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【小児科医監修】赤ちゃんが異物を飲み込んだとき”吐かせちゃダメ”なモノ

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Tom Merton/gettyimages

“目を離した隙に異物を飲み込んだ!”
こういう状況、赤ちゃんがいる家庭では他人事ではありません。赤ちゃんの誤飲は、飲み込んだ物によってその直後のケアに違いがあります。飲み込んだと思われる異物を例に挙げながら、ママやパパはとっさに何をすべきかを、小児科医の山中龍宏先生に伺いました。

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この異物は吐かせちゃダメ!“飲ませず・吐かせず”受診を

「赤ちゃんが飲み込んだと思われる異物が以下のものは、いっさいの水分を飲ませず、異物も吐かせず、すぐに受診します」(山中先生・以下同)

吐かせず受診★コイン・ボタン電池

「嗚咽が続くときは、食道にひっかかっている可能性もあるので至急受診を。ボタン電池は、食道内に停滞すると粘膜の腐食(やけどのような症状)が起こる危険があります」

吐かせず受診★除光液・灯油

「すぐに体内に吸収されなくても、気化した灯油で化学性肺炎を起こしてしまうため、何も飲ませず、吐かせず、急いで病院へ。吐かせるとガスを吸い込んで、化学性肺炎を起こしやすくなります」

吐かせず受診★画びょう・ピアスや指輪

「とがったものを飲み込んだ場合、無理に吐かせると食道などを傷つける恐れがあります。吐かせず、何も飲ませず受診し、たいてい自然に便に出てくるのを待ちます」

この異物は吐かせてOK!“飲ませて→吐かせる”をして受診

「クローゼットなどに入れた防虫剤や医薬品を誤って飲み込んでしまった場合は、まずは水を飲ませてから吐き出させます。その上で早めに受診を!」

吐かせて受診★防虫剤

「パラジクロロベンゼン系やナフタリン系は、水を飲ませて、吐かせてから、すぐ受診して。誤って牛乳を飲ませると、成分の吸収が早くなるため、絶対にNGです!

吐かせて受診★医薬品

「原則として水を大量に飲ませて吐かせますが、例外もあります。薬名を確認し、医療機関などに問い合わせを」

“飲ませて→吐かせず”“飲ませず→吐かせる”異物も…

「薬局などで販売している塩素系漂白剤を誤飲した場合は、牛乳か水を飲ませてから受診。たばこと灰皿の水を口に入れてしまったら、何も飲ませずに吐かせてから病院へ。それぞれ対処が異なります」

飲ませて→吐かせず受診★塩素系漂白剤

「食道や胃の粘膜を保護するため、牛乳か水を飲ませてください。吐いたものが気管に入ると肺炎を起こす可能性があり、逆流すると粘膜が刺激されるので、吐かせずに受診しましょう」

飲ませず→吐かせて受診★たばご・灰皿の水

「たばこ、灰皿の水を口にしたら、まずは口から吐き出させてください。何かを飲ませて胃酸が薄まると、体内へのニコチンの吸収がよくなり危険です。とくに灰皿の水はニコチン吸収が早いので、至急受診してください」

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赤ちゃんのいる家庭は、わが子に安全なお部屋づくりをしていることでしょう。でも、アクシデントは起こらないとは限りません。赤ちゃんの成長に合わせて、安全面の見直しをやってみるといいかもしれませんね。(文・ひよこクラブ編集部)

■監修:緑園こどもクリニック 院長 山中龍宏先生
1974年東京大学医学部卒業。同小児科講師、焼津市立総合病院小児科科長、こどもの城小児保健部長を経て99年から現職。日本小児保健協会 傷害予防教育検討会委員長、NPO法人Safe Kids Japan代表など。 


■参考:たまひよブックス「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)

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