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添い寝のやめ方は? 米国IPHI公認・乳幼児睡眠コンサルタントに聞く

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母の柔らかさ
SvetlanaFedoseeva/gettyimages

今回は「添い寝じゃないと寝ない!」について。日本人初の米国IPHI公認・乳幼児睡眠コンサルタントの愛波文さんが、赤ちゃんや子どもの睡眠について米国NYから情報を発信! 
「愛波文さんのぐっすりねんねROOM#7」。
「ベビーベッドが物置になっている」「添い寝じゃないと寝ないから大変」というママ・パパ、必読です!

関連:もっと早く知りたかった! 「睡眠の土台」こそ赤ちゃん寝かしつけの肝。米国IMPI公認・乳幼児睡眠コンサルタントがその秘訣を語る

赤ちゃんはベビーベッドに寝かせても、勝手には眠らない⁉

「ベビーベッドで寝かせたいのに、寝かせられない!」という悩みを、よく相談されます。出産前にベビーベッドを準備したけれど、今は物置状態になっていて使っていないというご家庭も多いのではないでしょうか。

かくいう私も、長男の時はそんな1人でした。

私は出産前に「赤ちゃんはベビーベッドに入れたら、勝手に寝るものだ」と思っていました。しかし、長男はベビーベッドに寝かせると、いわゆる“背中スイッチ”がすぐに入ってギャン泣き! そのため、まったくベビーベッドで寝かせることができませんでした。

私はどんどん寝不足になり、自分の睡眠を確保するために、添い寝をしました。当時は乳幼児の睡眠の勉強をしていなかったので…。

今思い返せば「そんなことをしていたら、寝ないよな~」ということばかりしていました。(決して、添い寝自体が悪いわけではありませんよ!)

たとえば…
明るい部屋で寝かしつけをしていたり、夜中のおむつ替え時に照明をつけ、「●●くん、おむつ替えの時間だよ」と声かけをしたり…。
今になっては、「なんでそんなことをしていたんだろう?」と笑えるほどです。

少しずつベビーベッドに慣らしていくのがコツ

一度、添い寝に慣れてしまうと、その習慣を変えるのは難しいと思ってしまう方が多いのですが、私は今まで何度も添い寝からベビーベッドへの移行をコンサルテーションしてきました。
それでは、添い寝からベビーベッドへの移行の方法を紹介します。

添い寝からベビーベッドへ移行するときの6つのステップ

STEP1
まずは睡眠の土台を整えましょう。連載第2回目で書いた「睡眠の土台」を実践することで、スムーズにベビーベッドに移行することができます。


STEP2
日中にベビーベッドが置いてある部屋で本を読んだり、遊んだりして過ごしましょう。お子さんには「ここは安心できる空間なんだよ」ということを教えてあげましょう。

【親の寝室にベビーベッドを置いている場合のポイント】
親の寝室にベビーベッドを置いているなら、日中にベビーベッド内で一緒に本を読んだり、遊んだりしてみましょう。それを数日(4~5日)行ってから、ベビーベッド内で寝る練習をしていきましょう。

【子ども部屋にベビーベッドを置く場合のポイント】
子どもの部屋に布団を敷き、数日間布団の上で添い寝をして、その空間に慣れてからベビーベッドで寝かせてみるのがおすすめ。環境の変化が急すぎると、赤ちゃんが不安になったり、嫌がったりすることがあります。少しずつ、子ども部屋やベビーベッドに慣らしましょう。


STEP3
これからベビーベッドで使用しようとしているシーツを、添い寝のときに使用することで、ママ(保育者)のにおいがつきます。ベビーベッドに移ったときに、シーツからママ(保育者)のにおいがすることで、赤ちゃんが安心します。


STEP4
徐々にベビーベッドに移行をしていきましょう。1日で寝るようにはなりませんが、少しずつ慣らしていくことが大切です。
慣らしていく順番としては、「夜の就寝時→朝寝→昼寝」のように移行していくといいでしょう。もし、赤ちゃんが泣いてしまったら「あやしの段階」をたどってみてください。あやしの段階とは、「声かけ→とんとん→抱っこ」のこと。詳しくは連載第6回目で書いた「夜泣き」で解説しています。


STEP5
毎日同じ“ねんねルーティン”を行いましょう。子どもは「次は何をするか」がわかることで、安心します。寝る前に毎日同じルーティンを繰り返すことで、子どもは「次は何をするか」「そろそろ寝るんだな」ということをおぼえていきます。

ちなみに、わが家のきょうだいのルーティンは、【おふろ→寝室で着替え→寝室の洗面所で歯ブラシ→絵本の読み聞かせ(2~3冊)→おやすみライトをつける→「大好きだよ」とハグをする→電気を消す→2人で寝る】です。これを毎日やっています。

添い寝からベビーベッドへ移行するときの注意点

CHECK1
移行期間中はなるべくきちんと昼寝をさせましょう。日中、十分に睡眠がとれていないと、夜の睡眠に影響することがあります。昼寝がまだ必要な月齢のお子さんは、きちんと昼寝をさせて、夜は必ず疲れすぎる前に寝かしつけを始めましょう。

CHECK2
移行期間中は、日中にいっぱい親と触れ合って遊ぶことで精神的に安定します。月齢が上がってくると、SKIN TO SKIN(赤ちゃんはおむつだけの裸、ママ・パパも上半身裸になり、肌と肌を触れ合わせること)をする機会が減ってくると思います。けれど、子どもでも大人でも、肌と肌の触れ合いはとても大事。30秒でもいいので、ギューッと抱きしめる時間をつくってみましょう。

すぐにベビーベッドに慣れるお子さんもいれば、時間がかかるお子さんもいます。月齢が上がってくるとその分時間はかかりますが、新しい習慣を教えていくのにいちばん大切なことは、一貫性をもって続けること。
どうしてもうまくいかないときは、「睡眠の土台」の確認をしてみてくださいね。

関連:「夜泣き」にまずするべきこと 米国IPHII公認・乳幼児睡眠コンサルタントに聞く

お子さんにとって、新しい環境で寝ることはとても大きな変化です。それを理解した上でサポートしながら行ってみてください。

私の長男は10カ月のころに、たった4日間で、添い寝からベビーベッド(自分1人の部屋)で“セルフねんね”ができるようになりました。「睡眠の土台」を十分に整えたので、私も自信をもって行うことができました。

ベビーベッドは赤ちゃんにとって最も安全な寝床です。おうちにベビーベッドがあって、「今は物置になっているけれど、使いたいな」と思っているなら、ぜひ挑戦してみてください!

(構成・ひよこクラブ編集部)



愛波 文さん
『ママと赤ちゃんのぐっすり本』(講談社)著者。 子どもの睡眠コンサルタント。APSCアジア/インド代表。IPHI日本代表。一般社団法人日本妊婦と乳幼児睡眠コンサルタント協会代表理事。Sleeping Smart®代表。慶應義塾大学卒業。2012年に長男出産。夜泣きや子育てに悩んだことから乳幼児の睡眠科学の勉強をはじめ、米国IPHI公認資格(国際認定資格)を日本人で初めて取得。2015年に次男を出産。現在、2人の男の子の子育てをしながら、子どもの睡眠に悩む保育者のコンサルティングや個別相談、日本人向けに子どもの睡眠教育プログラムを提供。IPHIと提携し、オンラインで妊婦と子どもの睡眠コンサルタント資格取得講座の講師も務めている。

■Instagram:aya_aiba
■Twitter:@sleepingsmartJP

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