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0〜1歳でも叱ると傷つく?赤ちゃんの「心」にまつわる悩み・迷いに小児科医が回答

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monkeybusinessimages/gettyimages

赤ちゃんの「心の発達」にまつわる気がかりは、その対処法に悩みがち。声のかけ方やかかわり方などで、ママは頭を抱えていませんか? 多くのママの心に潜むお悩みについて、小児科医の山中龍宏先生にお答えいただきました。

[友だち]に関する気がかり

低月齢のころは、赤ちゃんとママだけで過ごす時間が多く、不安になるママが多いようです。

Q お友だち遊びを早く始めれば、社会性が身につくの?(4ヶ月)

A まずは、ママとの信頼関係を築くことが大切
赤ちゃん時代に大切なことは、ママとしっかり信頼関係を結ぶこと。とくに低月齢のころは、1日の大半をママと一緒に過ごす時期で、お友だちとのかかわりで社会性を学ぶのはもっと先のことと考えてもOK。ママがじっくりかかわり愛情を伝えることで、赤ちゃんの心に栄養を与えましょう。

[人見知り]に関する気がかり

人見知りをする、しない、始まる時期などは赤ちゃんによってさまざまですが、人見知りがピークになる時期は7〜8ヶ月ごろが多いようです。

Q 人見知りをするので、ママ以外の人が話しかけると泣くことが…(7ヶ月)

A 不安そうなときにはママが抱っこしてあげて
人見知りはママや家族としっかり信頼関係が築けた証。だからこそ、ほかの人への接し方がわからず、こわがることがあります。赤ちゃんが泣いたときや不安そうなときは抱きしめて。人見知りを解消しようと、ほかの人に無理に抱かせるのはNGです。

Q 留守がちなパパに人見知りをします(7ヶ月)

A 泣かれても抱っこなどを繰り返していきましょう
人見知りが激しい時期ですが赤ちゃんに泣かれても、パパはそばに寄りそったり、コミュニケーションをとるようにしましょう。また、パパが留守の間、ママはパパの話をするなどして、パパのことを赤ちゃんと共有してください。言葉を理解しなくても、パパのことを伝えることは大切です。

Q まったく人見知りをせず、だれにでも抱っこされます(9ヶ月)

A 人見知りをまったくしない性格の子もいます
人見知りは発達の一つの指標ですが、人見知りをしない性格の赤ちゃんもいます。きょうだいや家族が多かったり、保育園に通っていたりして、いつも多くの人に接していると人見知りをしないことも。ママに甘えたり、大好きと思っている様子が見られたら大丈夫。

[しかり方]に関する気がかり

成長とともに、グズったりいたずらをしたり、困ったときについしかってしまうことも増えてきがち。どう接したらいいのでしょうか?

Q 「ダメ」としかりすぎると赤ちゃんは傷つく?(8ヶ月)

A ダメを言いすぎないように気をつけて
危ないことをしそうになったときは、伝える必要はありますが、「ダメ」を言いすぎると、傷つくことがあるかもしれません。しかるのではなく、穏やかな言葉と表情を心がけて、赤ちゃんに問いかけるように話して。

[後追い]に関する気がかり

生後8ヶ月ごろから、ママの後をどこまでも追いかける「後追い」が始まる赤ちゃんもいるようです。どう対処するのがいいのでしょうか?

Q 後追いが激しくなり、家事ができなくてとても大変…(10ヶ月)

A 数ヶ月で落ち着くので今はつき合ってあげて
ママが自分にとってかけがえのない存在であるとわかると、片時もママから離れたくないと思うように。とくに10ヶ月ごろは後追いが激しい時期。数ヶ月で落ち着くので、今は赤ちゃんにつき合ってあげましょう。

[性格]に関する気がかり

1歳に近づいてくると、赤ちゃんの自己主張が強くなったり他人と接する機会が増えたり、”性格”について気になるママも多くなるようです。

Q 引っ込み思案でお友だちと集まってもママにべったり…(11ヶ月)

A 何回か遊ぶうちに慣れて遊べるように
お友だち遊びを体験し始める時期にはよくあることです。1~2回の体験でとけこめる赤ちゃんはむしろ少なく、回数を重ねるごとにしだいに慣れるはず。引っ込み思案というより、自己主張がしっかりしてきた証拠ですから、お友だちと少しでもかかわれる様子が見られたらほめてあげて。

Q 自己主張が激しく、わがままになってきたので心配(1歳)

A 心の大切な成長のサイン。優しく受け止めてあげて
赤ちゃんの自己主張は、わがままになってきたというわけでなく、自我が芽生えてきた証拠。少しずつ、自分の好みが出てきたり、イヤイヤしたり、自分のしたいようにできなければかんしゃくを起こしたりするようになってきますが、これらは心の成長の大切なサイン。ママはしからず、優しく受け止めてあげましょう。

Q グズりだすと何をしてもダメで泣き続けます…(1歳)

A 気持ちをくみとりながら気分を変えてあげて
赤ちゃんは、気持ちを言葉で伝えられないもどかしさからグズグズすることもあります。そんなとき、ほうっておいたり、しかったりするのはNG。ママはしっかり抱っこして「○○したかったのかな?」と赤ちゃんの気持ちを代弁してあげて。グズグズが長引くときは、おもちゃで遊びに誘ったり、ベランダや外に出て気分転換させるのも一考。ママはいつも赤ちゃんの味方でいてあげてください。

人見知りやお友だち関係のこと、自己主張へのかかわり方など、心の発達に関するお悩みは、赤ちゃんの成長や個性によってさまざま。どのようなお悩みもいちばん大切なのは、赤ちゃんとしっかり向き合い、気持ちをくみ取ること。必要に応じて専門家などに相談して最適なかかわり方をしたら、赤ちゃんとの生活がいっそう楽しくなるように思います。(文・ひよこクラブ編集部)

■監修:緑園こどもクリニック 院長 山中龍宏先生
1974年東京大学医学部卒業。同小児科講師、焼津市立総合病院小児科科長、こどもの城小児保健部長を経て99年から現職。日本小児保健協会 傷害予防教育検討会委員長、NPO法人Safe Kids Japan代表など。 

■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)

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