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「小1の壁」って何があるの?

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「小1の壁」とは、共働き家庭が小学校入学後に直面する壁のことを一般的に指します。毎日、保育園への送迎をしていた働くママやパパにとっては、我が子が小学校に入ったら「これで、ひとつ肩の荷がおりるわ」と思うかもしれません。けれども、そこに現れるのが「小1の壁」です。 10年ほど前から定着したこの言葉。いったい、どんな壁があるのでしょうか。 ワーキングマザーからの声を拾ってみると、「定員があって学童クラブに入れない」「学童クラブの保育時間が短くて、親が帰宅するよりも1時間以上も早く子どもが帰宅するため、1人になる時間があって心配」「学校の行事やイベントが平日の昼間にあると、なかなか参加できない」「帰宅後の短い時間だけでは、宿題や持ちものチェックなど、子どものサポートが十分にできない」などがあります。 ひとつひとつの解決策を紹介する前に、まずはどんな壁があるのか、「保育園を考える親の会」の普光院亜紀さんに伺いました。

「小1の壁」その1:登下校時の心配

もっとも多く挙げられるのが、学童クラブが終わった後に1人で帰宅させることへの心配です。学童クラブによっては、子ども1人の帰宅はさせないところもあります。そうした学童へ子どもが通う家庭にとっては、親が迎えに行きたくても、終業時間まで仕事をしていては間にあわないという問題もあります。このように、保育園よりも早い時間に閉まってしまう学童クラブへの不満が聞かれます。 朝は朝で、子どもより早く家を出なければいけないママやパパもいて、そうした家庭では、子どもが決められた時間に家を出ているか毎日、心配だという声もあがっています。

「小1の壁」その2:学童クラブに関する心配

学童クラブは基本的に定員が決められており、希望者が増えている地域では入会できるかどうかの壁があります。一方、利用者の増加により定員をなくして、全児童を対象とした遊び場事業との併設にする自治体もあり、そうした学童クラブでは「人数が多く、指導員の目が児童みんなに行き届かない」「きちんと通っているかなどのチェックがなく不安」などの声が聞かれます。

「小1の壁」その3:翌日の学校準備の壁

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翌日の学校準備の壁自体は、ママが働いている・いないに関わらず、直面する問題です。
各教科で使う教科書や補助教材とノート、筆記用具などの定番の持ちものの他、体操着や音楽・図工など専科の教科の道具や、図工や総合学習などで使う当別な持ちものが必要になることもあるので、親子で一緒に確認する時間が必要。
ところが働くママやパパは、子どもが準備する姿をゆったりと見守る時間をとるのは難しいところが悩みのタネ。さらに、当日の朝になって急に必要なものを子どもが言い出したり、持たせたはずの持ちものが玄関に忘れられていたなどの体験談も多く寄せられています。

「小1の壁」その4:大量のプリントの壁

小学校では大人でも驚くほどの量のプリントが配布されます。それはなぜかというと、学校からのおたより以外にも、PTAや地域からのお知らせ、時には演劇などの案内も届くからです。
それらすべてを読んで必要な対応をするだけでも大変ですが、問題は、子どもが配布されたプリントを確実に家に持ち帰っているかどうか。小学校生活に必要な情報がきちんと家に届けられているか、それらをどう整理すべきか、この壁に悩む親は多いようです。

「小1の壁」その5:学校行事参加の壁

保育園に引き続き、小学校でも、行事などのイベントへの参加は働くママパパにとってハードルとなります。運動会や学芸会、総合学習発表会などはほとんどが土曜日に行われるので、土曜日がお休みの人ならば参加は可能です。けれども運動会が雨天順延となり、平日に振り替えられた場合は仕事との調整は必須。
その他、学校公開や保護者会、個人面談などは基本的に平日に行われるので、それらに出席するためには仕事のスケジュール調整をしなければなりません。

「小1の壁」その6:PTA役員やお手伝い参加の壁

小学校に入学すると、PTA活動を手伝う機会が生じます。小学校には入ってみないとわからない、保護者が手伝う学校活動や地域活動はかなりの数にのぼります。その上、平日にそれらの会議や活動が行われると勤務時間との調整に一苦労となるのです。

「小1の壁」その7:長い夏休みの壁

夏休み中、学童クラブに入っている子どもは毎日、学童へ通うことになります。学童クラブ所属以外の子どもが自由に遊んだり、旅行に行ったりするのを知って、子どもから不満の声があがることも。
一方、夏休み中は給食はないので、毎日お弁当作りをする壁もあります。

共働き家庭が考える「小1の壁」は、入学前は「学童クラブの迎え時間に親が間にあわない」「子どものほうが先に家に帰るので1人の時間が心配」が多いのですが、いざ入学すると、「小学校入学に伴い、家でやることが圧倒的に増える」ことにみんな驚くのだといいます。
小学生に必要な学校の準備や学習習慣などは、低学年のうちはどうしても親の手助けが必要で、その労力は省いたり、効率化できるものではないことがママたちを悩ませているのです。

(取材・文/bizmom編集部 橋本真理子<メディア・ビュー>)

監修
普光院亜紀さん
「保育園を考える親の会」代表。仕事と育児の両立に役立つ出版物の発行や会員の情報交換、イベントなどの活動を行っている。
著書に『「小1のカベ」に勝つ』

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