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突然の吐き戻し、うんちが違う…赤ちゃんに異変があったときに心配なおなかの病気4つ

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NikolayK/gettyimages

突然吐き戻したり、うんちの状態がいつもと違ったり…。赤ちゃんは急に具合が悪くなることがあります。その原因の1つとして考えらえるのが、おなかの病気。いつも通りに戻らず、しだいに悪化することもあるので注意が必要です。知っておきたい4つのおなかの病気について、小児科医の山中龍宏先生に解説していただきました。

食べたもの、飲んだものが逆流する【 胃食道逆流症】

嘔吐が頻繁に起こり、血液の混じったコーヒーのようなものを吐いたり、せきを伴ったり、体重の増えが悪かったりするときは、胃食道逆流症(いしょくどうぎゃくりゅうしょう)が疑われます。通常は胃酸を抑える薬で治療することが多いですが、逆流の程度が強いときは、場合によっては手術をすることもあります。

腸管がふさがり、緑色の胆汁を吐く【 腸閉塞】

腸閉塞(ちょうへいそく)は、なんらかの原因で腸管がふさがってしまう病気。緑色の胆汁を吐いたり、おなかが張ったり、うんちやおならがとぎれたりするなどの症状が出ます。早く処置をしないと腸管が壊死(えし)したり、腹膜炎(ふくまくえん)を起こしたりする危険があるので、至急受診が必要です。胆汁を吐いたときは、救急車を呼びます。

腸の一部が腸の中にめり込む【腸重積症】

腸重積症(ちょうじゅうせきしょう)は、腸の中に腸の一部がめり込む病気。急に顔色が青白くなり、火がついたように泣いたり、急に静かになったりを10~30分間隔で繰り返します。血液と粘液が混じったジャムのようなうんちが特徴です。処置が遅れると、もぐり込んだ腸が血行障害を起こし、壊死する危険もあります。おなかの右側を手で触るとしこりを感じるので診断がつきます。現在は超音波検査で確定することがほとんどです。早期の処置が重要ですから、疑わしいときは至急受診します。

おっぱいやミルクを噴水のように吐く【肥厚性幽門狭窄症】

肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)になると、飲んだおっぱいやミルクが、胃から十二指腸にうまく流れず、逆流して吐いてしまいます。胃の出口の幽門(ゆうもん)の部分の筋肉が異常に厚くなり、胃の出口が狭くなるのが原因です。1ヶ月ごろの赤ちゃんで、とくに男の子に多い病気です。触診でわかることもありますが、超音波検査で幽門の筋肉が4㎜以上の厚さであれば、ほぼ間違いなくこの病気です。薬を使って治療しても治らなければ、手術をします。

いつもの赤ちゃんの様子をしっかり把握しておくことで、異変に気づきやすくなります。「何かいつもと違う…」というママの直感は、赤ちゃんの異変に気づく大きなサイン。そんなときは、受診するなどの対応をしましょう。(文・ひよこクラブ編集部)

■監修:緑園こどもクリニック 院長 山中龍宏先生
1974年東京大学医学部卒業。同小児科講師、焼津市立総合病院小児科科長、こどもの城小児保健部長を経て99年から現職。日本小児保健協会 傷害予防教育検討会委員長、NPO法人Safe Kids Japan代表など。 


■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)

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