【医師監修】赤ちゃんが発熱!体は温める?冷やす?お世話のギモンをQ&Aで解決!
「発熱」とは一般的に37.5度以上を言いますが、実際に赤ちゃんが熱を出すと、「これでいいのかな?」と迷いながらお世話をしていることはありませんか? そんなママの「気になること」を一問一答のQ&Aでスッキリ解決! 小児科医の山中龍宏先生にお答えいただきました。
【気がかり1】検温のしかた
Q 熱が出たとき、どれくらいの間隔で検温したらいい?
A 発熱時は、1日4回の検温が基本
熱が出ている間は、朝・昼・夕方・夜の1日4回、授乳や離乳食の前に体温を測るのが基本。熱が急激に変動している場合は、30分~1時間くらいの間隔で測るようにして。
【気がかり2】熱があるときの過ごし方
Q 発熱したら、ずっと寝かせておくべき?
A 元気なら寝かせておかなくても
症状が比較的軽い場合、赤ちゃんは動きたがります。元気があるなら、好きなようにさせてあげてOK。ただし、むやみに興奮することや、汗をかくような遊びは避けて。
【気がかり3】解熱薬について
Q 親の判断で解熱薬を使ってもOK?
A 医師の指示どおりに使って
解熱薬は、通常38.5度以上で使用することが多いですが、諸症状を考慮して、医師が処方するものです。自己判断せず、医師が指示した間隔や回数をきちんと守りましょう。
【気がかり4】体の温め方
Q 厚着して汗をさせたほうが熱は下がる?
A 熱が上がりきったら必要以上の厚着はNG
赤ちゃんは、体温を調節する機能が未発達なため、暖かくしすぎるとうまく汗をかけず、かえって体温が上がることがあります。熱の上がり始めは、寒がるので保温してあげますが、熱が上がりきってからは、必要以上に厚着をさせないで。
【気がかり5】赤ちゃんの平熱
Q 平熱がわかると発熱で受診したときに役立つってホント?
A 医師の的確な診断につながります
赤ちゃんの平熱をママが知っておくと、体調の変化を把握しやすく、診断にも役立ちます。体温は1日の中でも変化するので、朝・昼・晩の3回検温し、それぞれの時間の通常の平熱を知っておきましょう。
普段から赤ちゃんの体温を測る習慣をつくっておくと、平熱をつかむことができるだけでなく、赤ちゃんが検温にも慣れてくれそうですね。簡単に検温できる体温計なら、健康管理の習慣づけがスムーズにできるかもしれません。(文・ひよこクラブ編集部)
■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)
初回公開日 2018/07/16
育児中におススメのアプリ
アプリ「まいにちのたまひよ」
妊娠日数・生後日数に合わせて専門家のアドバイスを毎日お届け。同じ出産月のママ同士で情報交換したり、励ましあったりできる「ルーム」や、写真だけでは伝わらない”できごと”を簡単に記録できる「成長きろく」も大人気!
ダウンロード(無料)育児中におススメの本
最新! 初めての育児新百科 (ベネッセ・ムック たまひよブックス たまひよ新百科シリーズ)
大人気「新百科シリーズ」の「育児新百科」がリニューアル!
新生児から3歳まで、月齢別に毎日の赤ちゃんの成長の様子とママ&パパができることを徹底紹介。
毎日のお世話を基本からていねいに解説。
新生児期からのお世話も写真でよくわかる! 月齢別に、体・心の成長とかかわりかたを掲載。
ワンオペおふろの手順など、ママ・パパの「困った!」を具体的なテクで解決。
予防接種や乳幼児健診、事故・けがの予防と対策、病気の受診の目安などもわかりやすく紹介しています。
切り取って使える、「赤ちゃんの月齢別 発育・発達見通し表」つき。