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【医師監修】”おへその様子が変!” 赤ちゃんのおへそが気になるとき、考えられる病気を小児科医が解説

プラスチックへそクランプを持つ新生児
※写真はイメージです。
Michael Nesterov/gettyimages

「泣くとおへそが出っ張る?」
「赤く腫れてる?」
赤ちゃんのおへその気がかりは、消毒したり、薬を使うことで自然に治ることが多いですが、まれに手術が必要なケースもあります。赤ちゃんのおへそに発症することがある2つの病気について、小児科医の山中龍宏先生に聞きました。

いきむたびにおへそが出っ張る【臍ヘルニア】

「臍(さい)ヘルニア」は、腸の一部が皮膚に覆われたまま、おへそに飛び出す病気、いわゆる「でべそ」です。
腹筋が未発達な赤ちゃんが、泣いたりいきんだりしておなかに力が入るたびに、腹筋のすき間から腸の一部が腹膜とともに飛び出すために起こります。腹直筋(ふくちょくきん)の発達に伴って、自然に治ることも多いのですが、4~5歳を過ぎても治らないとき、見た目が気になるときは手術をすることもあります。
以前は、硬貨をおへそにあてたり、ばんそうこうをはるなどするといいと言われたこともありましたが、効果はありません。最近では綿球をあてる方法を行う医療機関もありますが、方針によって異なります。

おへそが赤くなったり出血したりする 【臍炎・臍肉芽腫】

へその緒に細菌が感染し、おへそとそのまわりが赤く腫れる病気が「臍炎(さいえん)」です。おへそがジュクジュクし、膿(うみ)や出血が見られることもあり、触ると痛がります。悪化すると炎症がおなかの中に広がったり、細菌が全身に回ってしまうこともあります。

一方、へその緒が取れるときに、一部の組織が残ってしまったのが原因で、おへその中心部に肉のかたまりが盛り上がるのが、「臍肉芽腫(さいにくげしゅ)」です。大きさは、米粒の半分くらいから大豆サイズまでさまざまで、ジュクジュクし、分泌液が増えて出血することがあります。

臍炎はおへその消毒をするのが基本ですが、重症の場合は内服薬を服用したり、抗菌薬の塗り薬を塗ったり、膿を出す処置を行うこともあります。臍肉芽腫は消毒して滅菌ガーゼで覆っておけば、ほとんどは治ります。

「消毒をしておけば大丈夫…かな?」
「しばらく様子を見ようかな?」
と迷うなら、小児科医に相談するのが安心です。痛がる様子などがあれば、すぐに受診しましょう。(文・ひよこクラブ編集部)

■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)

監修/【小児科医】山中龍宏 先生

初回公開日 2018/09/16

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