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[ママ小児科医の”コレが気になる”#1]入園したら体調不良が続きすぎる問題

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Kyryl Gorlov/gettyimages

1才・3才のお子さんを子育て中のママ小児科医・泰道麗菜先生が、日々の診療の中で、ママ・パパたちに伝えたいさまざまな情報を発信。連載1回目のテーマは、仕事復帰を控える親たちだれもが気になる「保育園デビューと病気」です。

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初めての集団生活に、感染症はつきもの

4月からいよいよ新年度。ママの仕事復帰に向けて保育園デビューを間近に控えている子どもたちも多いのではないかと思います。
初めての保育園は、子どもたちにとってもママにとってもドキドキがいっぱいなはず。子どもは初めてママから離れて未知の世界へ飛びこむドキドキ。ママは初めて子どもを手放してほかの人に預けるドキドキ。仕事復帰できる喜びの一方で、子どもから離れる寂しさもあれば不安も多いはずです。

4月半ばから急増する子どもたちの受診

保育園が始まると、ママの心配事の一つとして『感染症』があるかもしれません。春にはこれと言って特別流行する感染症はありませんが、4月半ばを過ぎると入園したばかりの子どもたちが熱を出して受診するケースがよく見受けられます。

保育園に通うようになると、感染症はつきものです。保育園の先生たちは、感染症がまん延しないように努力も工夫もしてくれていますが、保育園ではやる感染症はほとんどが接触感染(感染者の皮膚や粘膜に直接的あるいは間接的に接触して感染する)、飛沫感染(せきやくしゃみなどを介して感染する)によりうつる病気です。これは子どもが長時間、集団で集まる保育園ではなかなか制御が困難です。

入園し始めに多いのは、とくに風邪症候群。今まで熱を出さなかった子が、保育園に通い始めた途端に、「熱を繰り返す」、「鼻水が止まらない」、「ずっとせきをしている」という訴えはとても多いです。
日ごろの予防対策として、保育園から帰ってきたら、まずは手洗いをしましょう。手洗いが難しい赤ちゃんは手拭いで手を拭くだけでも大丈夫。うがいができる子はうがいも効果的です。

また、保育園の生活に慣れない最初の時期は疲れがたまりやすいので、体調がすぐれない場合には無理をせずしっかり休息をとることも大切。そして、この時期は側にいるママやパパも子どもから風邪をもらって体調を崩しがちなので、子どもと一緒に手洗い・うがいの予防対策をしましょう。

感染を繰り返し、子どもたちは強くなる!

でも、子どもたちは感染を繰り返していくうちに段々と免疫力をつけて強くなっていきますし、病気をもらう頻度も減ってきます。また、集団生活でうつる感染症の中には、ワクチンで防げるものもあります。入園前に、接種すべきワクチンがきちんと終わっているか確認すること、またその後も接種すべきワクチンは忘れずに打つようにしましょう。

慣れとともに、保育園生活は“心配”より“楽しみ”に!

保育園が始まると生活リズムも環境も今までとは全く変わるので、ママも子どもも気持ちが不安定になりがちです。生活リズムに慣れるまでは大変かもしれませんが、慣れは時間が解決してくれますし、子どもは必ず成長します。

保育園デビューで2カ月間毎朝泣き続けた私の長男も、ある日保育園に送り届けたらぱたっと泣かなくなり、自分から“バイバイ“と手を振りました。突然の息子の成長にうれしいような寂しいような複雑な気持ちで、涙ぐみながら職場に向かったのを覚えています。今ではお友だちも増えて毎日楽しそうに保育園に通う姿をみると、保育園にただただ感謝する日々です。
(構成・ひよこクラブ編集部)

関連:[三つ子まみれな毎日#38]三つ子を保育園へ!前編

■監修・文:泰道麗菜先生
神奈川県小田原市にある横田小児科医院の小児科医。アレルギー疾患を専門に、大学病院の小児科などを経て2018年より現職。2人のお子さんのママという目線からも、地域のママ・パパに寄り添った診療をしています。

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