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長谷川理恵「アドレナリン自己注射薬を知って!」息子の食物アレルギーで知った重要性

モデルの長谷川理恵さんの小学校1年生の長男は、乳製品と卵の食物アレルギーがあるといいます。2月末に都内で開催された「アナフィラキシー啓発セミナ―」で、発症したときのことや、その後どのようにつき合ってきたのかなどについて話してくれました。アレルギー専門医の国立病院機構相模原病院の佐藤さくら先生と調布市教育委員会の廣瀬郷さんからは、入園・入学を迎える食物アレルギーを心配するママ・パパたちへのアドバイスもありました。

関連:血圧低下や意識障害…赤ちゃんのアナフィラキシーショックとは?

1才のときヨーグルトで食物アレルギーを発症

まずは長谷川さんの長男の食物アレルギーがいつ、どのようにわかったのかからトークがスタート。

「息子の食物アレルギーに気づいたのは、1才のときです。ヨーグルトを一口食べたらせきが出始め、まぶたが腫(は)れて顔もパンパンに腫れてしまったんです。また、2才のときに卵かけごはんをお友だちから一口もらったときも、ヨーグルトのときと同じようにせきが出てすぐに嘔吐(おうと)し、顔がパンパンに腫れてしまいました。5才ごろから少しずつ食べられるようになり、今7才ですが、症状はかなり改善されています」。

これに対して佐藤先生は
「6才以下の乳幼児期に発症した食物アレルギーなら、入学前には8~9割のお子さんがよくなるといわれているので、長谷川さんのお子さまも食べられるようになったのでしょう」
とコメントしました。

海外で初めて知った アドレナリン自己注射薬

息子さんがオーストラリアの保育園に通っていたときの話に移ります。ここで「アドレナリン注射薬」の存在を知ることになったといいます。アドレナリン自己注射薬とは、アナフィラキシーがあらわれたときに使用し、医師の治療を受けるまでの間、症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐための補助治療剤です。

「3才のとき通っていたオーストラリアの保育園で、お友だちのヨーグルトを一口食べてしまい、またアレルギー症状が出てしまったのです。そのとき、園の先生から『アドレナリン自己注射薬は持っていないの?』と電話で聞かれて。そのときは、アドレナリン自己注射薬の存在すら知りませんでした。息子に何かあったときのために、家族だけでなく、通っている園や学校の人たちにも、アドレナリン自己注射薬の存在や使い方が当たり前のように知られていたら、もっと安心できると思います」。

佐藤先生は長谷川さんの体験に対し、
「日本ではアドレナリン自己注射薬の周知がまだ十分とはいませんが、食物アレルギーの対応に積極的な自治体も増えてきました。私たち専門医から医師へのさらなる啓発も必要ですが、入園・入学前にかかりつけの医師とアドレナリン自己注射薬について話し合っておくといいと思います」とコメントしました。

廣瀬さん「園・学校側にお子さんの状態をこまかく伝えて」

佐藤先生のコメントを受けて、調布市教育委員会の廣瀬郷さんからは現在の調布市での取り組みの話がありました。

「調布市は、2012年に粉チーズ入りのチヂミを食べた5年生女児の食物アレルギーによる死亡事故が発生して以来、ガイドラインや『学校生活管理指導表』の活用により事故防止と緊急対応に積極的に取り組んでいます。

市の入学説明会では、まず学校で対応できることをお話しし、そのうえで対応を希望される方がいれば『学校生活管理指導表』をもとに個人面談をしています」(廣瀬さん)

食物アレルギーの子を特別視 しない社会が理想的

最後に長谷川さんは、
「私はヴィーガンのパティシエとして子どもたちにもスイーツを作っているのですが、アレルギーの子も、そうでない子も一緒においしそうに食べる様子を見ていると、とても幸せな気持ちになります。周囲の方が食物アレルギーの子どもを特別という目で見ず、園や学校側をはじめ多くの方に理解をしてもらえるといいな、と思います」。
とコメントして会を締めくくりました。

関連:年々増加する食物アレルギー、皮膚トラブルとの関係は?

アドレナリン自己注射薬は「自分の子どもに必要ないからいいわ」、ではなく存在や使い方が当たり前のように知られていたら、もっと安心できる社会になるでしょう。入園・入学を控えたお子さんで食物アレルギーを持っているなら、もう一度アドレナリン自己注射薬について確認しておくといいですね。次回はアレルギー児の「給食での悲しい事故を防ぐ」ために入園・入学前に知っておきたいことをお伝えします。

(取材・文/岩崎緑、ひよこクラブ編集部)


■取材協力/マイランEPD合同会社主催「アナフィラキシー啓発メディアセミナー」

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