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アレルギーの病気 【0~1歳】 赤ちゃんがかかりやすい病気の話

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yu-ji/gettyimages

アレルギーは遺伝的な影響もありますが、生まれてからの環境も影響します。
アレルゲンを見つけて排除することが治療になります。治療により症状を落ち着かせてアレルギーを起こしにくい状態を保つことが大切です。

食物アレルギー(しょくもつあれるぎー)

*かかりやすい時期・季節/3カ月~・通年
*主な症状/じんましん、嘔吐、下痢、湿疹の悪化

食物アレルギー こんな病状

★特定の食品を摂取することで症状が出ます
 特定の食物を食べたときに起こるアレルギーです。食物を口にして間もなく唇や舌、のどなどがかゆくなったり、かゆみのある湿疹(しっしん)やじんましんなどの皮膚のトラブルなどがよく見られます。また嘔吐や下痢、血便などの消化器症状が出たり、クループ症候群となりゼーゼーと呼吸音がするなど呼吸器に症状が出ることも。
 重症の場合、じんましんが広範囲に見られ、気道の浮腫(ふしゅ)で呼吸困難になったり、血圧が低下してショック状態(アナフィラキシーショック)を起こすこともあります。

食物アレルギー 治療とホームケア

★医師の指導で原因物質の摂取について検討します
 じんましんが見られる場合は、抗ヒスタミン薬で治療します。ただし、食物アレルギーを起こさないためには、原因となる食物を正しく特定し、除去することがいちばんです。アレルゲンの特定は、症状で考え、血液検査で確認します。また、アレルゲンの食品を除く除去食療法は、必ず医師の指導のもとで行うようにします。

アトピー性皮膚炎(あとぴーせいひふえん)

*かかりやすい時期・季節/1カ月~・通年
*主な症状/強いかゆみ、湿疹

アトピー性皮膚炎 こんな病状

★かゆみの強い湿疹が2カ月以上続きます
 慢性的に繰り返すかゆみの強い湿疹で、家族やそのまわりにアレルギー体質の人がいる、皮膚が敏感、乾燥や摩擦による皮膚のバリアー機能の低下などの素因があるとなりやすくなります。これらの素因にアレルギーを引き起こす物質、汗やよごれなどの刺激が加わると発症します。
 湿疹は体のほぼ左右対称の位置に出て、症状は2カ月以上続きます。症状が重くなると、ジュクジュクしたりかさぶたができますが、慢性化すると湿疹部分が厚く、色素沈着をきたし、乾燥してカサカサになることが多くなります。触るとザラザラした感触になります。湿疹ができやすい部位は、首のまわり、ひじやひざの内側など関節を曲げる部位や耳たぶの裏側などです。

アトピー性皮膚炎 治療とホームケア

★ステロイド入り塗り薬で根気よく治療します
 原因となる物質を取り除きますが、食事制限は必ず医師の指導のもとで行います。治療はステロイド薬入り塗り薬を使用します。炎症が落ち着いたあとは、スキンケアを続けます。自己判断で薬をやめてしまうと症状を悪化させることがあるので、医師の指示に従い、根気よく治療していきましょう。

その他のアレルギーの症状

気管支ぜんそく

 ダニやハウスダストなどで気管支がアレルギー反応を起こします。気管支が狭くなるために息をするとゼーゼー、ヒューヒューと音がします。症状が進むと肩を上下させながら呼吸し、寝ているのもつらくなります。発作が軽いうちに気管支拡張薬を服用・吸入して悪化させないことが大切です。自宅でも吸入が必要な場合は主治医に相談しましょう。

アレルギー性鼻炎

 ハウスダスト、ダニ、スギ花粉、動物のふけ、カビなどに反応して、連続してくしゃみが出る、水っぽい鼻水が流れる、鼻詰まりが続くなどの症状が出ます。鼻が詰まると呼吸が苦しくなり熟睡できず、不機嫌になります。対症療法として飲み薬を服用し、抗アレルギー薬入り点鼻薬を使います。アレルゲンを遠ざけ、掃除や換気をこまめにしましょう。

アレルギー性結膜炎

 花粉やダニ、カビ、ハウスダストなどへのアレルギー反応によって、結膜に炎症が起こります。目のかゆみ、充血、目やに、涙が出るなどの症状が見られます。目の症状と同時にアレルギー性鼻炎の症状が見られることも。治療には抗アレルギー薬入り点眼薬を使います。目やにが出る場合は、細菌感染を予防するために抗菌薬入り点眼薬を使うことも。


監修:松井潔 先生
神奈川県立こども医療センター 総合診療科部長
1986年愛媛大学医学部卒業後、神奈川県立こども医療センターに勤務。2005年より現職。専門各科と連携しながら、総合診療科で治療に努めていらっしゃいます。

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