子どもが飽きたおもちゃの整理 収納のプロはこうしています!
どんどん増えていく子どものおもちゃですが、なかには飽きてしまって遊ばなくなったおもちゃもありますよね。「もう遊ばないなら」と思いきって捨てたあとに「あのおもちゃどこにやった?」と子どもから聞かれてあせったことのあるママやパパも多いのではないでしょうか? そこで今回は自身も二児の母である、整理収納アドバイザーの兼平里江さんに「子どもが飽きたおもちゃの整理」について話を聞きました。
飽きたおもちゃ、わが家ではこうしています!
せっかく買ったおもちゃ、できれば長く遊んでほしいですよね。なかには、「わが子との思い出が詰まったおもちゃを捨てたくない」と子どもよりも親がとっておきたいケースもあるようです。
整理収納アドバイザーである兼平さんのおうちでは、飽きたおもちゃはどうしているのでしょうか?
新鮮味が大事⁉︎ 飽きたおもちゃは忘れたころに出す
ずっと同じおもちゃで遊んでいると飽きてしまうのはしかたがないこと。でもすぐには捨てずに、いったん子どもの手が届かない場所にしまっています。忘れたころにもう一度出すと、新鮮味が復活してまた遊んでくれることも。もしくは、お友だちが遊びにきたときに出すのもおすすめです。お友だちとなら同じおもちゃでもまた違った遊び方ができて、楽しんでくれることが多いです。
後追い対策にも! おもちゃをいろんな場所に分散させる
いつも遊んでいるスペース以外にもおもちゃを分散させておくと、結構遊んでくれます。たとえば、後追いが激しい時期の子どものために、普段遊んでいないおもちゃをトイレや脱衣所にちょっと配置しておくんです。そうすると、私の後を追ってきた子どもは「こんなところにおもちゃが?」という様子でおもちゃに興味を持ち、その間に身支度や家事を済ませることができます。お出かけ用に自家用車の中におもちゃを置いておくのもいいかもしれません。
ローテーションで飽きさせない!
飽きたおもちゃを「忘れたころに出す」、「いろんな場所に分散させる」というこの2つに共通して言える大事なことは、おもちゃをローテーションさせるということです。
ずっと同じ場所で同じおもちゃで遊んでいると子どもが飽きてしまうのは当然。だから全部をいつも見える位置に置いておくのではなく、「下げる・出す」を繰り返したり、場所を変えて気分転換させたりすることがポイントなんです。
もしそれでも遊ばなくなったおもちゃがあれば処分してしまう、というのもひとつの目安になります。
いかがでしたか? 「最近このおもちゃで遊ばなくなったな…」と感じているママやパパがいたら、そのおもちゃをいったん見えないところにしまってみてはいかがでしょうか。しばらくしてから出してみると、再び遊んでくれるかもしれません。
(取材・文・撮影/大月真衣子[ヒャクマンボルト]、ひよこクラブ編集部)
監修/兼平里江さん(整理収納アドバイザー・整理収納教育士)
二児の母。アパレル店舗にて5年間販売職に従事。店舗のストックが整理されていないことによる在庫の管理の煩雑さや、作業効率の悪さに問題を感じ、在職中に整理収納アドバイザーの資格を取得。その後、整理収納アドバイザーとして独立。現在はアパレル店舗を中心に整理収納アドバイスを行なうほか、イベントでの片づけ相談会やセミナーを開催するなど幅広く活動中。