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自然あふれる田舎へ! 移住のメリット&デメリット

更新

arianarama/gettyimages

日本から遠くブラジルへと移住

6月18日は「海外移住の日」。
1908年(明治41年)、ブラジルへの第1回移民として158家族の781人を乗せた笠戸丸がブラジルのサントス港に到着したのがこの日です。それを記念日として、国際協力事業団移住事業部が1966年(昭和41年)に制定しました。
当時のブラジルは、アフリカ大陸からの奴隷によってコーヒー農園を経営していましたが、奴隷制度の禁止によって労働力が不足。
一方、戦争による賠償金を得られなかったことで資金不足となっていた日本。そこで、資金獲得のために働き口のあるブラジルへ移民を送ったそうです。
現在でも、約100万人以上の日系ブラジル人が住んでいるとされています。

移住した人、したい人

海外移住のような壮大な計画とまでいかなくても、「子どもを自然のある中で育てたい」「会社を辞めて田舎で農業をやりたい」などなど、国内の移住計画を考えている方がかなりいて、移住をサポートする自治体も増えています。
口コミサイト『ウィメンズパーク』でも、移住に関するスレがあがっています。


「沖縄が大好き! 子どもをのんびりと沖縄で育てたいと思っています」

「都会より田舎好きで、いつかは田舎に移住したいと考えています。不便なところには慣れていますし、子どもと自然がいっぱいな場所にすぐ出掛けられるし、外でDIYもしたい」

「移住を考えていますが、両親やママ友のすべてと離れてしまうので、助け合えるママ友が欲しい。受け入れてもらえるか、馴染めるか心配です」


移住には、夢も希望もある一方で、大きな不安もついてきます。
実際に移住されたママの声も聞いてみると。

「仕事をしないとまず知り合いやママ友は増えないです。女性の方が勤労意欲が高いので、暇な主婦はほぼいないです。都会のようにママ友とランチなんて優雅な時間はなくなりました」

「都会からの田舎、特に島への移住はキツイです。給与水準が違うので、低賃金当たり前。物価安いと思うのは地の物ぐらい。なんでもネットで買えるこのご時世でも送料が高い! 電化製品は、選択肢が少ないし安売りの競争がないのでたいして安くない」


田舎暮らしは物価が安いと思われがちですが、実際に住んでみると必要なものが都会よりも高いというケースも多々あるようです。

「子どもが小さい頃は、自然の多い住環境のよさが魅力的に見えますが、それがこの先ずっと続くわけではありません。子どもが成長していくにつれ、今度は都心への進路の問題などが見えきます」


子どもの進学の際、将来的に仕送りをして学校に行かせる選択肢も出てきそうです。その際の資金と給与のバランスも考慮しておかないとなりませんね。

移住のメリット&デメリット

『ウィメンズパーク』のママの声を見ていると、シビアな声もありますが、移住の大きなメリットはやはり、
“自然豊かな環境で子どもを育てられること”。
緑の多い田舎を駆け回り、川や海も子どもの世界を広げてくれます。空気の澄んだ中での暮らしは、心も身体も健康にしてくれます。都心部のように、夜通し遊べるような場所もあまりないので、子どもへの悪い誘惑も少なさそうです。

“家賃や土地が安い”
都心では購入できなかった庭付き一戸建ても夢ではありません。畑で野菜を育てたり、魚を釣ったり、ある程度の自給自足生活も楽しいものです。

ただ、デメリットもしっかり把握しておく必要があります。

“仕事がない・給与が低い”
仕事の選択肢が少なくなります。やりたい仕事がある人は厳しいかもしれません。都会生活より給与が低くなることが多いようです。

“人間関係によるストレス”
時に閉鎖的な地域だと、いつまでもよそ者として扱われたり、逆に田舎ならではの距離の近さからプライバシーの侵害にも感じ、ストレスを感じることもあるよう…。

実際に移住し、充実した生活を実現している声も多く、のんびりとした田舎への移住生活、憧れます。自分にとって、家族にとって、何を一番大切にしたいか、優先順位を整理してみると、この先の将来設計が見えてくるかもしれませんね。
個人的には、子どもが小さいうちに移住し、進学の頃に都会に戻り、定年になったらまた田舎生活で健康に生きる、というのが理想ですが、経済的なことも含めなかなか踏み切れないものです。
(文・井上裕紀子)

■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。

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