絶対厳守!赤ちゃんに飲ませるミルク作りの鉄板ルール&NG6
赤ちゃんのミルクは、調乳のしかたなどに絶対注意したいポイントがあります。そのルールを破ると、赤ちゃんに負担がかかる危険があることを知っておきましょう! 健やかな成長を守るために、ミルク派ママも、混合派&母乳派のママもしっかりチェックしたいポイントについて、助産師の岡本登美子先生に聞きました。
赤ちゃんに飲ませるミルクのお約束とは?
粉ミルクを調乳するとき、保管するときに気をつけたい基本ルールは以下の6つ。これだけは守って!
【ルール1】水道水を使う。ミネラルウォーターはNG
水道水を沸騰させたお湯を使うのが基本。硬水のミネラルウォーターは赤ちゃんの体に負担をかけるので使わないで。
【ルール2】70~80度のお湯で溶かす
細菌やウイルスから守るために、沸騰したあと70~80度に冷ましたお湯を使って、粉ミルクを溶かします。
【ルール3】飲み残しは捨てる
飲み残したミルクは、冷蔵庫で保管していても、乳首を替えたとしても、雑菌が繁殖する可能性があります。必ず捨てて。
【ルール4】作り置きはNG
時間がたったミルクは、たとえ冷蔵庫で保管したとしても衛生面が心配。必ず、飲ませる直前に作りましょう。
【ルール5】濃さを勝手に変えない
必ず粉ミルクの容器に書かれている指定濃度を守って。濃かったり薄かったりすると、赤ちゃんの腎臓の負担になります。
【ルール6】缶は冷暗な場所に保管を
開封した粉ミルク缶は、高温多湿、直射日光を避けた場所で保管して。ただし、冷蔵庫や冷凍保存もNG。
「ミルクの濃度を濃くしたり、調乳にミネラルウォーターで作ったほうが成長しそう…」確かに、そんな気もする赤ちゃんのミルク。でも、“正しい手順で作った、できたてで適温のミルクを与える”のが正しい対応です。間違ったものを与えてしまうと、赤ちゃんに負担をかけてしまいます。赤ちゃんにかかわる大人は、きちんと把握しておきたいものですね。(文・ひよこクラブ編集部)
■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)