「冬瓜と鶏ささ身肉のさっぱり煮」大人ごはん&幼児食 電子レンジで取り分けレシピ
時間のないときでもラクに作れて、幅広くアレンジできる電子レンジレシピ。調理の手間がグンと省けて、献立のバリエも広がります。
電子レンジは少量の水分で短時間で加熱できるので、栄養素をあまり損なわずに調理できます。
そんな電子レンジの特徴を生かして、大人用から途中で取り分けて、簡単に子ども分が作れるレシピ、今回は「冬瓜と鶏ささ身肉のさっぱり煮」をご紹介します。
※参考:「最新!幼児食 新百科」 第6章 賢く手間なしフリージング&電子レンジレシピ 電子レンジで取り分けレシピ #5
取り分けレシピ注意点
レシピは、1歳代の離乳食が終わった子どもでも食べられるように工夫したものです。
2歳代以降は切り方や加熱時間、量を子どもの様子を見ながら調整しましょう。
子ども分を取り分けるときは、かみづらい食材は小さく切ったり、やわらかく加熱して。
幼児期は大人と同じ調理法では、咀嚼(そしゃく)や味覚の観点から無理があります。大人用より味つけは薄味で辛みなどは除いて、アレンジを。
冬瓜と鶏ささ身肉のさっぱり煮
さっぱりした煮ものが電子レンジで簡単に
●大人1人分:76kcal
●このメニューで取れる栄養素:タンパク質・ビタミン類
【材料】(大人2人+子ども1人分)
冬瓜・・・1/8個(340~380g)
鶏ささ身肉・・・2本(100g)
小松菜・・・3株
A(薄口しょうゆ小さじ1 酒大さじ1 砂糖大さじ1/2 塩少々)
だし汁1カップ
【大人用メニュー:作り方】
(1)鶏ささ身肉は3cmぐらいのそぎ切りにし、冬瓜は皮をむいて1cm、厚さ3~4cmのいちょう切りにする。
(2)耐熱容器に(1)とだし汁を入れる。落としぶたをするようにラップをかけて600Wの電子レンジで約4分加熱する。
(3)(2)に軽く熱が通ったところでAを加えて軽く混ぜ、落としぶたをするようにラップをかけて電子レンジで約2分加熱する。
(4)耐熱容器に小松菜を入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジで約2分加熱し、3cm長さに切る。
(5)器に(3)を盛り、(4)を添える。
【子ども用メニュー・アレンジレシピ1】冬瓜と鶏ささ身肉のくず煮
とろみをつけて食べやすく
●子ども1人分: 27kcal
●このメニューで取れる栄養素:タンパク質・ビタミン類
【材料】(子ども1人分)
●取り分けるもの
A[大人用の作り方(2)から、鶏ささ身肉(そぎ切り)・・・1切れ、冬瓜(3~4cm角)・・・2個]
B[大人用の作り方(4)から、小松菜(3cm長さ)・・・1本] だし汁大さじ1
●加えるもの
水溶き片栗粉・・・小さじ1
【作り方】
(1)Aのささ身肉はこまかくほぐし、冬瓜は1cmの角切りにし、Bはみじん切りにする。
(2)耐熱容器に(1)を入れ、落としぶたをするようにラップをかけて600Wの電子レンジで約30秒〜1分加熱する。
(3)耐熱容器にだし汁と水溶き片栗粉を入れ、ラップをかけて600Wの電子レンジで30秒加熱する。
(4)器に(2)を盛り、(3)をかける。
【子ども用メニュー・アレンジレシピ2】冬瓜と鶏ささ身肉のスープ
大人用をほぐしてスープ仕立てに
●子ども1人分: 44kcal
●このメニューで取れる栄養素:タンパク質・ビタミン類
【材料】(子ども1人分)
●取り分けるもの
A[大人用の作り方(2)から、鶏ささ身肉(そぎ切り)・・・2切れ、冬瓜(3~4cm角)・・・3個]
B[大人用の作り方(4)から、小松菜(3cm長さ)・・・2本] だし汁大さじ1
【作り方】
(1)Aの鶏ささ身肉はこまかくほぐし、冬瓜は3cm長さの短冊切りにする。Bは粗みじん切りにする。
(2)耐熱容器に鶏ささ身肉と冬瓜と、だし汁を入れ、ふんわりとラップをかけて600Wの電子レンジで約1分加熱する。
(3)器に(2)を盛り、Bをのせる。
■監修・調理/赤堀博美先生(赤堀料理学園院長・管理栄養士)
■撮影/中川朋和(ミノワスタジオ)
●このレシピは、子ども分を途中で取り分けることを前提に、分量を設定しています。
●電子レンジの加熱時間は、レシピに記載しているワット数での目安です。それ以外のワット数の場合の加熱時間は、メーカーにお問い合わせください。
●電子レンジで液体を加熱するとき、沸点に達していても沸騰しない場合がごくまれにあります。この状態の液体がちょっとした刺激で急激に沸騰を起こし、液体が激しく飛び散ることがあります。(=突沸現象)。やけどの原因になりますので、ご注意ください。
●電子レンジを使う際は、広口の耐熱容器に入れて水分を加え、ふんわりとラップをかけて加熱することを前提としています。
●レシピ内で使用している食材(主に加工食品)によっては、微量にアレルギーを引き起こす原材料が入っている場合があります。十分にご注意ください。
●食べられる食材・量には個人差があります。子どもの発達に合わせて、幼児食を進めましょう。
●初めての食材を与えるときは食物アレルギーに注意をして、ほかの食材とは混ぜずに単品でごく少量ずつ与えるのが基本です。
●本記事で記載している内容は、2019年4月現在の情報です。
▼参照:『最新!幼児食 新百科』