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遺産相続問題は、誰にでも起こりうる…お金の専門家が解説!

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Deagreez/gettyimages

年齢を重ねると、ちょっと気になる遺産相続問題。他人ごとだと思っていても、意外なことでもめたり、不平等さにモヤモヤしたりすることがあるようです。口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられた体験談と税理士の板倉京さんのアドバイスを参考に遺産相続について考えてみましょう!

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話が二転三転は当たり前! 遺産相続問題

遺産相続は、ごくごく普通の家庭でももめることがあるようです。どんなことが原因になのでしょうか?


■姉妹だけでなく孫にも相続させるけれど、人数が違うのでモヤモヤします
「私は三姉妹の三女です。両親が他界し、遺産相続をすることになりました。姉が『孫(私たち姉妹の子ども)たちにも少しずつ分けてあげられるように、孫の数に合わせて分けるのは』と言い出して…。よく考えるとうちは子どもがひとり。上の姉は2人、下の姉は3人います。それでちょっと不公平感にモヤモヤしました」

■数十万でももめるケースも
「実家が修羅場でした。人間の本性を見たようでした。少ない遺産の方がもめますね。きょうだいが多いと、その配偶者の意向も入ってくるので大変みたいです。死ぬ時は、家の断捨離と遺書などの遺産相続対策は義務だと思っています」

■母の生命保険の受取人がひとりのきょうだいに
「母が亡くなり父は健在です。自分にはきょうだいがいます。母の生命保険の受取人が、私ではないきょうだいになっていました。何千万です。私に分ける話は、きょうだいからは一切出ませんでした」

こんな手に手間がかかるとは…遺産相続の手続き

遺産相続は、話し合いだけでなく、その後の手続きも大変なようです。どんな手続きが必要なのでしょうか?

■名義変更など、手続きが大変!
「父が他界して、遺産という程のものもありませんでしたが、預金を銀行から引き出す際には遺産分割協議書が必要でした。家族はみんな『遺産相続なんて、お金持ちの話よね~』と、思っていたので、一から調べるのは大変でした」

■弟の相続がやっと解決
「弟が昨年亡くなりました。一般家庭で、弟は普通の会社員。でも、退職金や生命保険、預貯金、会社の持株会、会社がかけていた保険などを合わせると、想定以上の金額で、相続税が発生!家も持ち家だったので、いろいろ大変でした。金融機関も何度も出向き、司法書士さん、税理士さんとお世話になり、各所へ出向いたのは数えきれません」

年末年始など家族で集まる時は、相続について話し合うチャンス!

親が元気な時に相続の話をするというのは、戸惑うものです。けれども元気な時にこそみんなで話し合うほうがいい、と税理士の板倉京さんはアドバイスします。

相続対策は、生きているうちに話し合った方がスムーズに

「年末年始のように家族が集まる時は、相続について話し合ういい機会です。相続は死を前提にしている話なので、話しづらいと思われるかもしれませんが、親が元気なうちのほうがまだ言い出しやすいのです。

相続対策というと、大げさな感じがするかもしれませんが、実は相続対策というのは、相続が起こった後にやることと同じことなのです。
・相続する財産を洗い出す(資産以外に、借金なども)
・どう分けるかを決める
・相続税がかかるかどうかを確認する

これらは、財産を持っている本人が生前にすれば『相続対策』。『相続対策』をしないで亡くなった人の家族が相続後にすれば『相続手続き』というわけです。
つまり、相続対策をしないということは、親が本来、自分でやるべきことを家族に丸投げしているのと同じことです。

たとえ、相続税がかかるほどの財産がなかったとしても、財産があって家族がいたら、遺産分割や相続手続きについて、家族が困らないように考えてほしいと思います」

エンディングノートを使って、親の老後について話し合う方法も

「具体的には、エンディングノートなどを使って、財産を整理しておくと、いざという時に残されたご家族が、残された財産を把握しやすくなり、手続きもしやすくなるのでオススメです。

最近は、いろいろなエンディングノートなどが出ていますので、それを渡して一緒に書くのもいいと思います。エンディングノートは、相続のことはもちろん、老後をどう生きるかについて考えることもできるようなつくりになっているものもあります。

『お父さんお母さんの老後について、一緒に考えよう』という切り出し方もいいかもしれませんね。これからの老後をどう過ごしていくのか、家族としてどう協力していくのかを考えるきっかけにしてみてはいかがでしょう。

遺言書があれば、争いごとも減らすことに

「人生の中でまとまった財産を手に入れる機会は、退職金と相続くらいです。自分の家族のために、少しでも多く財産をもらいたいと思うのは当然のことだと覚悟しておいた方がいいですね。

きょうだいも大人になると、それぞれの家庭もでき小さかったころのように、仲のいいきょうだいではなくなることもあります。このように争いごとが起こるという前提で、相続の時に財産をどう分けるのか、誰がどんな手続きをするのかなど、事前に決めておくとトラブルが少なくなると思います。

さらにもう一歩進めるようなら、残された家族が遺産争いに巻き込まれないよう、親に遺言書を残してもらうようにお願いすると、なおいいですね。家族の仲があまりよくないご家庭は、トラブルになることが多いので遺言書は必須です」(板倉京さん)

家族が集まる時期は、相続について話し合うよい機会です。言い出しにくい問題なので、板倉さんのアドバイスのようにエンディングノートなどを使って、遺産について家族で整理してみるとスムーズにいきそうですね。(文・酒井範子)


板倉 京(いたくら みやこ)
株式会社 ウーマン・タックス 代表取締役 税理士。著書に「税理士がアドバイスする! ! 相続手続で困らないエンディングノート」(ぎょうせい)「夫に読ませたくない相続の教科書」(文春新書)「相続がつらいよ」(光文社知恵の森文庫)などがある。テレビやラジオ、講演など幅広く活躍中。

■文中のコメントは、「ウィメンズパーク」の投稿からの抜粋です。

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