5児の父・つるの剛士さんが語る 子育ては夫婦が向き合うことが大切
2018年、理想のパパランキング1位に選ばれたつるの剛士さんに、子育てにおいて大切なことについてお話をお伺いしました。愛妻家ならではのお話をお伺いすることができました。
子どもは手をかけすぎない方がいい
ー5人のお子さまを育てて、それぞれのお子さまの違いを感じますか?
「今、長男が中3なんですけれど、思春期の子どもは本当によくわからない。でも、僕にもそんな時期があったのは覚えてます。僕の父親は銀行員たったんですけど、まさか自分の息子が芸能人になるなんて、思ってもいなかったと思いますよ。そう考えると、子どもは親が引いたレールから外れるのが当たり前なんです。
5人の子どもたちは当然だけどみんな違う。それ以前に自分の子どもだけれど自分の子どもではないというか…子どもは社会からの預かりもので、どのように育てて社会にお返しするかっていうスタンスくらいがちょうどいいと思っています。親ができることなんて、一生懸命頑張っている背中を見せるくらいしかないと思うんですよ。
最近農業もやっているんですけど、手間をかけすぎた野菜ってなぜか色も味もおいしくなくなっちゃう。風に吹かれて雨にうたれた野菜の方が強くておいしくて、守りすぎた野菜は弱くなる。子育てと農業はそのあたりが結構にてるんじゃないかな」
僕がいないときにも「パパ、お先にいだだきます」と言って食事してくれる
ー忙しいパパが子どもたちにできることってありますか?
「僕の父も忙しかったんですけれど、不思議と父と子の関係の思い出がたくさんあるんです。やっぱり時間ではなくて質が大切だと思います。『あの時こんなこと言ってくれたよなぁ』という記憶があるのが大きいですね。あとは家にお父さんがいなくても、いつも意識的な父親の存在があるっていうのは大切だと思います。うちでも、僕がいないときに奥さんと子どもたちだけでごはんを食べるときには、『パパ、お先にいただきます』って言ってくれているみたいです。そういうのはいいですよね。
ママたちに気をつけてほしいのは、子どもの前でパパの悪口を言っちゃ絶対ダメ! もちろん、パパがママの悪口をいうのもダメです。もし、うちの子がママのことを悪く言ったら、僕なら『パパの大好きな人に何言ってるんだ!』って叱ります」
子育てにいちばん大切なことは夫婦関係がうまくいっていること
ーつるのさんが子育てでいちばん大切にしていることは何ですか?
「子育てとか育児っていうと、つい子どもに向き合うことばかり考えてしまうけでど、夫婦2人でするものだから、究極を言うと夫婦関係がいちばん大事なんじゃないかな。だから、奥さんと向き合うことが育児につながると思います。
僕たちも第1子から第2子が生まれたころは言い合いもけんかもありましたよ。それを乗り越えて今がある。前は、奥さんがなぜイライラするのかわからなかった。でも、育児休暇をとったりして、だんだんと許すところと認め合うところが増えていって、子どもが5人いる今は、けんかはまったくしなくなりました。
―夫婦円満の秘訣はありますか?
円満の秘訣ですか? うーん…。お互いに干渉しすぎないことですね。それと、お互いに努力し続けること。うちの奥さんも努力しているんだと思うんです。そういう姿はすてきだなって思う。だから、ちょっとした変化を見つけたら『きれいだねー』ってきちんと言葉で表しています。よく子どもを産んだら、女性として魅力が減ったのではと思うママたちもいるみたいですが、僕は子どもを産んだ女性って大好きなんです(笑)若い女性よりもずっと魅力的だと思います」
インタビューの最後には、スマホの待受画面がお子さんではなく、奥さんとのツーショット写真だと聞いてスタッフ一同から感嘆の声が! その写真がこちら↓
奥さんを一番大切にすることが子どもたちを大切にすることにつながることを教えていただきました
(撮影/遠山加奈枝(たまひよの写真スタジオ) スタイリスト/佐藤 慶明 文・サトウヨシコ)
▼撮影したスタジオはココ
たまひよの写真スタジオ 豊洲店
天窓から光がふりそそぐかわいいトレーラーハウス型のスタジオ。内装はNYアトリエ風とクラシックヨーロッパの2つから選べます。東京メトロ有楽町線 「豊洲駅」7番出口より8分。ゆりかもめ(東京臨海新交通臨海線)「新豊洲駅」北口より3分。
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