シーン別でよくわかる!! 9ケ月ごろからのイヤイヤMAXのときのかわしワザ!
赤ちゃんのイヤイヤに困り果てているママ・パパ。イヤイヤを乗りきるには、赤ちゃんの心に響くかわしワザがあるのをご存じですか? 子どもの心理に詳しい竹内エリカ先生に、イヤイヤ期を乗りきるかわしワザを教えてもらいました。
よくある3つのシーン別★赤ちゃんのイヤイヤかわしワザ
9ケ月ごろからの赤ちゃんがイヤイヤすることが多い、食事、着替え、外遊びのシーン別にかわしワザを紹介。カンタンにできるから、困ったときはぜひマネしてみて!
scene1 食べるのがイヤ!
食べたくないと離乳食をベーッと口から出したり、口を開かなかったりして顔を背けることも。また、嫌いなものが出ると、大泣きして拒否する子もいます。
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かわしワザはコレ!
楽しい雰囲気で気分転換を
「今は食べたくないね」と赤ちゃんの気持ちに寄り添いながら、楽しい雰囲気の中で気分転換を。嫌がって食べないときは無理せずに、椅子から下して遊ばせて、気持ちが切り替わったら再び食べさせ始めましょう。
嫌いなものはママ・パパが食べている様子を見せながら、少し大げさに「おいし~」とアピールすると、マネして食べるようになる子もいます。
scene2 着替えがイヤ!
自由に動けないためにイヤイヤする子が多数。1歳代後半ごろになると「自分で着たいのに、ママに着せられた~」「好きではない服を着せられた~」などの原因でイヤイヤすることも。
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かわしワザはコレ!
赤ちゃんの気持ちに同意して代弁する
自由に動けなくてイヤイヤしているときは、「早く遊びたいね」と赤ちゃんの気持ちに寄り添う言葉をかけながら、手早く着替えさせましょう。効果がないときは、音の出るおもちゃなどを持たせて気をそらして。
「好きでない服を着せられた~」と怒っているときは、2種類ぐらい服を用意して「どっちにする?」と選ばせるといいでしょう。そうすることで「ママ・パパは理解してくれた!」とわかり、自分の感情を大切にするようになります。
scene3 外遊びから帰るのがイヤ!
夢中で遊んでいるときに、いきなり「帰るよ!」と中断されると、子どもは気持ちの切り替えができずにイヤイヤすることが。無理に帰ろうとすると、地面にひっくり返って泣き叫ぶなど、悪循環になりがちに。
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かわしワザはコレ!
激しく泣いていたらスキンシップで乗り切って
イヤイヤマックス状態のときは、しかったり、無理に抱っこしたりして帰ろうとするのは逆効果! まずは抱っこするなどしてスキンシップを図り、興奮を静めることが第一です。
少し落ち着いたら「あっちにワンワンいるかな?」「おうちですべり台しようか?」など、楽しい提案をしながら、手をつないだりして帰り道のほうに歩きましょう。
“赤ちゃんのイヤイヤかわしワザ”参考になりましたか? どんなイヤイヤ場面も、基本の対応は赤ちゃんの気持ちに寄り添い、気分転換を図ること。赤ちゃんの気持ちを無視して、ママ・パパのペースで進めたり、しかったりするのは逆効果なんですね! かわしワザをマスターすれば、イヤイヤ期がラクに乗りきれるはず。(取材・文/麻生珠恵・ひよこクラブ編集部)
参考/ひよこクラブ2017年10月号「9カ月からのイヤイヤ期がやってきた! ママがイライラしないかわしワザ30」より