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赤ちゃんの便秘、「月齢で変わる原因」と「解消法」を知っておこう

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人の腸の機能が出来上がるのは、生後2歳ごろといわれています。それまでは、赤ちゃんの1日の排便の回数は減ったり増えたりします。赤ちゃんが便秘かどうかの正しい見分け方と、便秘になったときの解消法、そして受診する際に知っておきたいことなどをまとめて解説します。

月齢別・便秘の主な原因(1~4ヶ月、5〜8ヶ月、9ヶ月〜1歳)

赤ちゃんの便秘の原因は、主におっぱい・ミルク、水分の不足や食物繊維不足などで便がかたくて出にくい場合と、ガス腹(お腹の中にガスがたまった状態)になっていきむ力が弱くて出にくい場合があります。ただし、ウンチの回数やかたさは個人差があり、成長とともに変化もします。

生後1~4ヶ月の赤ちゃんの便秘

この時期の赤ちゃんのウンチは、水のように緩く、1回の量は少なめです。回数は個人差が大きく1日1回の子もいれば8回の子もいます。ミルクの赤ちゃんは、母乳の場合よりも回数が少なめの傾向があります。

このころの便秘は、腸の発達の影響や、授乳回数が減っていくことに伴う場合が多くみられます。とくに生後2〜3ヶ月ごろになると、急にウンチが出なくなることがあります。これは消化器官の働きが高まって、腸から体に水分が吸収されやすくなるためで、とくに母乳の場合に多くみられます。
また、ミルクや母乳の量がたりないと、腸に十分な水分が供給されず、便秘になる場合もあります。

生後5〜8ヶ月の赤ちゃんの便秘

生後5ヶ月ごろに離乳食がスタートすると、ミルクや母乳から摂取していた水分量が減ります。ウンチは少しずつ大人と同じような形状に近づいていきますが、状態や回数はコロコロ変わりがちです。
消化機能がまだ未熟なうえ、母乳やミルク以外のものを初めて消化することもあり、便秘がちになる場合があります。便秘でウンチが太くかたくなり、肛門が切れてしまう赤ちゃんも増えます。

生後9ヶ月〜1歳の赤ちゃんの便秘

離乳食後期から完了期になると、消化能力も高まってウンチはさらに大人に近づきます。ウンチの量や回数もその子なりにだんだんと定まり、1日1〜2回程度に落ち着いてくる子が多いです。

この頃には食物繊維の多いものを食べるとお通じがよくなるなど、大人と同じような効果も表れてきます。
その一方で、食べる量や内容によってお腹の調子が変わりやすい子もまだ少なくなく、とくに1歳近くなると、日中の遊び方や睡眠リズムなども便通に影響があるなど、食べ物だけでは判断しにくい場合も出てきます。食事量、水分量とともに生活サイクルも含めて整えていきたい時期です。

この頃は便秘のかたいウンチで肛門が切れたり、肛門が拡張してイボのようなヒダができたりすることがあります。ヒダは成長すると自然になくなることがほとんどですが、ヒダの間に汚れたまりやすいのでぬるま湯などで洗い流して清潔にしておくことが大切です。

これって便秘? そう思ったときの確認ポイント

排便の回数は赤ちゃんによって個人差が大きく、2〜3日出ないからといって必ずしも便秘とは限りません。便秘かもしれないと感じたら、まずは以下の点を確認しましょう。

何日くらいウンチが出ていないか、かたさはどうかをチェック

排便がつらそうなほどウンチがかたくなっていないかなどを観察します。排便が3日に1回でも、スムーズに出るのならその子のリズムと考えていいでしょう。
日ごろから赤ちゃんのお世話の記録ノートやアプリなどで、排便の回数やかたさを記録しておくと比較しやすく便利です。

ウンチのときに痛がったり苦しそうにしていないかを観察

排便のペースには個人差があるので、何日出ていないかよりも、ウンチを出すときに顔をこわばらせていないか、いきんでも出なくて苦しそうにしていないか、 肛門が切れていないか、お腹が張ってつらそうでないか、などのほうが重要です。
赤ちゃんはもともとぽっこりお腹ですが、横から見て胸よりお腹が高かったり、おへそが出ていたら、お腹が張っている状態です。軽くたたくとポンポンと音がします。

機嫌や食欲はあるか観察

ウンチが出ていなくても、赤ちゃんの機嫌がよくてよく手足を動かし、食欲もあるなら安心です。そのまま様子を見ていてよいでしょう。

体重が減っていないかを確認

ウンチがなかなか出なかったりお腹が張っていると、食欲がなくなります。そのために栄養がとれずに体重が減ってしまうことがあります。体重を量ってみて、順調に増えているなら心配ありません。

《赤ちゃんのこれって便秘? チェック項目まとめ》
■ 何日くらいウンチが出ていないか、かたさはどうかをチェック
■ ウンチのときに痛がったり苦しそうにしていないかを観察
■ 機嫌や食欲などを観察
■ 体重が減っていないかを確認

受診したほうがいい便秘の目安

普段より多少便の回数が減っていても、赤ちゃんの機嫌がよく、食欲もあれば様子を見て大丈夫です。ただし、一般的ではありませんが慢性的な便秘の原因には、肛門や腸、神経などに何らかのトラブルがあるケースもあります。以下のような場合は小児科を受診しましょう。

・生後1ヶ月前後で授乳すると吐く
・1週間以上の便秘が何度も起こる
・いきんでいるのに、排便できずに苦しそう
・ウンチをするのを嫌がって泣く
・お腹が張って、苦しそうにうなっている
・ウンチがかたくて肛門が切れて出血した

先生に伝えたいポイント

受診の際には授乳や水分補給の量と回数、離乳食や食事の内容などに加え、以下のことを先生に伝えるようにしましょう。

・ウンチの回数とかたさ
・おならが頻繁に出ているか
・ウンチの写真を撮れる場合は、写真を見せる
・げっぷは上手に出せているか
・最後のウンチの状態はどうだったか
・機嫌の善しあしや食欲はあるか

病院での治療 浣腸や薬は続けると癖になるはウソ? ホント?

病院では、まずおっぱいやミルクが不足していないかの確認や食事内容を見直し、水分補給やマッサージなどのホームケアを優先します。赤ちゃんが苦しがっているときや、ホームケアで改善されないときなど、赤ちゃんの状態に合わせてグリセリン浣腸を行ったり薬を処方することがあります。

薬は「カマ(酸化マグネシウム)」、「テレミンソフト(ビサコジル)」、ラキソベロン液 (ピコスルファートナトリウム)」などが一般的です。いずれも腸の働きを活発にさせたり、腸内の水分を増やして便をやわらかくして排便を促します。
グリセリン浣腸は、薬剤を肛門に入れて使います。直腸内に直接薬剤を入れて刺激することで排便を促します。即効性があり頑固な便秘に使われます。

ほとんどの便秘改善薬は、それを使うことで習慣化することはありません。使い続けて問題はないでしょう。
浣腸を頻繁に行うことを心配するママもいますが、浣腸には便を溜めないようにして腸管の拡張を戻すという大事な役目があります。症状によっては継続して浣腸を行ったほうがいい場合もあります。
ただし、医師の診断を受けることが大切ですので、ドラッグストアなどで市販されている子ども用の浣腸剤を自己判断で使うことは避けましょう。

ドクターが教える! 便秘によい「水分補給・離乳食&食事・マッサージ・綿棒浣腸」テク

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便は直腸にたまって時間がたつとかたくなります。かたいウンチをするときは肛門が痛くなるので、赤ちゃんでもウンチを我慢してしまい、ますます便秘になってしまいます。出にくくなったとき、何もせずに放っておくことがいちばんいけません。下記を参考にホームケアをしてあげましょう。

【水分補給】こまめに水分を与えてウンチをやわらかくします

水分不足で便秘になるケースは少なくありません。とくに夏場は汗で水分が失われ、ウンチがかたくなりやすくなります。おっぱいやミルクを十分に飲んでいるかチェックしましょう。たりていないようなら、湯冷ましなどで水分をこまめに与えます。たりている場合もこまめに水分補給をして、赤ちゃんのウンチをやわらかくしましょう。

母乳は授乳量がわからないので、赤ちゃんの体重をこまめにチェックすることが大切です。体重がなかなか増えない場合は、かかりつけの小児科医に1回の授乳量を調べてもらい、対処法を相談するのがおすすめです。
また、お母さんの食事内容も影響するといわれています。魚だけ、野菜だけなど、何かに偏った食事をせずにバランスのよい食事を心がけましょう。水分もしっかりとることが大切です。

離乳食が進むと母乳やミルクの量が減ってくるため、水分が不足気味になって便秘を招くことがあります。麦茶や湯冷ましなど離乳食に影響の出ないカロリーの低い飲み物で水分を補給しましょう。

【離乳食&食事】意識して食物繊維を加えましょう

食物繊維が多い食生活を心がけます。離乳食や食事では、さつまいもやりんご、野菜など、食物繊維の多いものをメニューに加えます。ウンチの様子を見ながら加減するとよいでしょう。

なお、離乳食初期はお腹を食べ物に慣らすとともに、食べ方を覚える大事な時期です。便秘がちになっても離乳食を中断したりせずに進めましょう。不足しがちな水分は湯冷ましなどを与えて補います。

【マッサージ】「の」の字で腸を刺激します

朝起きたときやおふろ上がりに、おへそのあたりに手のひらをあてて、「の」の字を書くように赤ちゃんのお腹をマッサージしましょう。お腹が少しへこむくらいの力でマッサージするのがポイントです。腸が刺激されてウンチやおならが出やすくなります。

【綿棒浣腸】綿棒を2㎝ほど入れて回す、がコツ

0歳代であれば綿棒浣腸をしてみましょう。まず、綿棒を入れるときの目安となるように、綿棒の先から2㎝くらいのところに印をつけます。綿棒の先にベビーオイルをつけ、2cmほど肛門に入れて浣腸をします。入れたら肛門を広げるように、やさしく綿棒をぐるっと回すのがコツです。綿棒を入れすぎないように注意しましょう。

ウンチが肛門から顔を出したら、おしりふきで便をふき取るようにしながら肛門を軽く刺激すると、より出やすくなります。しばらくやっても出ないときは、少し時間を置いてやってみてもいいでしょう。

【便秘予防】日ごろから軽い運動を取り入れて

ウンチを出すためというより、便秘にならないようにする予防として、月齢に応じて、抱っこする、座る、歩くなど、動作を変えて腸が動く程度の軽い運動をさせるようにしましょう。はいはいや伝い歩きを始めるようになったら、できるだけ室内を広くして十分に体を動かせるようにしてあげます。幼児の場合は外などで体を十分に動かす遊びをさせましょう。

先輩ママが教える「効果があったおすすめ便秘解消法」

水分補給・離乳食&食事・マッサージ・綿棒浣腸などのホームケアにプラスして効果的だった便秘解消法を、先輩ママに聞きました。赤ちゃんの様子や好みを観察しながら、ホームケアと組み合わせてトライしてみてください。ただし、これらはすべて先輩ママの体験に基づいており、医学的に根拠がないものもあります。

ママも赤ちゃんも「玉ねぎ」でスッキリ

「うちの子も便秘ちゃんだったので、まる3日出なかったら綿棒浣腸をするようにしていました。面白かったのは、離乳食を食べるようになってから、玉ねぎを食べると便秘が解消していたこと。私自身も玉ねぎが便秘に効く体質なので、子どもも似たのかな」

「バウンサーやチャイルドシート」が刺激に

「このころの子たちは腹筋が発達していないので、ころんと横になった状態ではうまくいきめなくて出にくいそうです。うちの子はバウンサーやチャイルドシートに乗せるとよく出ます。知り合いの助産師さんいわく、少し背もたれの立ったスタイルがお腹に力が入りやすく、排泄を促してくれるからだそうですよ~」

最終的には「オリゴ糖」でした

「うちの子の排便回数は生後1ヶ月のときは1週間に一度くらいのペースでした。小児科の飲み薬で少しよくなりましたが、最終的にはオリゴ糖が効いたと思います。赤ちゃんせんべいが好きだったので、それをオリゴ糖使用のものにしました。それ以降出るようになり、食事量も増えて歩くようになってきたら、運動量が増えたからか快便になりました」

「きな粉、青のり」がおすすめ

「離乳食が進むと便秘になる子もいますよね。食品ならきな粉、青のりが便秘解消にいいですよ。後期ならば油で焼いたものやバターなど、油分もよいかもしれないですね」

恐るべし「ごぼうの煮物」!

「うちの子も便秘で悩んでいました。離乳食後期くらいに保育園でごぼうを煮たおかずが出たとき、スムーズに排便できたこともあり、食物繊維恐るべしと思った記憶があります。シンプルに出汁で煮たものです。水分と繊維がよかったのかも」

「オートミール+にんじんヨーグルト」で解消!

「8ヶ月の子です。先生からはにんじんと大根の酵素が便秘にいいので食べさせてあげてと言われ、栄養士さんからはオートミールがいいと言われました。2日間出ないときは、朝ごはんにオートミール、にんじんヨーグルトを食べさせています。うちの子には合っているみたいで、その日か翌日の朝には大量のウンチが出ます!」

まとめ
赤ちゃんが便秘でつらそうにしているのを見るのはママもつらいものですよね。でも赤ちゃんの便秘は、大きな問題がなければ成長とともに落ち着いてくる場合がほとんどです。「の」の字マッサージや綿棒浣腸などを取り入れながら、赤ちゃん時期の便秘を乗りきリましょう。
(取材・文/かきの木のりみ)

監修
Profile:片岡正 先生(かたおか小児科クリニック院長)
1978年信州大学医学部卒業。東京大学医学部小児科、都立府中病院小児科、日本赤十字社医療センター小児科などを経て、1996年に神奈川県川崎市にて「かたおか小児科クリニック」を開設。NPO法人「VPDを知って子どもを守ろうの会」理事。

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■文中のコメントは口コミサイト『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。

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