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365日上野動物園に通うパンダウォッチャー、高氏さん。娘誕生でシャンシャン(子)よりシンシン(親)に感情移入

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6月12日に2度目の誕生日を迎える、上野動物園のパンダのシャンシャン。中国への返還も2020年12月まで延期されることが決まり、改めて注目を集めています。そんなシャンシャンをはじめとする上野動物園のパンダファミリーを2011年から毎日ウォッチしているブログがあります。その名も『毎日パンダ』。
このブログを主宰する高氏貴博さんは、昨年、自ら“休パン日”と称し、初めてブログをお休みしました。

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見守る奥さんがいるから続けられるパンダウォッチ

2011年に偶然上野動物園で見たパンダのシンシン(シャンシャンのお母さん)に一目惚れし、以来毎日上野動物園に通う高氏貴博さん。パンダに急激にのめり込んだ高氏さんに対し、2008年に結婚した妻はどのように思っているのでしょうか。。
「妻も会社も『そのうち飽きるだろう。好きにやれば』と同じような反応でしたが、止める気配がないので応援してくれるようになりました。僕、30年以上、蓄音機で聞く昔のレコードを集めていて、僕の性格上、パンダも一生の趣味になるはずなんです。僕の性質をよく知っているから、みんなが大目に見てくれているのかもしれません。だから妻にも会社にも本当に頭が上がりません」

初めてブログを休んだ日。その理由とは?

365日、毎日欠かさずブログをアップしてきた高氏さんに転機が訪れたのが、昨年の夏。2018年夏に娘が誕生。妻の出産に立ち会うため、初めてブログを休むべきか、葛藤したそう。
「毎日のパンダウォッチは、できるだけ休みたくない。夜中に入院先の静岡県の病院から『もうすぐ生まれそう』と妻から連絡が来て、立ち会いのため始発で向かいました。駅に向かう途中『新幹線に乗る前に、動物園の外観だけでも撮ろうかな』とは思いました(笑)。でも初めての子どもの出産だし……。その時初めてブログを休みました。ブログはいつか休まなきゃいけない日が来る。それならおめでたいことで、と考えていたので、最初に休んだのが我が子の誕生した日でよかったです。

実子の誕生は、シャンシャンが生まれた時以上の喜び

出産に立ち会った時は、その2カ月前にシンシンがシャンシャンを出産する様子と重なる部分があると感じたそう。
「2012年にシンシンは産後1週間で子パンダを亡くしています。それから何年も生まれない状況が続いていたので、シャンシャンが生まれた時の喜びは格別。パンダの、あの体の大きさに対し、赤ちゃんはネズミくらいの大きさ。出産はそんなに苦しくないのかなと思っていましたが、大変そうなシンシンが目に焼き付いていて。人間の赤ちゃんはもっと大きいですし、妻をはじめ女性は大変な思いで出産しているんだな、と。パンダと違い、自分の娘は抱っこができたので喜びもひとしおでした。ただ、生まれたての我が子は、ぐにゃっとしてて、落としそうで怖かったです」

家族との時間を大切にするように

娘が誕生したことで、パンダファミリーに対する意識も高氏さんの中で少しずつ変化しているそう。
「娘が生まれる前まで、上野動物園のパンダは自分の子のような感覚でした。でもリーリー(上野動物園のお父さんパンダ)とシンシンに続いて、僕も親になり、親同士という感覚が芽生えています」
 娘が生まれたことで、家族ですごす時間を増やすため“休パン日”を設けるなど、高氏さんのライフスタイルも変えた。
「以前は連日夜遅くまで会社にいたのですが、今は子どもに会いたい一心で、毎日お風呂の時間までに帰るようになりました。20時過ぎにはパンダのぬいぐるみを使って寝かしつけ、そのあと起きてブログを書いています」

生後200日で上野動物園デビューした理由

高氏さんは娘にも、パンダ早期教育をスタート。
「動物園デビューは3歳くらいのつもりでしたが、生後200日で行きました。その日の朝、「今日は子どもが生まれて200日目だよ。200=ZOOだよ」って妻がひらめいちゃって。それで急に連れて行くことになりました」
他にも高氏さんらしいこんなエンピソードも。
「無理強いをさせてはいけないのですが、パンダの写真をたくさん見せて刷り込みはしています。娘が話す初めての言葉は『パンダ』にしたいので、娘の耳元で『パンダ、パンダ』と囁いています。でも『パンダ』って言うと、妻に『止めなさい』って叱られていますが(笑)」

毎日1000枚以上のパンダの写真を撮る高氏さん。高氏さんが日々どうやってブログを更新しているのか?パンダの魅力は?実の娘が生まれる日はどうしたのか。たまひよが取材しています。
パンダ愛は、家族愛。パンダウォッチャー高氏貴博さんの変わらない365日

(撮影/柳原久子(water fish)取材協力/津島千佳)

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