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小学生、子どもだけで遊ばせるのはいつから?

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学童クラブに通っている子どもはあまりないかもしれませんが、小学生になると、「○○ちゃんと児童館に行く約束した!」「みんなでパンダ公園に行くことになった!」「○○ちゃんから、おうちに遊びに来ないって言われた」などと子どもから言われる機会も増えてくるでしょう。
入学前は公園へ行くのにもたいてい親がつき添っていたはず。いつ頃から子どもだけで遊ぶようになるのか、そして、どんなことに気をつけたらいいのか「ベネッセ教育総合研究所」顧問八木義弘さんと「保育園を考える親の会」の普光院亜紀さんに伺いました。

親によって考え方はまちまちなので、まず確認を

今の子どもの親世代が小さい頃は、近所の公園や家のまわりで子どもだけで遊ぶ姿は普通に見られました。けれども、今と昔では子どもが置かれている環境が違います。事故などの心配もあれば、不審者への心配も。
そのため、「子どもだけで遊ばせるのは、高学年までさせません」という家庭が増えています。何が正解とは言えないので、まずは親子でよく話しあうといいでしょう。子ども同士がどんなに仲が良くても、「子ども同士で遊ぶのはNG」としている相手とは、残念ながら遊ぶことはできません。

子ども同士で遊ぶ場合、よく聞く困った事例として、以下のようなことがあります。

・友だちと約束したものの、会えなかった
・待ち合わせ場所がわからなくなってしまった
・帰りの時間が遅くなった
・遊んだ帰り道、迷子になってしまった
・持っていったものをどこかに忘れてしまった

まだ、約束をするという意味がわかっていないということもあるかもしれませんね。でもこうした失敗を今後に生かすことも成長の糧となります。
また、どちらかというと男の子の親は1人で外に出すけれども、女の子の親は1年生のうちは1人であまり外に出さない傾向も見てとれます。価値観が多様化している現代、家庭ごとに明確な方針を持つことが大事です。

子ども同士で遊ぶ時のルール作り

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「いつまでも親が一緒にいられるわけではないので、徐々に子どもだけで遊べるようにしたい」と思っても、心配なことは多いし、前項で挙げたような困ったトラブルにも出会います。
子どもの安全を守り、子どもも楽しく遊ぶために必要なこととして、親子でのルール作りは重要です。どんな約束事が必要か、一つひとつ見ていきましょう。

誰とどこへ出かけるか、必ず伝える

出かける前に、「誰とどこへ行って何時に帰るのか」を必ず親に伝えてから出かけるように子どもに徹底しましょう。親が不在だったら、キッズケータイなどで連絡をする習慣を。親自身も口頭ではなく、メモを書いてから出かける姿を見せるといいでしょう。
「誰とどこへ行って何時に帰るのか」を伝える習慣は、自分の行動に責任を持つことにもなり、我が子がどんな過ごし方をするのかを知る手がかりにもなります。

何時までに帰るか、門限を決める

小学1年生にはまだ、時間の観念はありません。だから夕方5時までに家に帰ると約束しても、守るのはむずかしいといわれています。
公園などでは時計のないところもあるので、そうした時には、地域で夕方に流される「鐘」や「音楽」を利用しましょう。
多くの自治体で暗くなる前に時刻を知らせる「鐘」や「音楽」を流しています。3月から9月は17時または17時半頃、10月から2月は16時半頃に流されていることが多いので、これらの音を帰宅の目安にするといいでしょう。

自転車は使わずに徒歩で行ける場所で遊ぶ

自転車に乗れるようになった子どもでも、低学年のうちは、まだ交通安全の意識は低く、交通法規や車の運行などに十分注意を払えない年齢です。自転車で出かけるのはやめさせたほうが安心です。

大人のいないお宅には遊びに行かない

時には、誰かの家に遊びに行くという機会もあるかもしれません。ただし、大人が不在の家へ行くのは、その家庭の子が誘っても断るように約束しておいたほうが、ひとまず安心です。
子どもはそれぞれがどんなにいい子でも、何人か集まるとヒートアップしてしまうもの。羽目を外しかねませんので、児童館や公園などの公共の場か、大人が在宅している家庭などで遊ぶことから始めましょう。

お金を使う遊びはしない

小学1年生では、まだお小遣いをもらっていない子も多いと思われます。時折、小学1年生でも買い食いをしている子がいるという話を聞きますが、基本的には買い食いをしたり、買いものに行ったりといった、お金を使う過ごし方はしないように子どもと約束できるといいですね。

子どもが1人で出かけられるよう、成長を見守ることは大事なこと。けれども、まだ本人が望んでいないのに、ムリに1人でお出かけさせる必要もないでしょう。放課後はまだママとのんびり家にいたいということであれば、子どもが自宅で安心して、好きなように過ごせるよう、見守って。
小学1年生も後半になると、登下校などで学区内を歩くことにも慣れ、交通安全や危険などに対する意識も高まってきます。そして、そのうちに子どもが地域を自由に歩き回るようになります。子どもが仲良くしているお友だちの親と連絡をとりあえる仲になっておくと、平日の放課後の子どもの行動も把握しやすく、いざという時に心強いでしょう。良いことも悪いことも家庭同志で伝えあえるようにしておくと安心です。
(取材・文/bizmom編集部 橋本真理子<メディア・ビュー>)

監修
八木義弘さん(主に小学校生活・教育・子どもの発達に関する内容)
公立小学校校長、東京都算数教育研究会会長、公立幼稚園長、大学講師などを経て、現在は株式会社ベネッセコーポレーションの「ベネッセ教育総合研究所」顧問を務める。

普光院亜紀さん(主に保育園・学童保育・小1の壁に関する内容)
「保育園を考える親の会」代表。仕事と育児の両立に役立つ出版物の発行や会員の情報交換、イベントなどの活動を行っている。
著書に『「小1のカベ」に勝つ』

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