「仮面ライダージオウ」はキッズはもちろん、ママ・パパの熱がすごい!! 出演者インタビュー
『仮面ライダージオウ』(毎週日曜朝9:00 テレビ朝日系)のキャストたちが「たまひよONLINE」に登場。お互いに知らなかったデビュー前のエピソードが続々飛び出した前編に続き、後編ではほっこりするファンとの触れ合いについても教えてもらいました。「仮面ライダージオウ」キャストインタビュー 後編
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奥野 壮さん(常磐ソウゴ/仮面ライダージオウ役)
押田 岳さん(明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツ役)
「仮面ライダージオウ」奥野さんの子ども時代は⁉
「親御さんにどんなふうに育てられたのか」を紹介した前編。それぞれの親御さんへの思いとは?
自由…それでも意見がぶつかった瞬間があった!
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押田 岳さん(明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツ役)
大幡しえりさん(ツクヨミ役)
ジオウ役・奥野さん(以下ジ・奥野) やりたいことは何でも挑戦させてもらえたから、今思えば親に感謝だよね。習い事でいえば、クラシックバレエ、ピアノ、器械体操、野球。ただ、親もハイハイどうぞ、っていうんじゃなくて「どうしてやりたいのか」ってことをきちんと説明できればOKというスタンス。途中でやめたくなったときも「ダメ」とは言わない。自分なりにやめたい理由を話せたら、それならいいよって。自分の意見や考えを大事にしてもらっていたと思うな。
ゲイツ役・押田さん(以下ゲ・押田) うん。だから僕たちって反抗期はなかったんじゃない?
ジ・奥野 それが、僕はよく兄とけんかしていたからどうかなぁ。兄は勉強できるタイプで、反発心もあったんだよね。その分、今は仲がいいけど。
ウ・渡邊 うちの親も、僕のやりたいことはほとんど認めてくれていたけど、唯一、役者になりたいって言ったときは反対されました。「四年間、大学に通って、就活しないってどういうことだ!?」って。父は「お前にはこっちの仕事が合うんじゃないか」って、ほかの職業を考えてくれたりもして。
ゲイツ役・押田さん(以下ゲ・押田) まあ、親としたらそう言いたくなるよね。でも仮面ライダーとなった今はどう?
ウ・渡邊 (手のひらを返して)こんな感じ。やっぱりうれしいみたいで、親せきまで一丸になって応援してくれているよ。
ツクヨミ役・大幡さん(以下ツ・大幡) うちもすごく喜んでいます。私が自分で決めたことが、こうやって形になってよかったって。
ファンとの交流で思い出に残っていることといえば?
仮面ライダーシリーズのキャストは、試写会やイベントなどでファンと触れ合う機会も多いもの。今まででいちばん驚いた・印象に残ったファンとのエピソードを聞きました。
ちびっこは照れてもじもじ…でも、ママ・パパのファンたちがすごい!
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大幡しえりさん(ツクヨミ役)
渡邊圭祐さん(ウォズ/仮面ライダーウォズ役)
ウ・渡邊 前回の劇場版(『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』)の舞台あいさつで、退場するときに子どもたちが寄って来てくれたんだけど、みんな恥ずかしそうにしてなかなか近づいてくれないんですよ。そんな中、1人のママが子どもたちをぐいぐいかき分けてやって来て、ガシっとハグしてきたんです! 「お母さんの熱…すごい」ってびっくり(笑)。
ジ・奥野 大人のほうが熱心だよね。子どもはうつむいて、僕の脚ばっかり見てます(笑)。
ゲ・押田 そうそう、握手するときの握力も全然違う。子どもは照れもあって優しく握るけれど、大人はこう、グッて握ってくるよね。
ジ・奥野 イベントでいえば、この前、小さい子に「どうすれば王様になれるんですか?」って言われてドキッとしました!
ツクヨミ役・大幡さん(以下ツ・大幡) すごい、センスあるね。その質問! なんて答えたの?
ジ・奥野 「これからも『仮面ライダージオウ』を観ていたらわかるよ」って言ったんだけど、でも僕、どうやって王様になるんだろう…ってしばらく考えちゃいました(笑)。子どもってときどきパンチのあることを聞いてくる。大人よりも、いい感覚を持っているんだろうなって感じることが多いですね。
ツ・大幡 私も撮影の帰り、小さい子にうしろから「ツクヨミだ!」って呼ばれて驚いたことがあります。私服で歩いているのに「どうしてわかったの?」って聞いたら、「髪の毛でわかったんだよ!」って。よく見てくれているんだなぁってうれしかったです。
ゲ・押田 僕は公園で子どもたちと遊んだことかな。撮影帰りで、渡邊くんも一緒だったんだけど、キャッチボールやサッカーをしていたら、10人くらいの子どもがわーっと寄ってきて。2時間くらい全力で遊びました。
ウ・渡邊 それが「わー、仮面ライダー」という感じではなく、普通に「俺らと遊ぼうや」ってノリで (笑)。
ゲ・押田 サッカーをやっていても、めちゃくちゃ切り込んでくるし、近所のお兄ちゃん感覚だったよね。でもすごく楽しかった。
ツ・大幡 子どもたちと一緒に遊んでいる姿が目に浮かぶ(笑)! その子たちも映画を観に来てくれたらうれしいよね。ぜひ親子で映画を見に来て、ソウゴや私たちの活躍を観てほしいです!
約1年間の撮影を通じて、4人のチームワークは抜群。絶妙なかけ合いでクロストークは終了しました。7月26日全国公開の『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』では、奥野さんが特技のバレエをアクションシーンに盛り込むなど、4人の魅力もたっぷり。テレビのストーリーと合わせて注目してくださいね。
(取材・文/中澤夕美恵、構成/ひよこクラブ編集部、撮影/矢作常明)
Profile
奥野 壮さん(常磐ソウゴ/仮面ライダージオウ役)
2000年生まれ。2017年「ジュノン・スーパー・ボーイ・コンテスト」でフォトジェニックなどW受賞。男劇団 青山表参道Xのメンバー。『仮面ライダージオウ』で俳優デビュー。
渡邊圭祐さん(ウォズ/仮面ライダーウォズ役)
1993年生まれ。大学在学中、ミス・ミスターコンテストの照明スタッフをしていたところをスカウトされる。東北地方でモデルとして活動後、『仮面ライダージオウ』で俳優デビュー。ファースト写真集「その節は。」が発売中。
押田 岳さん(明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツ役)
1997年生まれ。2016年「ジュノン・スーパー・ボーイ・コンテスト」にてグランプリを受賞。テレビドラマ。『ぼくは麻理のなか』、映画『サムライセンセイ』などに出演。
大幡しえりさん(ツクヨミ役)
1998年生まれ。2017年、映画『ひるなかの流星』で女優デビュー。テレビドラマ『女囚セブン』、『監獄のお姫さま』、映画『あのコの、トリコ。』などに出演。