涙するママ続出! 二分の一成人式って何するの?
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最近よく耳にする「二分の一成人式」。自分が小学生のときにこんなイベントなかったよ…オロオロするママたち。最近の学校では「二分の一成人式」でどんなことをやっているのか、『ウィメンズパーク』のママたちに聞いてみました。
将来の夢の発表や手紙が多い
体験談で多かったのは将来の夢の発表や、ママやパパが生まれたときからこれまでの気持ちを手紙に書いて渡す、などを行っているようでした。
息子の夢はユーチューバーだった!
小4息子の二分の一成人式に行きました。一人一人壇上に上がり、証書を受け取った後に、自分の夢を発表します。そしてとうとう息子の番。「僕の夢は、ユーチューバーになる事です!!」ズコーーンッ!それはダメ!っと思わず突っ込んでしまいました。笑
兄妹でエピソードに悩む!
生まれる前から親戚みんなが楽しみにしていたこと、名前の由来、小さいときの心配したこと、乗り越えたこと、とにかくみんなに愛されていること。
半分大人になった。10代になったから、自分の事を自分でやれる力をつけて欲しい。できるだけ、見守るから、出来なかったり悩んだら、必ず相談して欲しい。宝物だよ!
みたいなことを兄に書きました。妹が今年。
できの悪い兄はエピソードてんこ盛りでしたが、そつなくこなす妹は、悪いエピソードは、いじると凹むので、使えません。「幸せキラキラ&ラブラブ!」を今しか伝えられないので、それを盛り込もうかと。女同士は、今後、厳しいバトルが始まるかもしれないので。よりどころになる手紙にしようと思っています。
娘へ。あなたの笑顔に救われたよ
生まれてきたときたくさんの看護師さんに助けられたこと。
歩くのも話すのも遅くて保育所の先生にいろいろお世話になったこと。
身体の弱い下の子のことで悩んでいた時、あなたの笑顔で救われたこと。
その時、いっぱい我慢させてしまったこと。
などなどを書きました。
でもこうやって元気に成長してくれたのも、その時その時で励まし、声をかけてくれる誰かがいたから。だからあなたは一人ぼっちじゃないんだよ、あなたの笑顔に救われた私たちがこれからもずっと応援しているよ、みたいなことを書きました。
娘ですが、こそっと手紙を読んでから授業が終わるまで涙腺崩壊していて、周りがびっくりしていました。実は私も書いている途中で、ウルウルしていました。
学校によってさまざまな「二分の一成人式」
いろんな内容を盛り込んで盛大に行う学校もあれば、けっこうあっさりシンプルな学校も。取り組みは学校によって全然違うようです。
授業参観を観るような感じで
姪っ子の時もあったので、当時は「なんだそりゃ!」って思いました。でもあるのを知ってはいたので、我が子の時は学校行事のひとつと思っていました。うちの子の学校は親も授業参観のように見るだけなので。
学習発表会、将来への夢、周りの人への感謝という感じだったので、身体の変化を学ぶこの時期にこういうものがあってもいいのかなとも思いました。
学校行事だけど、けっこう楽しめた
うちの小学校の場合ですが、ネーミングが「二分の一成人式」なので、成人式を彷彿される大イベントなのかと思いきや、特に何てことない学校行事でした。
体育館で、学年全体の発表(合唱や、マット運動など)。その後はクラスで、将来20歳になる自分へのお手紙の発表です。
お手紙がまた感動してしまうんですけど、成長を感じる良い行事でした。
最初は冷めた気持ちで見に行きましたけど、楽しめました!
あっさりめの学校でした
うちの子の学校ではただの学校行事って感じで、将来なりたいものの発表と歌でした。知人の学校では小さい頃の写真を持って行きスライド、小さい頃の服、肌着持参、親への感謝の手紙、将来の夢、歌、と盛りだくさんで子どもが発表する時はスライド横で一緒に立ち最後に手紙をもらうそうです。出欠確認付きの招待状が来て欠席で出すと担任から出席を促す連絡が来たそうです。
手紙・劇・自分新聞…さまざまな内容をやる学校も
合唱、合奏、将来の夢の作文音読、得意なことの披露、あと手紙は、親子で個別に読み渡す時間が設定されていました。得意なことの披露は子ども達が考えたそうで、学年によっては劇をしたり、親子ドッジボール大会になったりするそうです。
自分についての新聞?のようなものも作成して壁に貼ってありました。そこに小さい時の話を書いたり写真を貼る子もいましたが、あったりなかったりです。写真は貼るなら一枚だけという指定があったそうです。内容も入学してから今までだったり、今年の話だけだったり、バラバラでした。
土曜参観でやる学校
娘の学校は学習発表をします。全学年で土曜参観の日にやります。
内容は1人ずつ将来の夢を言って合唱とダンス。合唱は指揮、伴奏も生徒、ダンスもダンス委員が選曲、振りを考えたそうです。
とてもよかったですよ。将来の夢はやはり高学年になったこともあり、かなり現実的でした。料理人になりたいから普段から何曜日は作っていますとかユーチューバーになりたいからいつも見て研究していますとか面白かったです。
なんだかんだ感動!親になって良かった!
最初は「どうなの・・・?」と冷めていたママも、子どもからの思わぬ感謝攻撃に涙腺崩壊!
校長先生からの賞状!
今6年生の娘が4年生の時に突然始まりました。でも親を呼んだりするわけではなく、4年生の子が一人一人校長室に呼ばれ賞状のような物を頂きました。娘は凄く嬉しかったようで、家に帰ってきて笑顔で賞状を見せてくれたのを覚えています。その後、学年末の全校発表会で二分の一成人式の歌を歌って、その間奏の時に代表者が親への感謝の言葉を述べていました。初めは私もくだらないなぁなんて思っていたけれど、実際聞いたら感動しましたよ。不覚にも涙ポロポロでした。
最初は冷めていたけど…超感動した!
とある参観日に、二分の一成人式がありました。児童一人一人が「感謝したい人への手紙」なるものを読んでくれました。
うちのアホ男子の次男も「お母さんへ、僕が事故に遭って骨折した時にすぐに帰って来てくれて病院を探して連れて行ってくれてありがとう。手術の日も仕事を休んでくれてありがとう。おかげで元気になりました。もしお母さんに何かがあったときには僕が助けます。これからも宜しくお願いします。それからいつも笑顔でいて下さい」(普段お母さんなんて呼ばないくせに)と言ってくれました。
私は顔がぐちゃぐちゃになるくらい泣きました。それから全員で「雨のちハレルヤ」をリコーダーで演奏したり、「花は咲く」を合唱してくれました。
二分の一成人式ってなんだよ?って思いましたが実際に体験してみて良かったです。考えが少し変わりました。最初は冷めていましたが実際に体験すると「親になって良かった」と思いました。
感動の「二分の一成人式」!
3学期の授業参観=学習発表会で、4年生の時はそれが二分の一成人式になります。
そんなのあんの?それ、いるの?というのが一番の感想でした。
内容は、歌やダンスの発表と、今の自分、将来の自分に関する作文の発表。子ども達の発表の他、先生が一年間撮りためたクラスの写真をコメント付きでスライドショーにしてくれたんです。もうそのスライドショーを見た時に、親の方がグッときました。他のママ達と「あのスライドショー、記念にダビングして欲しいよね」と話していたくらいです。
内心では「これ、いるの?」と思っていた二分の一成人式でしたが、思わぬ感動の会になりました。
学校によって行事の内容は違いますし、受け止めるママたちの気持ちもさまざま。とはいえ、成人するまでまだまだママも頑張っていかなくてはですね!
(文・真山りせ)
■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。