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幼児期に生活習慣がついていると、大人に言われなくても勉強ができる子になる!

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幸せな家族の母と子の女の子きれいには、歯ブラシの歯
evgenyatamanenko/gettyimages

生活習慣を教え始める時期は、1歳が適しているのを知っていますか。理由は、イヤイヤが本格化する前に生活習慣を「楽しいもの」と思うことでスムーズに習慣化することができるからです。
また最近の研究では、生活習慣の自立と自ら学習する力には、深いかかわりがあることがわかっています。そのため1歳になったら、歯磨き、あいさつ、食事など無理なくできる生活習慣からチャレンジしてみませんか。

関連:1歳・2歳児にとって「食事に集中」は難しいもの。叱るよりマナーを教えて

研究でわかった! 生活習慣の自立と自ら学習する力の関係性

ベネッセ教育総合研究所が行った最近の研究*では、幼児期に食事やあいさつなどの生活習慣を身につけることが、就学後の「自分から学習する力」につながることがわかっています。
400名の保護者に、子どもが小学1年生の時点で「大人に言われなくても、自分から勉強ができますか?」と質問したところ、
幼児期に生活習慣が身についている子の場合はYESが80.3%
幼児期に生活習慣が身についていない子の場合はYESが45.6%

「わからないことを自分で考えて解決できますか?」の質問には
幼児期に生活習慣が身についている子の場合はYESが59.6%
幼児期に生活習慣が身についていない子の場合はYESが41.8%

*400名の子を7年間追跡調査した結果。①夜、決まった時間に寝る、②脱いだ服を自分でたたむ、③食事が終わるまで席に座るなど7項目の生活習慣をあげて調査。

この結果から、生活習慣の自立は、将来の学習する力にもつながることがわかりました。
幼児期の生活習慣は、ママ・パパが寄り添いながら、徐々に自立を促していきますが、これは勉強も同様です。小学生になって勉強が始まると、初めはママ・パパや先生に言われて勉強していたのが、しだいに自分からできるようになっていきます。
そのためには1歳から、生活習慣の自立を促し、ベースを作ることが大切です。

1歳に生活習慣を教えるコツ!

生活習慣を教えるとき、イヤイヤされたり、いくら言葉をかけても興味を示してくれなかったりして困っているママ・パパもいるのではないでしょうか。
生活習慣は「自分から!」という意欲がないと、習慣化するのは難しいもの。そのため子どもの自発性を伸ばすかかわり方を意識してみてください。ポイントを紹介します。

Point1 生活習慣を遊びに変える

1歳前後では、生活習慣の必要性はまだ理解できないので、楽しいことで誘って興味を引いて。お片づけなら、「お片づけして!」と呼びかけるのではなく、「おもちゃをお家に返してあげよう」など、遊びの一環と思えるような声かけをすると、お片づけに興味を示すようになります。

Point2 発達に合ったレベルのものから!

1歳前後は、1つ1つのことが新しい挑戦です。たとえば着替えでは、脱ぐことよりも着ることのほうが難しいもの。ボタンなどは手の力がついて、指先が器用に使える2~3歳ごろで、ようやくできるようになります。そのため年齢に合った生活習慣からチャレンジしましょう。

関連:1歳児の育児は笑いがいっぱい?!やまださんの「うめ吉くん成長記」がシュールでおもしろい!

「幼児期に生活習慣がついていると、大人に言われなくても勉強ができる子になる!」1歳は歯磨き、食事、あいさつ、お片づけなどの生活習慣を教えるのに適した時期。とくに歯磨きは、むし歯を防ぐためにも生活習慣として早くから定着させたいという声が多いようです。自然と「自分でやる!」という意欲が引き出せるといいですね。。(文・麻生珠恵)
取材協力/こどもちゃれんじ

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