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フリージング離乳食を雑菌から守る!安全&おいしく食べさせるための6箇条

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belchonock/gettyimages

離乳食は、大人の食事と違って少量で、小さく刻んだり、すりつぶしたり、薄味にしたりと、ひと手間もふた手間もかかるもの。毎食いちから作るのは本当に大変です。そこでおすすめなのが、フリージング離乳食! 

まとめて作って冷凍しておいて、食事の時間になったら電子レンジなどで解凍。ラクに献立ができちゃうんです。ただ、まだ抵抗力の弱い赤ちゃんのためのフリージング(冷凍保存)には、注意ポイントも。安心して食べさせられるおいしいフリージング離乳食の基本を、管理栄養士で保育園での勤務経験もある中村美穂先生に聞きました。

下ごしらえとフリージングのポイント

「フリージングをしても、味や食感などはだんだんと劣化するもの。下ごしらえとフリージングのポイントを守った上で、1~2週間で食べきるようにしましょう」(中村先生・以下同)

【1】食材は新鮮なうちに下ごしらえする

「準備した食材はできるだけ早く、清潔な調理道具で下ごしらえをして冷凍しましょう。食材はすべて、赤ちゃんの月齢に合ったやわらかさに調理し、ほうれん草のアク抜きやトマトの皮や種の除去、しらす干しの塩抜きなど食材に合った下ごしらえをして、赤ちゃんが食べやすい状態にしておきます」

【2】食材を空気に触れさせない

「食材は、空気に触れると酸化が進んで風味がダウンします。冷凍保存袋に食材を入れたら、手のひらで空気をしっかり押し出して密封。その状態でほぐしておけば、冷凍しても取り出しやすい状態を保てます」

【3】冷凍速度を速める

「冷凍に時間がかかると、風味や食感が悪くなりがちです。金属製トレーなどに置いて凍らせると、冷凍速度をアップできます。
また、食材はよく冷ましてから、小分け保存容器やラップなどで1回に使う量を保存するのがおすすめ。まとまった量だと、冷凍するときにも、食べるために解凍するときも時間がかかります」

解凍調理のコツ

「フリージングした離乳食を食べさせるときには、必ず一度再加熱してしっかり殺菌することが大切。雑菌の増殖などを防ぐため、室温や冷蔵庫での自然解凍はNGです」

【4】電子レンジは加熱しすぎに注意

「フリージングした食材は耐熱容器に入れて加熱します。ラップをかけた場合は、加熱しすぎによる破裂に注意。ラップはぴっちり留めず、ふんわりと容器にのせるようなイメージでかけましょう。
食材がパサパサしたり、かたくなったりしないように、加熱は様子を見ながら少しずつ。電子レンジでの解凍は水分が奪われやすいので、途中で水分をたしても」

【5】フライパンや小鍋で直火の場合は弱火スタート

「1回に使う量が多い場合は、フライパンや小鍋での直火調理のほうが、電子レンジより速く解凍できることも。
食材が解凍する前に焦げないように、水を加えて弱火で加熱スタート。水分が蒸発しても解凍がまだのようなら、また水をたします。加熱がいきわたるように、フライパンをゆすったり、食材を裏返したりと調節しましょう」

【6】解凍はフリージングストック1種類ずつ

「冷凍した複数の異なるフリージングストックを、一気に解凍することは可能です。ただ、食材ごとに加熱したほうが適度な時間でムラなく解凍できます。しっかり再加熱するためにも、フリージングストックごとに解凍したほうがいいでしょう」

毎回の離乳食づくりの負担を軽くしてくれる、離乳食へのフリージングテクの活用。まとめて作っておけば、毎食の献立作りがとってもラクチン。最初は、おかゆやだし汁、野菜スープといった主食とスープ類から始めてみても。基本をしっかり押さえて、安心できておいしい離乳食を赤ちゃんに食べさせてあげましょう。(取材・文/ひよこクラブ編集部)

■監修/中村美穂先生

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