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お菓子を与えて子どもを静かにさせるのはいいの? しつけの疑問に小児科医がアンサー

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AntonioGuillem/gettyimages

外出先で騒いだり、食べ物をグチャグチャにしたり…。赤ちゃんの「こんな行動をやめさせたい」と思うことはよくあります。でも、そもそも赤ちゃんに「しつけ」はできるの? 赤ちゃんに「ダメなこと」を教えるにはどうしたらいいの? そんな「しつけ」に関するママ・パパたちの疑問・気がかりについて、「ひよこクラブ」の人気連載「すくすく成長日記」監修でおなじみ、小児科医の若江恵利子先生に聞きました。

関連:しつけはいつから? 何を? どう伝える?

0歳代・1歳代のしつけ どう考える?

まだ言葉がわからない0歳代の赤ちゃんには、言葉で言い聞かせることはできません。1歳代になり少し言葉がわかるようになっても、まだ「ダメ」な理由を理解することは難しいもの。だからといって、外出先で騒いだり、食べ物を粗末にしたりしたら、しかるのではなく、遊びや食事が途中でも切り上げる、その場から連れ帰る、などの対処をしましょう。それを繰り返すことで、赤ちゃんも「やってはいけないこと」を学んでいきます。あいさつなどの習慣は、赤ちゃんがまねしたくなるように、まずは大人が手本を見せましょう。

Q 0歳代からしつけは始めたほうがいい?(6ケ月・男の子)

A まだ言葉が理解できないので、繰り返し行動で示して
まだ言葉が理解できない赤ちゃんには、言葉によるしつけはできません。食べ物を粗末にしたり、お友だちに乱暴をしたりしたときは、その都度対応を。遊び食べを始めたら少し見守ってから切り上げる、お友だちをたたいたら連れ帰るなど、繰り返し行動で示すことが大切。なぜダメなのか、理由はまだ理解できませんが、しだいにやってはいけないことを覚えていきます。

Q 手づかみ食べばかり。スプーンを習慣化させるには?(1歳1ケ月・女の子)

A 空腹が落ち着いたころにスプーンを持たせてみましょう
この時期は、手づかみ食べを続けさせてあげて大丈夫。早く食べたくて手づかみしてしまうのかもしれないので、おなかが落ち着いたのを見計らって、ママが手を添えてスプーンを持たせるといいでしょう。ヨーグルトなど、スプーンですくいやすいものを食べるときにサポートしてあげると、続けていくうちに習慣になるでしょう。

Q 人見知りが激しい時期もあいさつは教えるべき?(1歳5ケ月・女の子)

A あいさつは、コミュニケーションを円滑にするために必要なものです。人見知りの時期でも、まずはママやパパがあいさつをする姿を見せるなどして教えていきましょう。ただし、あいさつをしないからといってしかるのはNG。あいさつにマイナスのイメージを持ってしまいます。大人の姿を手本としてまねしていれば、自然に身についていくでしょう。

「こんな行動をやめさせたい」ときの方法は? 

赤ちゃんが外出先で騒いだり、泣きやまなかったりして困る場面は多くあります。そんなときにやってはいけないのが、お菓子でご機嫌をとること。赤ちゃんは「グズグズするとお菓子がもらえる」と理解するため、いい結果にはなりません。まずは、泣いたり騒いだりする原因を考えましょう。なかなか治まらない場合は、グズグズ対策として普段は見せないような絵本やおもちゃで気分転換を。それでも治まらない場合は、その場から連れ帰るか、場所を移動して迷惑にならない場所で気がすむまで泣かせておくのも一つの対処法です。

Q お菓子で子どもを静かにさせている大人を見かけるけど、OKなの?(9ケ月・女の子)

A お菓子でしつけをするのはNG。絵本やおもちゃで対処を
外出先で赤ちゃんが騒いだ際、お菓子で静かにさせているママもいるようですが、赤ちゃんは「グズグズするとお菓子をもらえる」とおぼえてしまうので、後々ママ・パパが大変に。また、食事の時間以外に食べ物を与えると、生活リズムが乱れる原因にもなります。外出先でグズったときに備えて、とっておきのおもちゃや絵本などを用意しておくといいでしょう。

Q 気に入らないことがあるとすぐ泣くクセはしかるべき?(1歳0ケ月・男の子)

A 泣いて我慢を覚えるもの。しかるより泣いた原因を考えて
泣くことをしかる前に、泣いた原因を考えて、解決方法を探るのが親の役目です。もし積み木が積めなくて泣いているのなら、積み方を教えてあげて。危険なことをやりたがって、言い聞かせても泣いているのなら、気が済むまで泣かせておいていいのです。泣いても要求が通らないという経験を繰り返して、しだいに我慢をおぼえていきます。

関連:「意外に厳しい!?アメリカのしつけ」山田ローラさんの日米子育てリポート

赤ちゃんの「しつけ」は難しいものですが、言ってもわからないからと何もしないのではなく、その時期に合った対応をすることが大切。ママ・パパは大変ですが、成長過程で必要なものと考えて、柔軟に対応したいですね。(取材・文/前田ユリ・ひよこクラブ編集部)

監修/若江恵利子先生
医療法人恵徳会あさかクリニック理事長。小児科医。東邦大学大森病院新生児科、愛育病院小児科を経て、栃木県で開業。

参考/「ひよこクラブ」2016年11月号「赤ちゃん35人のすくすく成長日記」より

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