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冬の災害に備えて常備しておきたいもの 寒い時期は大寒波による外出困難に注意!

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FLDphotos/gettyimages

冬は豪雨や台風のような大きな災害は少ない季節。しかし、大寒波がやってくると公共機関が使えなくなることや道路が通行止めになることもあります。大寒波の中、屋外で行動するのは大変ですし、お子さんとの行動は危険を伴います。

今回は、気象予報士・防災士の田頭孝志さんが、お子さんが小さかった頃の実体験も踏まえて、冬の大寒波による冬の災害や、災害に備えて常備しておきたいものを紹介してくれました。

関連:いざという時にどう備える?赤ちゃんがいる家庭の防災対策、必要な心構えとは?

田頭 孝志
防災アドバイザー・気象予報士
愛媛の気象予報士・防災士。 西日本の釣り雑誌に2年間コラムの連載・特集記事の執筆、BS釣り番組でお天気コーナーを担当したほか、不動産会社の会員向けに防災記事の執筆 ・自治体、教育機関、企業向けに講演を多数 ・防災マニュアルの作成に参画。
田頭気象予報士事務所

冬に交通網のマヒが起こる原因は雪と風

冬の大寒波で交通網のマヒが起こるのは、大寒波がもたらす雪や風が主な原因です。
ちなみに、日本に雪や風をもたらすのは日本海側に大雪を降らせる「西高東低の気圧配置」と太平洋側に大雪を降らせる「南岸低気圧」の2つがあります。雪を降らせるメカニズムはまったく異なりますが、どちらも雪や風の災害を引き起こします。

・風で交通網のマヒが起こる基準は「暴風警報」、「暴風雪警報」
鉄道の場合だと、風速20m以上になると速度制限がかかり、風速25m以上になるとほとんどの鉄道が運転中止になります。ちなみに、風速は1秒間に空気が進む距離です。ややこしく考える必要はありません。“風速25mなら、50m走を2秒で走る風”というイメージでOKです。

住んでいるエリアによって暴風や暴風雪警報の基準は異なりますが、だいたい風速20~25m超えが予想されると警報が発令されます。高速道路やバスは状況によりますが、警報基準になると通行止めや運休になるところが増えます。私は、風速20mの風が吹き荒れる中、外をうろうろし、どこからか飛んできたカーポートが直撃して、痛い経験をしたことがあります。予測できないさまざまなモノが飛散するのも、暴風の怖いところです。

・雪で交通網のマヒが起こる基準は「大雪警報」
雪による交通網のマヒは地域差があります。雪がもともと多い日本海側や北海道は、大雪警報クラスにならないと交通網のマヒは起こりません。しかし、関東や東海、近畿の太平洋側など、もともと雪が少ないところは1cm積雪するだけで公共機関が機能しなくなることもあります。積雪が原因で国道や高速道路が通行止めになることも。大雪注意報でも鉄道やバスが動かなくなることがあります。

ちょっとした豆知識ですが、雪は気温が1度を下回ったあたりから積もり始めます。2、3度あれば、雪が降ってもほとんど積もりませんし、5度を超えるとほとんど雨です。0~5℃の間は、1度変わるだけで降水形態が大きく変わります。

交通網のマヒで外出が1~3日困難になることも

大寒波で交通網のマヒが生じた場合、影響がどれくらい続くのか気になるところですね。
大寒波は、“一気にやってきて、ゆっくり遠ざかっていくのが特徴”です。警報レベルの風や雪による交通網のマヒは3日程度続くこともあります。公共機関が動き出しても、注意報レベルの風や雪が残ることもあります。注意報が出ている間も、不要な外出はなるべく控えましょう。

また、雪が止んでも解けた雪が凍って翌朝になると道路が凍結することもあります。雪道やアイスバーンに慣れてないと転倒してお子さん共々に怪我をすることも。寒波が落ち着いても気温の低い朝の外出は避け、できるだけ気温が上がる午後に外出するようにしましょう。

交通網のマヒに備えて常備しておきたいもの

・医薬品
大寒波が来ると、急激に気温と湿度が低下して体調を崩しやすくなります。お子さんだけでなく、お母さんも体調を崩すことがあるので、風邪薬などの医薬品は常備しておきましょう。

・3日分程度の食料品
大寒波の中、小さいお子さんを連れて外に出るのは危険です。寒波が落ち着くまでは出歩かないのが無難です。冬時期はなるべく買いだめをして、向こう3日分程度の食料品は常備しておきましょう。

・水、カセットコンロ
大寒波で水道管の凍結や破裂で水道が使えなくなることがあります。冬場でも水は多く使うので、3日分程度の水は常備しておきましょう。また、お子さんがミルクの場合だとお湯を沸かす必要もあります。大寒波で停電になることもあるので、電気が使えなくなることも想定して、お湯を沸かすためのカセットコンロも常備しておくと安心です。

・暖房器具
大寒波がくると、暖房の効きが悪くなり部屋もいつも以上に寒く感じます。冷たい空気は重たいので床付近を冷やし、暖かい空気は軽いので部屋の上部に溜まってしまう性質があります。ホットカーペットのように床付近から温めることができる暖房器具があると、部屋を効率的に暖めることができます。また、停電に備えて石油ファンヒーターのように、電気以外のエネルギーを使った暖房器具も常備しておくと安心です。

(赤ちゃんに)必要なものを買っておくタイミング

お子さんに必要なものは、大寒波の到来が予想されていることが分かった時点で早めに購入することをおすすめします。大寒波は1週間前くらいから予想することができます。

大寒波予想の参考になるのが、気象庁が発表している「警報級の可能性」の情報です※。5日先までの間に警報級の現象が起こることが予想されている場合、可能性の大きさを「中」「高」で記載しています。大雪・暴風・暴風雪の警報級の現象が起こることが予想されていることが分かった時点で、必要なものを揃えておきましょう。

※参照:気象庁「気象警報・注意報(図表形式) : 中央区」


寒気がやってくる目安は週間天気予報を見ても見当がつきます。“前日よりも大きく気温が下がっている日”や“見慣れない雪マークがついているとき”は寒波の到来を意味します。警報の予想が出てなくても、寒気が入ってくる予想のときは、早め早めに必要なモノを用意して災害対策を心がけておきましょう。

関連:いつ起こるかわからない! 災害のため、赤ちゃんファミリーが備えたい6つのこと

大寒波による災害は、普段から気象情報をこまめにチェックしておくと防ぐことができます。寒波には文字通り「波」があります。寒波がやってきても必ず引きますので、過度に不安になることはありません。対策をしっかりしていれば、部屋から外の雪景色を楽しむくらい気持ちに余裕があってもいいかもしれませんね。

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