホの利用をとくに控えていないという人の声
「スマホが何なのかわかるようになったら、使用を控えたいけど難しそう」(ゆうちゃん)
「まだ子どもが小さいので、とくに意識してません」(ゆうちゃん)
「情報社会でスマホは今や必需品だから、とくにセーブまではしていないが、子どもから話しかけられると必ずそちらを優先している」(ぽんし)
「子どもの写真を撮ったり記録をつけたりするので、目の前でスマホは触ってしまう」(あーちゃん)
スマホを触らなければいけない時は子どもにきちんと説明するのも手
子どもの前でスマホを使うのは控えようと思っていても、スマホは今や生活に欠かせないツールですから難しいですね。今回は保育の専門家である田中由美子さんに、子どもといる時はできるだけスマホを使わずにすむ工夫や、どうしてもスマホを使う必要がある時の対応などについてお聞きしました。
「今の現代社会において、なくてはならないスマホですが、アンケートからも多くの親御さんが『子どもの前でスマホは控えたほうがいい』と思っていることがわかります。
ただ、『そんなことはわかっているけれど、なかなかやめられない』ものですよね。
子育ては喜びもある半面、不安や孤独も多く感じがち。
『自分の育児はこれでいいのか』と正解を探したり、誰かと比べて不安になったり、同じ思いの人を見つけて安心したり。
その一番身近なツールのスマホで触れたり見たりすると安心するし、自分だけの空間にいられる気がして、見始めると目の前に子どもがいても止まらなくなるのかもしれませんね。
ただ子どもは、びっくりするほど親の姿をよく見ていて『今、ママは自分の話を聞いていないな。見てくれていないな』と感じるもの。たとえ1、2歳の子どもでも、それはわかっています。
幼い時にふと持った感情が、『自分は大事にされていない』などのネガティブな概念として残ってしまうこともあるということを、頭の片隅に置いておいてほしいと思います。
そのため、みなさんの声にもあるように、できるだけお子さんと一緒の時はスマホを見るのは控えたほうがよく、『子どものお昼寝時間に見る』『子どもと遊んでいる時は、スマホの電源を切り、見ないようにする』など、ママのスマホの使い方を少し気にかけたほうがいいと思います。
スマホ使用が依存的になっている場合は、物理的に離れる工夫が必要でしょう。『スマホを別の部屋に置く』『しばらく電源を切る』などは、すぐにできる方法です。
でも、ママやパパも、ずっと我慢ばかりではストレスもたまります。
子どもと遊んでいる時に見たくなったら、こっそり隠れて見るのでなく、『時計の針がここになるまで、ママはスマホを見てお買い物するね』などと、ちゃんとお子さんに伝え、お子さんにも『その時間まで〇〇ちゃんは何して遊ぶ?』と一緒に考え、『時間になったら音(携帯音)がなるから、それまで楽しもうね!』などと遊び感覚を取り入れると、お子さんも『ママと遊んでいる』と感じられると思います。
また、お子さんがスマホを持つと離さなくなるという心配の声もあがっていましたね。
私も保育園で音楽をかけるためにスマホを使った際、2歳の子たちが指で操作してアニメを見ようとして驚きました。そこで、『スマホを触るのは大人。子どもはつつかないよ』という約束をしました。
このあたりはスマホのことに限らず、幼い頃から『していいこと・いけないこと』を大人がはっきりと伝えていく必要があります。
『三つ子の魂百まで』といわれるように、その子の人生の基盤は、この時期の大人の関わりが大きく影響します。
各ご家庭で『何はOKで、何はダメか』の軸を決めておくと、どうすればいいかを子ども自身で『見通し』が持てるようになり、情緒の安定に繋ります。
普段、何気なく使っているスマホをどう使うか。これを機にあらためて考えるのもいいですね」(田中由美子さん)
各家庭ごとに、「何はOKで、何はダメか」の軸を決めておき、それを親も子も守る。シンプルで大事なことですね。
(取材・文/橋本真理子、たまひよONLINE編集部)
田中由美子さん
PROFILE)
保育士・小規模保育園園長経験を持つ保育の専門家。保育園に勤務しながら、自宅で「子育てサロンひみつきち」を主宰。プレ保育やママの相談室を開き、子ども一人ひとりや親と丁寧に寄り添いながら、地域の保育の質を高める活動に尽力。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2025年9月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです。(有効回答数117人)
※記事の内容は2025年11月の情報であり、現在と異なる場合があります。


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