超基本!1歳~1歳6ヶ月ごろの離乳食[完了期]与える量・献立や調理のポイントは?

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1歳を過ぎると、食事だけでは補えない栄養をおやつでプラスしたり、遊び食べや好き嫌いなど、ママのお悩みも出始めるころ。おっぱい・ミルクとの栄養バランスや、与える量と回数、食材と献立をどうするかなど、この時期の離乳食の基礎知識について、管理栄養士の太田百合子先生に聞きました。
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おっぱい・ミルクとの栄養バランスは?
卒乳前は、離乳食(補食含む)75~90%、母乳とミルク10~25%のバランス。卒乳後は、離乳食(補食含む)100%になります。
1食の量や、1日に与える回数は?
主食+主菜+副菜を合わせて、子ども用茶碗1杯弱から1杯強くらい。生活リズムを整え、朝昼夜の3回と1日1~2回のおやつを与えるようになります。
食材や献立はどうする?進め方のコツは?
主食+主菜+副菜(汁もの)が基本。炭水化物、ビタミン類、タンパク質をバランスよく献立に取り入れて。味や食感、香りに変化をつけるなどして、レシピの幅を広げられます。
調理方法の注意点は?
刺激物やかたすぎるもの、生ものなどはNGですが、薄味でやわらかいものなら、大人の食事から取り分けて食べられるようになります。大人と赤ちゃんの食事を一緒に薄味に作り、あとから大人の分を取り分けて味つけをする”取り分け離乳食”を試してみても。
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赤ちゃんが落ち着いて食べられるように、椅子やテーブルの高さをチェックしたり、おもちゃを片づけるなど、食べる環境をつくることも、この時期の大切なポイント。家族でテーブルを囲んで楽しく一緒に食べる経験もたくさんできるといいですね。(文・ひよこクラブ編集部)
■監修/太田百合子先生(管理栄養士)
東京・こどもの城で長きにわたり乳幼児の栄養指導を行う。現在は大学や専門学校の非常勤講師のほか、講演会などでも活躍。東京都小児保健協会理事、日本小児保健協会栄養委員、日本小児医療保健協議会栄養委員、日本食育学会代議員。専門は離乳食、幼児食、子どもの肥満など。
■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)
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