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赤ちゃんのほっぺが赤い。これって病気?

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Garosha/gettyimages

ふと赤ちゃんを見ると、「あれれ、ほっぺが真っ赤!」と気づくことってありますよね。「着せすぎ? 暑いの?」「えっ、もしかして風邪? 熱があるの?」などと心配になることもあるかもしれません。そこで、時々、見かける赤ちゃんの赤いほっぺについて、「ひよこクラブ」の人気連載「すくすく成長日記」の監修でおなじみ、小児科医の若江恵利子先生に聞いてみました。

赤いほっぺ/心配がない場合

そもそも赤ちゃんの皮膚は、大人の皮膚の半分くらいと薄いため、ほっぺにある毛細血管が見えやすくなっています。そのため、何らかの原因で体温が上がると、血管が広がって、ほっぺ全体に血液が流れ、赤く色づいて見えることがあります。

原因1)体の暖めすぎによるもの

体温を上げる原因としてよくあるのが、暖めすぎ。室温が高すぎたり、衣類を着せすぎたりすると、体温が上がってほっぺたが赤くなります。もし、室内で赤ちゃんが赤い顔をしていたら、「暑いのかな?」とエアコンの設定温度を下げたり、衣類を1枚脱がせたりするなど、調整しましょう。しばらくすれば、いつもの肌色に戻るはずです。
おふろに入るときも同様です。暖めすぎには注意しましょう。湯温は夏なら37~38度、冬なら39~40度くらいが目安。湯船につかるのはぜいぜい2~3分にとどめましょう。赤ちゃんの体の面積は大人より狭いため、のぼせやすいので気をつけてください。

原因2)乾燥による皮膚の炎症

乾燥も赤いほっぺの原因になることがあります。肌寒い季節になると空気の湿度が低下し、ほっぺに限らず、お肌全体がカサカサになりがち。白っぽく粉をふいていたり、ひび割れていたり、赤ちゃんがかゆがったりする様子が見られたら、おふろ上がりなどにたっぷりと保湿してあげましょう。毎日こまめにスキンケアすれば、赤いほっぺは気にならなくなります。

赤いほっぺ/心配な場合

病気によって赤ちゃんのほっぺが赤くなることもあります。機嫌が悪い、食欲がないなど、いつもと違う様子が見られたら、小児科を受診しましょう。

原因1)風邪による発熱

いちばん多いのは、風邪です。赤ちゃんは風邪をひいて、発熱しているのかもしれません。すぐ体温を測り、熱があるかを確認しましょう。もし、37度あっても赤ちゃんがある程度元気なら、家で様子見してOK。赤ちゃんの体は発熱することで、細菌やウイルスとたたかっているので、体を冷やすなどして無理に熱を下げる必要はありません。安静にして見守りましょう。
ただし、赤ちゃんがぐったりしている、おっぱいやミルク、離乳食を受けつけないなど、いつもと違う様子が見られたら、すぐ小児科を受診してください。

理由2)伝染性紅斑(りんご病)による発疹

もう1つ考えられる病気が、「伝染性紅斑」です。軽い風邪のような症状が1週間ほど続くほか、顔や腕の外側、太ももにレース状の赤い発疹が見られます。赤く色づいた顔が、まるでりんごのように見えることから、通称「りんご病」とも呼ばれます。1歳から6歳くらいの子がかかることが多いでしょう。
赤い発疹が出た時点では、もう他人への感染力はありません。特別な治療法はなく、ほとんどの場合自然に治るので、それほど恐れなくていい病気といえます。

寒い北風が吹くと、りんごみたいに赤いほっぺをした赤ちゃんが増えます。ほんのりと赤いほっぺは、とても子どもらしくてかわいいですね。けれど、赤ちゃんのほっぺが赤いのは何かのサイン! 病気よりも乾燥や暖めすぎが原因のことが多いものです。普段からしっかり保湿ケアしたり、環境に合わせて適度な服装・室温を心がけたりするようにしましょう。(取材・文/永井篤美、ひよこクラブ編集部)

監修/若江恵利子 先生

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