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1才~小学生が一緒に!「キッズ料理教室」をのぞいてみた

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「子どもと一緒に料理をしてみたいけれど、できることはあるかな?」「包丁は危なくないかな?」と思っているママ・パパも多いのでは? でも、何歳くらいから、どんなことがどこまでできるのかも気になるところ…。そこで、1才代から親子で参加OKという、料理研究家の中村美穂先生主催の料理教室の様子を見せてもらいました。

みんなで作って食べる楽しさを体験

今回お邪魔したのは、料理研究家の中村美穂先生の料理教室「おいしい楽しい食時間」の、親子で一緒に料理を楽しむクラス。料理の基本だけでなく、五感を使って、みんなで作って食べる楽しさを体験してほしいという中村さんの願いが込められていて、とくに年齢制限は設けていないとのこと。この日は1才代の赤ちゃんから小学4年生の子どもたちが参加していました。

まずは自己紹介とメニューの説明を聞きます

まずは簡単な自己紹介から。先生があいさつをし、子どもたちも一人ずつ順番に名前と年齢を言いました。この日の参加メンバーは、2才くらいからずっと参加している小学生4名と、3才と1才の兄妹。そして、そのママたちと、兄妹の家はおばあちゃんも一緒に参加。
自己紹介のあとは、先生からこの日みんなで作るメニューと、用意された材料の説明がありました。この日のメニューは「中華ちまき、野菜たっぷりワンタンスープ、カリカリさつまいもフライ、白菜とりんごの浅漬け、ハリネズミスイートポテト、豆乳のアイスクリーム」。アレルギーの子でも参加できるよう、すべてのメニューに卵や乳製品は使っていないそう。

お料理スタート。包丁は“猫の手”と“滑り台”で

お待ちかねのお料理タイム。まずは材料の野菜を切るところから始まります。
包丁を使う際は、先生から「包丁は使わないときは必ずまな板の上に置いてね」「切るときは猫の手で、包丁についた野菜をとるときは上から下に“滑り台”だよ」と子どもたちにわかりやすい言葉で説明が。

1才代も包丁に挑戦!

1才2カ月の女の子は、いつもお兄ちゃんと一緒に来ているけれど、ちゃんと参加するのは今回が初めて。ママと一緒に初めての包丁デビューをしました。

次から次へとやることが!

野菜を切り終えると、ビニール袋に白菜とりんごを入れてもんで浅漬けを作る、中華ちまきに使う具材を炒めるなど、先生の説明を聞きながら、次から次へと新しい作業にとりかかります。
ワンタンスープの野菜を煮ている間に、ワンタンのたねを作って包むなど、効率よく進めていきます。

協力したり、分担したりする姿も

1つの大きなテーブルで作業をするので、途中、小学生が3才の子に声をかけたり、さりげなくサポートすることが。小学生同士で役割を分担しながら協力しあう姿も。先生が促すこともありましたが、小学生たちは料理の流れの中で、自分が今何をしたらいいか考えて行動していました。
1才から小学生までがみんなで一緒に料理を作って、みんなで一緒に食べるというのも、なかなか貴重な体験かもしれません。

体験したママや子どもたちの感想は?

今回、参加していたママ&子どもたちに、料理教室に参加するようになったきっかけや、通っていてよかったことなどを聞いてみました。

料理=思いやり。これからの時代は男性も料理が必要!

「もともとは食育になればと思って一緒に通い始めたんですが、最近は、料理をすることって思いやりの心につながるんじゃないかなと思っています」と話してくれたのは、小4の女の子と小1の男の子ママ。「それに、これからの時代は、夫婦共働きが当たり前になってくると思うので、男性も料理ができたほうが絶対いいですよね」と話してくれました。

家では食べない野菜も、教室では食べてくれる!

3才の男の子と1才の女の子のママは、もともとママが中村先生の大人向けの料理教室に通っていたそう。そこで、キッズ料理教室のことを知り、子どもたちと一緒に参加するように。「料理男子になってほしいな~と思って始めましたが、家では食べない野菜も教室では食べてくれるんです! 今日も野菜をたくさん食べてくれました」と大満足の様子でした。

自分で作るのは、楽しいし、おいしい!

小学生たちにも話を聞くと、「スイートポテトをハリネズミの形にするのが楽しかった!」「さつまいもを包丁で切るのがかたくて大変だった!」といろいろな感想が出てきましたが、みんな声をそろえて「おいしかった~!」と。「自分で作るのは楽しいし、おいしい!」とまとめてくれました。

料理教室は10時半ごろ始まって、料理が完成するまでに約1時間半。作ったお料理をみんなで食べて、終わったのは13時ごろでしたが、次から次へと新しい作業があるので、子どもたちはみんな最後まで集中して意欲的でした。食事タイムではみんなうれしそうにおかわりをして食べている様子が印象的。中村先生にお話を聞くと、「小食の子でも、好き嫌いがある子でも、ここに来ると食べるっていう子がすごく多い」のだとか。開催は不定期で、次のキッズクッキングは春休みを予定しているそうです。
(取材・文・写真/渡辺有紀子、ひよこクラブ編集部)

取材協力/中村美穂先生
(料理研究家・管理栄養士)
保育園栄養士として、乳幼児の食事作りや食育活動を行ったのち、2009年より「おいしい楽しい食時間」を主宰。

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