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どうしてる? 赤ちゃんの具合が悪いときの離乳食〜5大症例別・離乳食の与え方〜

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Sasha_Suzi/gettyimages

赤ちゃんの体調が悪いとき、どんな離乳食をどのように与えていいか悩むママやパパは多いのではないでしょうか。
症状によっては、普段どおりの離乳食をなかなか受けつけてくれないこともありますよね…。
そこで今回は、ママやパパが悩みがちな赤ちゃんが具合が悪いときに離乳食をどうすればいいか、症例別に管理栄養士の太田百合子先生に話を聞きました。

関連:赤ちゃんの下痢の「受診の目安」と「離乳食&水分補給」のポイント

具合が悪いときの離乳食の基本の考え方

赤ちゃんの具合が悪いとき、どんな症状でも共通する離乳食の与え方があります。症例別の離乳食の与え方を知る前に、まずは具合が悪いときの離乳食の基本をチェックしていきましょう。

・水分補給が大切
具合が悪い赤ちゃんは、平常時よりも脱水になりやすい状況にあります。
そこで大切なのが、こまめな水分補給。授乳や麦茶などでの水分補給に加え、離乳食を食べられる状態であれば、離乳食も水分の多いものを与えるといいでしょう。
水分の多い離乳食は必然的にのどごしもよくなり、具合の悪い赤ちゃんも口にしやすくなります。
食欲がないときは、無理に離乳食を食べさせることはせず、水分がしっかりとれているかを確認しましょう。

・消化しやすいものを与える
具合の悪い赤ちゃんは、消化吸収の機能が弱っていることがあります。
離乳食を与える場合は、胃腸への負担が少ないおかゆやうどん、煮野菜などの消化しやすいメニューにするといいですね。
油分の多いものや、食物繊維の多いものは避けます。また、タンパク質は回復期になってから与えるようにしましょう。

ママやパパが悩みがちな5大症例別! 離乳食の与え方

具合が悪いときの離乳食の与え方の基本を確認できたところで、赤ちゃんが発症しやすい5つの症例別の離乳食の与え方を紹介します。

熱があるとき

<熱が上がっているとき>
・まずは水分補給を
熱が高いときは、汗もかきやすく普段よりも多くの水分が失われます。
脱水症状のリスクも高いため、しっかりと水分をとらせましょう。
一度にたくさんの水分をとるのではなく、少量ずつこまめに水分をとらせることが大切です。

・無理に食べさせなくてもOK
具合が悪いときに食欲が落ちるのは大人も赤ちゃんも同じ。食欲がなければ、無理に食べさせる必要はありません。
もし、食欲があって食べたがるときは、水分が多めのトロトロとしたおじややうどんなどを与えましょう。

<熱が下がってきたら>
・消化のよいやわらかいものを
発熱により弱った胃腸の負担にならないよう、いつもよりやわらかくした、消化のよいものを与えます。
油分の多いものや食物繊維を多く含むものはNG。

・ゆっくりといつもの離乳食へ移行
少しずつ普段の離乳食へと戻し、胃腸を慣らしていきましょう。
7カ月以降であれば、水分→穀類→野菜→タンパク質の順に戻していきます。

嘔吐(おうと)するとき

・吐いた直後はなにも与えない
頻繁に吐いてしまうときは、食べては吐くを繰り返し、体力を消耗してしまううえに、脱水症状を起こすこともあります。そのため、まずは無理に食べさせないようにしましょう。

・水分を少しずつ与える
吐きけがおさまったら、水分補給をさせましょう。麦茶や赤ちゃん用イオン飲料などを少しずつ飲ませます。もし、まだ授乳中であれば授乳回数を増やすなどの対応もOK。
水分をとっても吐かなくなったら、おかゆや煮野菜などの消化がよく、水分の多い離乳食から食べさせるようにしましょう。みかんなどの柑橘類やヨーグルトは、吐きけをさそうので避けるようにします。

下痢のとき

・まずは水分補給をする
下痢のときに何より大切なのが水分補給。こまめに水分をとらせ、脱水症状を引き起こすのを防ぎます。
冷たいものや牛乳、ジュースなどは避け、湯冷ましや麦茶、赤ちゃん用イオン飲料を少しずつ飲ませましょう。

・離乳食はやわらかくて消化のよいものに
下痢のときの離乳食は、やわらかめのおかゆやうどんなど、消化のよいものを与えます。
また、りんごやにんじんなどに含まれているペクチンには整腸作用があるので、すりおろしたりんごを与えるのもおすすめ。
食物繊維は刺激になってしまうので、食物繊維を多く含むものはNG。

便秘のとき

・離乳食の内容と水分を見直す
排便は3~4日周期の場合もありますが、1日1回が原則。バナナのような形が理想で、コロコロとしていれば便秘ぎみです。
9カ月ごろまではこまめな授乳を意識して水分をとるようにしましょう。
9カ月を過ぎたら、離乳食から食物繊維をとることができるので、野菜や海藻、きのこ類を意識したメニューにするとよいでしょう。
また、発酵食品である納豆、ヨーグルトは善玉菌を増やす役目があるので、便秘解消におすすめです。

・少量の油で排便をスムーズに
9カ月以降の赤ちゃんが便秘になったときは、少量の油やバターを調理に使うとスムーズに排便できることがあります。

口内炎ができた・せきが出るとき

・刺激が少ないものを与える
口内炎ができたときは口が、せきが出るときはのどが炎症を起こしているということ。
離乳食がしみないように、熱いもの、冷たすぎるものは避けて、人肌くらいのものを与えましょう。また、酸味の強いものや塩分の多いものも避けてください。

・飲み込みやすいものを与える
のどが炎症を起こしているときは、飲み込むときに痛がることがあります。
プリンやゼリーなどのやわらかくて飲み込みやすいものがおすすめ。
普段の離乳食も片栗粉でとろみをつけたり、くず煮にするなど工夫をするといいでしょう。

関連:赤ちゃんが吐く原因と対処法、受診のタイミングと心配な病気をチェック

具合が悪い赤ちゃんのお世話はママやパパも大変。どんなときも水分補給が大切ですが、こんな症状ときの離乳食はどうすればいいの?と悩んだときには、ぜひ参考にしてみてくださいね。
(取材・文/大月真衣子、ひよこクラブ編集部)

監修/太田百合子先生
東京・こどもの城で長年にわたり多くの乳幼児の栄養指導を行う。
現在は、東洋大学などの非常勤講師を務め、子ども向け番組や育児雑誌、講演活動などで栄養指導をするなど、多方面で活躍中。

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