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赤ちゃんの手足口病ってどんな病気? 治療法や対処法は?

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「手足口病」という言葉を聞いたことはありますか? 保育園や幼稚園などで乳幼児を中心に夏季に流行するこの病気、「食事や授乳を急に嫌がるようになった」「手のひらや足の裏に発疹のようなものがある」なら要注意! 手足口病がどのような病気なのか、治療法(ホームケア)について解説します。

手足口病ってどんな病気? どんな症状が起こる?

ウイルス感染により、手、足、口の中に発疹や水疱ができる病気です。感染から発症までは2日から7日程度かかります。生後6カ月ごろからかかりやすくなり、乳幼児を中心に夏季に流行します。

最初に症状が出るのはどこ?

手足口病にかかると、まず始めに口の中の粘膜や舌、歯肉、唇の内側などに口内炎ができます。食事や授乳を嫌がるのは、口の中が痛くて飲み込めないことが理由と考えられます。痛みや口内炎の程度には個人差があり、一時的に食欲が落ちたり、よだれが増えたりすることがあります。「いつもと比べて食欲がないな」と思ったら、まずは口の中をチェックしてみましょう。

口の中以外に症状が出る場所

口の中に発疹ができると同時か少し遅れて、手のひら、足の裏、指の腹にも水疱ができます。手や足の甲、ひじ、ひざ、おしりにも赤みのある盛り上がった発疹(丘疹・きゅうしん)が出ることがあります。薄いピンク色の発疹ができることもあります。熱は出たとしても37~38度程度で、1~2日で下がります。下痢や嘔吐を伴うこともあり、1週間から10日ほどで自然に治りますが、まれに髄膜炎や脳炎を起こすこともあります。

手足口病にかかってしまう原因と感染経路

手足口病はエンテロウイルス属のウイルスによって起こる病気ですが、1つのウイルスではなく複数のウイルスが原因となります。ウイルスの種類によって症状も少しずつ違っています。感染経路はくしゃみやせきなどによって飛び散ったウイルスが体に入る飛沫感染、飛び散ったウイルスが体や物に付着し、それを介して体に入る接触感染、便に排出されたウイルスが食べ物に混入し、それが口から入る経口感染です。保育園や幼稚園など乳幼児が集団生活する場所では、このウイルスに免疫のない子どもが多く、流行しやすくなる傾向があります。

手足口病の流行時期

毎年、6月~8月を中心に流行し、7月下旬ごろにピークを迎えることが多いようです。秋から冬にかけても多少の発生が見られます。数年に一度、大流行する傾向があります。

手足口病の治療法と対処法

手足口病は、口の中に水疱ができることから、おっぱい・ミルクを飲む量が減ったり、食欲がなくなったりしがち。そのため家でのケアが重要になります。

治療にかかる時間と家でのケア

口は3、4日、手足は7、8日ほどで自然に治りますが、一度は病院を受診して診断してもらうことが必要です。水疱や発疹のあとが残ることはありません。口の中の痛みから食事がとれなくなることもあるので、以下のことに注意しましょう。

・食事は酸味や塩分の少ないもの、豆腐やゼリーなどの、のどごしのいいものに
・食後に湯冷ましを与えて口の中を清潔に保つ
・水分がとりにくいこともあるので、こまめに水分補給を

大人にも感染する?

まれに大人にもうつることがあります。手足口病になった子どもの口からは1~2週間程度、便からは2~4週間程度ウイルスが排出されます。症状が改善したあとも、おむつ替え時の手洗いなどを念入りに行いましょう。

まとめ

保育園や幼稚園などで夏に流行することが多い手足口病。口の中が痛くて食事や水分をとるのがつらそうな赤ちゃんを見ているのは、つらい気持ちになりますね。大人にも感染するので、しっかり手洗いをして予防しましょう。
(文/ひよこクラブ編集部)

監修
横田俊一郎先生
横田小児科医院院長。東京大学医学部付属病院小児科、社会保険中央総合病院(東京都新宿区)小児科部長などを経て、1993年に開業。ありふれた病気、健康増進のための医学、子育て支援をテーマに勉強を続けていらっしゃいます。

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