ママたちが夢中「仮面ライダージオウ」。キャストが語るそれぞれの子ども時代
平成仮面ライダーシリーズ20作目にして、「平成」最後の作品となった『仮面ライダージオウ』(毎週日曜朝9:00 テレビ朝日系)。50年後の未来を創り変えるため、歴代平成ライダーたちと共に繰り広げてきた戦いのドラマに、キッズはもちろん、ママ・パパにもはまる人続出! 7月26日(金)全国公開の『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』ではストーリー最大の謎が解き明かされます。「たまひよON LINE」では、メインキャスト4名にインタビュー。画面では見られないヒーロー&ヒロインの素顔とは?「仮面ライダージオウ」キャストインタビュー(前編)
向かって右から
大幡しえりさん(ツクヨミ役)
奥野 壮さん(常磐ソウゴ/仮面ライダージオウ役)
押田 岳さん(明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツ役)
渡邊圭祐さん(ウォズ/仮面ライダーウォズ役)
タイムトラベラーになって、自分の過去を変えるとしたら!?
時空を超えて戦うという「仮面ライダージオウ」の世界観にちなみ、今までの人生で変えたい過去を、4人にそれぞれ教えてもらいました。タイムトラベルできるとしたら、何歳のころに戻りたい…!?
「クラシックバレエをやっていなかったら、俳優・奥野壮はいないかも…」
ウォズ役・渡邊さん(以下ウ・渡邊) 僕は15歳に戻りたいかな。実家が宮城県なんですが、仙台市外のものすごい田舎にある高校に進学しちゃって(笑)。宮城県って、栄えているのはほぼ仙台駅前。高校は楽しかったしいい思い出がたくさんあるけど、欲を言えばもっと都会で遊びたかったなぁ。
ゲイツ役・押田さん(以下ゲ・押田) 高校のときに遊びたかったっていうのは僕もあるよ。中学・高校は本当に勉強ばかりしていたから、もっと青春らしいことをしたかったな。
ツクヨミ役・大幡さん(以下ツ・大幡) 私は戻るなら中3。部活動でずっとテニスを頑張ってきて、あと1回勝てば関東大会に出場できるってところまで進んだけれどあえなく敗退! もうちょっと頑張って練習して勝ちたかったなあって、今でも思う。
ジオウ役・奥野さん(以下ジ・奥野) 僕は11年間、クラシックバレエをやっていたから、逆に「バレエをしない」っていう選択をしてみたい。芸能界の道に進んだのもバレエをやっていたことが大きなきっかけになったから、バレエじゃなく、野球とかサッカーに打ち込んでいたらどうなっていたんだろうって。たぶん高校を卒業して、大学生になっていたのかも。もうひとつの自分の人生をのぞいてみたいな。
若くして才能あふれるキャストたち。どんなふうに育てられた?
若手俳優の登竜門と呼ばれる仮面ライダーシリーズ。選ばれたキャストのみんなは、どのように育てられたのでしょうか? みなさんに子ども時代を振り返ってもらいました。
のびのび過ごした男子3人。一方、大幡家は「なんでも親が決めていた」⁉
向かって右から
奥野 壮さん(常磐ソウゴ/仮面ライダージオウ役)
渡邊圭祐さん(ウォズ/仮面ライダーウォズ役)
ウ・渡邊 僕は3人きょうだいの末っ子ということもあって、すごくかわいがられていました。「好きなようにしなさい」っていう教育方針なのかな。縛られることなく、何でも自由にさせてもらった記憶があります。
いい意味で甘やかされているっていうか。そうなると僕は逆に「ちゃんとしなきゃ」って思っていましたね。ダダをこねたりしたことは、一度もなかったんじゃないか……。
ジ・奥野 わかるわかる。僕も同じです。好きにやらせてもらっているから、「これ以上わがままは言えないな」って、子どもながらに気を遣うんだよね。
ウ・渡邊 勉強や成績のことも、親にあれこれ言われたこともないですね。さすがにテスト前にダラダラしていると「勉強しているの?」と聞かれたけれど、「勉強しなさい!」って頭ごなしに言われたことはなかったです。
ゲ・押田 うちもうるさくなかったなぁ。たまに「勉強しなくていいの?」って聞かれたとき、「やらなくていい」って答えたら、それでおしまい(笑)。勉強するか、しないかの選択は僕に委ねられていましたね。
ジ・奥野 何でも強制は逆効果だよね。
ウ・渡邊 うん。そんなふうだから、高校も大学も全部、自分で決めて受験して…。
ツ・大 うちは厳しかったのかなぁ。勉強や部活のこと、親にいろいろ言われていました。私、自分で何も決められないから親の言うとおりにしていたんだけど、志望高校を選ぶ段階になって「進路は自分で決めなさい」って言われて。でも私は親に決めてもらいたかったから、「どうしたらいいんだろう!?」ってあせっちゃいましたね。
それで全然決められなくて、11月になっても学校見学にすら行っていなかったから、とりあえず家からいちばん近くにある高校に見学に行って、そのままそこにしようって受験したの。
ウ・渡邊 高校の志望理由が「家から近いから」って、それ言っちゃっていい話なの!?
ツ・大 でも、この世界に入るってことは自分で決めました。“大学進学”か“芸能界”か選ぶときに、「女優になろう」と決めたのは私。最終的にはちゃんと自分で選んだ道を歩んでいるから大丈夫!
ジ・奥野 よかった、最後でほっとした(笑)。
ざっくばらんなクロストークから、意外な過去が垣間見えた4人組。まだまだ盛り上がっているため、後編に続きます。(取材・文/中澤夕美恵、構成/ひよこクラブ編集部、撮影/矢作常明)
次回は、奥野さんの家族の話や印象的なファンの方々との交流エピソードを紹介します。
Profile
奥野 壮さん(常磐ソウゴ/仮面ライダージオウ役)
2000年生まれ。2017年「ジュノン・スーパー・ボーイ・コンテスト」でフォトジェニックなどW受賞。男劇団 青山表参道Xのメンバー。『仮面ライダージオウ』で俳優デビュー。
渡邊圭祐さん(ウォズ/仮面ライダーウォズ役)
1993年生まれ。大学在学中、ミス・ミスターコンテストの照明スタッフをしていたところをスカウトされる。東北地方でモデルとして活動後、『仮面ライダージオウ』で俳優デビュー。ファースト写真集「その節は。」が発売中。
押田 岳さん(明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツ役)
1997年生まれ。2016年「ジュノン・スーパー・ボーイ・コンテスト」にてグランプリを受賞。テレビドラマ。『ぼくは麻理のなか』、映画『サムライセンセイ』などに出演。
大幡しえりさん(ツクヨミ役)
1998年生まれ。2017年、映画『ひるなかの流星』で女優デビュー。テレビドラマ『女囚セブン』、『監獄のお姫さま』、映画『あのコの、トリコ。』などに出演。