【医師監修】予防接種の受け方(予防接種を受ける前から接種当日までにすること) 【0~1歳】 赤ちゃんの予防接種のスケジュール

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目次
どんなふうに予防接種を受けるのか、予防接種を受ける前から接種当日までの流れを確認しておきましょう。
【記事監修】
神奈川県立こども医療センター 総合診療科部長
Profile
2005年より現職。専門各科と連携しながら、総合診療科で治療に努めていらっしゃいます。
赤ちゃんの予防接種・接種前日までにしておくこと
1.ガイドブックを読む
「予防接種と子どもの健康」をよく読み、予防接種の意味や接種の時期、副反応などについて確認しておきます。ガイドブックがない場合は市区町村や保健所に問い合わせて。
2.情報を集める
自治体によって、接種のお知らせが郵送される場合と広報紙に掲載される場合があります。個別接種はかかりつけ医に相談しましょう。
赤ちゃんの予防接種・接種当日にすること
1.体調を確認する
機嫌、食欲、うんちなど赤ちゃんの様子を観察し、体温を測ります。37.5度以上あるときは受けられないので接種を見合わせましょう。
2.食事は30分前に済ませる
ロタウイルスは接種直後に吐くとやり直しになることも。少なくとも30分前には済ませておきましょう。
3.余裕を持って出かける
途中で赤ちゃんがグズッたり、うんちをすることも。
遅刻しないように、時間には余裕を持って。
赤ちゃんの予防接種・接種会場(医療機関)での流れ
※接種会場や医療機関によって多少違いはあります。
【1】受付
個別接種の場合は、病院の受付で予診票と母子健康手帳を提出。集団接種の場合は受付で番号札を受け取ります。
【2】検温
赤ちゃんの体温を測ります。終わったら、診察を受けやすいように衣類のボタンをはずすなど準備をします。
【3】問診・診察
予診票をもとに医師または保健師から問診を受けます。医師の診察を受け、予防接種を受けても大丈夫かを判断してもらいます。
【4】医師と保護者のサイン
接種が可能となったら、医師が予診票にサインし、保護者もサインします。
【5】接種
接種する部位を決めて接種。赤ちゃんが動かないようにしっかり頭や体を押さえます。
【6】30分間待機
呼吸困難などの重大な副反応は、接種後30分以内に起こることがほとんど。そのため接種後30分は接種した場所で待機します。
赤ちゃんの要望接種・接種後注意すること
まっすぐ帰宅する
接種後は長時間の買い物など、赤ちゃんの負担になることは避けて。赤ちゃんが体調を崩したとき、疲れなのか副反応なのか判断がつかなくなります。
接種後の注意書を読む
副反応が起こることもあるので、帰宅後はガイドブックなどを読んで、接種後の注意点について確認します。
飲食は30分たってから
接種後すぐに飲食して吐いた場合、それが副反応の症状かどうかの判断がつきにくくなります。飲食は30分程度の時間をおいてからにしましょう。
静かに過ごす
とくに制限する必要はありませんが、できれば体を大きく動かす遊びは避け、おうちで安静に過ごすのが基本です。
当日のおふろはOK
発熱など赤ちゃんの体調に変化がなければ、接種当日に入浴してもOK。体を洗うときは接種部分を強くこすらないように注意。長湯は避けましょう。
初回公開日 2017/8/1
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