【管理栄養士監修】これでもう失敗しない!“フリージング離乳食” の基礎知識
リモートワークが定着し、家庭では大人の食事を作る機会が増えている昨今ですが、時短できることはなるべく時短したいもの! そこで、一度に少量しか使わない、食べさせない離乳食では、下ごしらえした食材や、調理済みのおかゆなどを冷凍保存しておくと便利です。
名づけて「フリージング離乳食」。離乳食を作るたびに、少量の食材をすりつぶしたり、こまかく刻んだりする必要がなく、そのときに使う分だけを冷凍庫から取り出して、電子レンジなどで温めれば、すぐに赤ちゃんに食べさせられます。
下ごしらえ済みや調理済みの離乳食をフリージングする際の「冷凍保存と解凍調理の基本」を管理栄養士の中村美穂先生に聞きました。
冷凍保存をするときのルール
冷凍するものは、下ごしらえや調理が済んだら製氷皿に入れて凍ったら冷凍用保存袋に入れるか、保存容器に入れてふたをするなど、乾燥やにおい移りを防ぐ工夫をするのが基本です。
新鮮なうちに調理&保存を
用意した食材は、衛生的な調理道具を使い、新鮮なうちに調理をします。なるべく短時間で冷まして冷凍することで、安全性とおいしさが保てます。
使用後の調理道具はていねいに洗い、しっかり乾かして。生肉・生魚を切った包丁とまな板は、熱湯をかけるなどして消毒をしましょう。
1回量に小分けして
1回量ごとに小分けして冷凍をします。一度解凍したものを再冷凍するのは衛生的にNGのため、小分けしてないと、無駄になってしまうことがあります。
小分けする容器は保存する食材の水分量や量に合わせて選ぶ
保存容器などに離乳食を1回分ずつの量に分けて冷凍します。保存するものの水分量や量に合わせて容器を選びましょう。製氷皿やシリコーンカップを使う際は、凍ったら型からはずして冷凍保存袋に入れます。袋に料理名と調理日を記入すると便利です
素早く冷凍するのがポイント
冷凍速度を上げることで、風味や食感を保つことができます。熱が伝わりやすい金属トレー等などに置いて凍らせる方法がおすすめです。
ラップに包んで冷凍したい場合
ラップで保存するときは、写真のように中身を薄く平らにして、空気が入らないように、手で軽く空気を押し出してから包みましょう。こうすることで冷凍・解凍の時間を短縮できます。
汁けがあるものは、容器の半量が目安
汁けがあるものを冷凍するときは、容器の半分の量を目安に。多すぎると、電子レンジで解凍するときに吹きこぼれてしまう恐れがあるためです。
電子レンジで解凍調理するときのコツ
冷凍保存した食材を電子レンジで加熱する際は、中までしっかり加熱できるようにしましょう。
空気の通り道を作って、加熱調理を
冷凍保存したものを電子レンジで加熱するときは、耐熱容器に入れ、ラップをふんわりとかけるのが基本。密閉すると加熱時にラップが破裂することがあるので、空気の通り道を作って。
また、ラップに包んで冷凍したものを、そのまま電子レンジで加熱するときは、耐熱皿にのせてラップを少し開いておきます。
電子レンジでの加熱は、加熱むらが起きやすいので、加熱後はよく混ぜてから、食材の温度の確認をします。冷たい部分があったら、10秒ずつ再加熱して様子を見ましょう。
監修/中村美穂先生 取材・文/ひよこクラブ編集部
フリージング離乳食の「冷凍保存と解凍調理の基本」はおさらいできましたでしょうか。食材がいたみやすい夏の季節はとくに、冷凍保存できるフリージング離乳食を活用して上手に乗りきりたいものです。
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参考/『ひよこクラブ』2021年7・8月合併号 別冊付録「フリージングストックで乗りきる カレンダー式離乳食 365日のレシピBOOK」