NHK「おとうさんといっしょ」からの戦隊ヒーロー。元木聖也にママだけじゃなくパパたちも熱視線
人気番組『おとうさんといっしょ』を2018年春に卒業し、1年間戦隊もののヒーローとして活躍した聖也さん。「大好きなのは子どもとアクション!」という聖也さんに、今の思いを語ってもらいました。
“おにいさん”時代はママ&パパの姿に毎回感動!
「子どもたちや親御さんたちが触れ合う姿を見て『こんなに暖かい世界があったのか!』といつも感動していました」という聖也さん。19才から5年間、『おとうさんといっしょ』(NHK BSプレミアム)でおにいさん〝せいやくん〟として活躍。中でも印象に残っているのが、コンサートに来てくれる子どもたちの表情だったそうです。
「コンサートでは『お父さん・お母さんとギューッとしよう』という時間がありましたが、ギューッとしている子どもたちの顔がとにかくすてきなんですよ。僕自身が親になる前にこの素晴らしさを知ることができたのは、とても幸せでした。子どもと触れ合えるお仕事は、これからもずっとしていきたいですね」(聖也さん)
朝の戦隊ものでは得意な アクロバットを披露
『おとうさんといっしょ』を卒業してすぐ、今度は『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(テレビ朝日・以下『ルパパト』)に出演。番組終了の今年2月まで、ヒーローとして新たな活躍の場を広げました。
「『ルパパト』はドラマ色が強い作品だったので、俳優としての成長につながったかなと感じます。体を動かすことが大好きなので、アクションやバトルシーンも楽しかった。大好きな子どもたちとの接点もあって、僕にとっては最高の作品だったと思います。唯一、つらかったのは早起きですかね(笑)。一週間ずっと5時入りなんて普通にありましたから」
作品で聖也さんが演じたのは、ストーリーの途中で追加戦士として加わる、高尾ノエル。フランス語交じりの会話が特徴的で、どこかつかみどころのないキャラクターでした。
「当初のノエルは快盗と警察、敵対するどちらにも取り入るうさんくさいやつでしたよね(笑)。アクションシーンもなかったし、いかにそのキャラクターを出すかを考えていました。でも僕がもともとバク宙などのアクロバットが得意だったので、途中からどんどんアクションが激しいキャラに変わっていったのかもしれません」
運動神経のよさはパルクールで培った!
もともと体を動かすことが大好きで、実は日本で数人しかできないアクロバット技も得意とする聖也さん。子どものころは「とにかく外遊びばかりしていた」そうです。
「友だちと外で目いっぱい遊んで、家に帰るとすぐ寝ちゃうような子。母いわく、赤ちゃんのころから常に動き回っていたそうです。あとは3歳から中学生までずっと水泳をやっていました。水泳は全身運動なので体にまんべんなく筋肉がつくし、子どもの習いごととしては絶対におすすめですよ」
その後高校生になり、聖也さんが出合ったのがパルクール。ビルや塀、階段などを飛び越えながらリズミカルに移動したり、バク宙などのアクロバティックな動きが特徴的なスポーツです。
「『ルパパト』でいろいろなアクションができるようになったのは、パルクールの経験のおかげですね。4月に発売した写真集でも、僕のパルクールカットを撮影しています。興味がある人はぜひ注目してほしいです!」
(取材・文/高山 惠、構成/ひよこクラブ編集部、撮影/なべ、ヘア&メイク/牧野裕大[vierge]、スタイリング/添田和宏)
撮影時も、赤ちゃんたちの様子を見ながら「ゆっくりでいいよ」「大丈夫だよ」とやさしく声をかけ、赤ちゃん&スタッフたち(主にママ)のハートをわしづかみにしていました。子ども好きと運動神経のよさから、『ひよこクラブ』6月号、『1才2才のひよこクラブ』夏秋号
に「たいそうのおにいさん」として出演した聖也さん。そんな赤ちゃんと遊ぶ聖也さんの貴重なショットはぜひ誌面でチェック!
PROFILE
もときせいや/1993年生まれ。NHKBS『おとうさんといっしょ』で活躍後、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』に出演。4月に5年ぶりの写真集『VARIOUS』を発売。