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話題のファミレス「100本のスプーン」のパパシェフに聞く!おいしい離乳食とは

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▲お話を聞いたのは、髙橋シェフ(写真右)と加藤シェフ(写真左)のお二人。

週末はもちろん、平日でも満席になるほど、赤ちゃん連れの家族でにぎわうファミリーレストラン「100本のスプーン」。家族の日常にある“小さなハレの日”に寄り添うレストランとして、あざみ野ガーデンズ、二子玉川、東京都現代美術館内(2019年3月29日オープン)の3店舗を東京・神奈川に出店しています。レストランでは、子どもが大人と同じ料理を食べられるようにハーフサイズを充実させていたり、離乳食を無料で提供していたりと、ファミリーにうれしい工夫がたくさん! 「100本のスプーン」が子育て世代に支持されている秘密を、2人のお子さんがいる髙橋シェフ(写真右)と3人のお子さんがいる加藤シェフ(写真左)に聞きました。

離乳食の無料提供で、子育て中の「外食」の選択肢を広げたい

▲二子玉川にある「100本のスプーン」の店内。

―「100本のスプーン」では、赤ちゃんの月齢に合わせて、初期(5~6カ月)、中期(7~8カ月)、後期(9~11カ月)と3つの離乳食を無料で提供していますが、始めた理由は?

加藤さん:子育て中のママ・パパにも外食を楽しんでもらいたかったのがいちばんですね。子育てをしていると、どうしても外食のハードルが上がりがち。とくに離乳食の時期は、まず離乳食の準備をしないと出かけられませんよね。そこで、「外食」の選択肢を広げるためにも、離乳食を無料で提供することを始めました。

―ママ・パパと同じように、赤ちゃんも外食を楽しめるはうれしいですね。実際に離乳食をレストランで提供する上で感じることはありますか?

髙橋さん:大人の料理でももちろん気をつけていることですが、離乳食はそれ以上に衛生面だったり、デリケートな部分に細心の注意を払っています。当然ですが、絶対に間違えることができないものなので、調理作業の簡略化もしていません。お客さまに信頼してもらえないと、レストランの離乳食を食べてはもらえないので、そこは徹底していますね。

器に盛る量は「少なめ」がポイント

▲レストランで無料提供している離乳食(中期)

―「100本のスプーン」の離乳食は彩りもよく、とってもおいしそうですよね。「普段は離乳食をあまり食べてくれないのに、パクパク食べてくれた!」という声もよく耳にします。どんな工夫をしているのでしょうか?

加藤さん:離乳食を作るために何か特別なものを準備するということはなく、大人メニューと同じ旬の食材を使っています。赤ちゃんにとって、離乳食が初めての“料理”なんですよね。すべて同じ色合いにするのではなく、大人が見ても「おいしそう!」と思える見た目や彩りに工夫していることも、食欲をそそるポイントなのではと考えています。

あと、あえて器に盛る量を少なめにして、赤ちゃんが完食できるようにしています。完食できると、ママ・パパもうれしいし、赤ちゃんもうれしい。そういった成功体験を積んで、食べること=楽しいこと、と感じてほしいですね。

―「完食できた!」という自信が、次の食体験へとつながっていく気がします。大人と同じ旬の食材を使う、器に少なめに盛る、という工夫は、おうちでも簡単にまねできそうです。

髙橋さん:実は、離乳食を提供し始めてから、お客さまに「さっき食べさせた離乳食のレシピを教えてもらえませんか…?」というご要望をいただく機会が多くて、Webサイトで離乳食のレシピを公開しています。ぜひおうちでも作っていただけたらうれしいですね。

好き嫌いや遊び食べ…料理のプロ、パパシェフだって離乳食の壁につまずいた!?

―実生活では、加藤さんは3児のパパ、髙橋さんは2児のパパ。シェフとしてレストランで腕をふるうパパがおうちで離乳食を作ったら、とってもおいしそう…! お子さんもすすんで食べていたのでは?

髙橋さん:2才と1才の子がいますが、全然そんなに順調なことばかりではないです(笑)。この時期はいちごしか食べてくれなかった~とか、食事中にわざとスプーンを落とす “遊び食べ”に悩んだこともあります。「それも子どもの成長の証し…」と思って、根気よく向き合っています(笑)。あと、上の子と下の子で食の好みが違うので、つまずく食材も違う、という驚きがありました。

―パパシェフでも、離乳食につまずくことがあるとは! 意外です(笑)。子どもの好き嫌いや遊び食べに悩むママ・パパは本当に多いですよね。

加藤さん:そうそう。うちは子ども3人とも食べる量や好みがバラバラ(笑)。だから、その子に合わせた対応が必要でしたね。僕の父が趣味で米や野菜を作っているのですが、「これはじいじが作った野菜だよ」と話しかけながらだと、よく食べていましたね。あとは妻が家で焼く、焼きたてのパンがお気に入りで、それはパクパク食べています。香りとか、新鮮な食材のうまみやだしとか、大人がおいしいと思えるものは、子どもも好きなのかなと感じます。

―たしかに、おいしそうな香りとか、旬の食材のうまみを感じたりすることに、大人と子どもの区別はないかも。同じものを食べて、「おいしい」という気持ちを家族で共有できたら、うれしいですよね。

関連:[10年ぶりに出産しました#45] なかなか進まぬ離乳食

赤ちゃんにとって離乳食は、これからずっと続いていく「食事」のスタート。だからこそ、家族で楽しい食事時間を共有していきたいですね。『ひよこクラブ』2019年4月号 のとじ込み付録「大人料理と一緒に作る 春野菜の栄養たっぷり離乳食1week」では、加藤さんと髙橋さんが「ひよこクラブ」読者のために考案したオリジナルの離乳食レシピを紹介しています。同じ食材を使った大人メニューのレシピも充実しているぜひ離乳食作りの参考にしてみてくださいね。(撮影/sono(加藤さん、髙橋さん) 写真提供/100本のスプーン 取材・文/ひよこクラブ編集部)

●取材・撮影協力
加藤孝さん/「100本のスプーン あざみ野ガーデンズ」料理長。10才、6才、3才のパパ。
髙橋徹也さん/「100本のスプーン 東京都現代美術館内」シェフ。2才、1才のパパ。

100本のスプーン

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