和式トイレ使えず家までガマン… 驚き!今の子どもの珍常識
携帯電話に食洗器などなど、世の中には便利な物が増え人々の生活がとても効率よく、楽になりました。今や当たり前のように街にあるコンビニも、登場した頃はスーパーが閉った夜でも冷蔵庫に切らした翌朝用の牛乳も、卵も買えて、突然食べたくなったアイスも買えるようになり、なんて世の中便利になったのだろうと感動したものです。
でも、コンビニに行くとついついアイスやお菓子に目が止まり余計な物を買い過ぎちゃうのが玉にキズ。
口コミサイト『ウィメンズパーク』の会員4790名に「あなたは月にどのくらいコンビニに行く?」というアンケートを実施したところ、
1位 月に3回以下 57.6%
2位 週1回 22.4%
3位 週2~3回 14.5%
※口コミサイト「ウィメンズパーク」会員4790名回答。2014年9月実施。複数回答。
ママになるとスーパーでの買い物が増えるため半数以上が「月に数回」と少ない傾向に。「コンビニは割高」「子どもとコンビニに行くとお菓子やアイスを買ってとせがまれるから」と、あえて足を運ばないようにしている声も多いですね。
それでも、いざとなったら重宝するコンビニ。便利な世の中になったものです。
ただ、便利になったことで、子どもたちの常識が少々変わってきたようです。口コミサイト『ウィメンズパーク』でリサーチしてみました。
水が出な~い! 蛇口って何?
「 公園で、女の子が水道のひねる蛇口の前で使い方がわからず困っていたので教えてあげました。確かに、わが家にもひねる蛇口はないので、帰って子どもたちに蛇口の水道の使い方を教えました。そんな蛇口の水道が少ないので子ども達の手首を回す力が弱くなっているとも聞きました」
いまどきの子どものトイレ事情
「和式トイレが使えなかったりしますね。友人の娘さんは、小学校に入学して初めて和式トイレを見て、使えず家までがまんしてきたそうです。最近式しか知らないと、こんなカルチャーショックを受けるかもです」
「友だちの子のお宅は、立ち上がると勝手に水が流れてくれるトイレなので、お友だちの家に遊びに行っても流さないという笑えない話も。わが家のトイレも流れていませんでした(笑)」
ピッとすれば何でも買える
「ICカード非対応のジュースの自販機にスイカをかざして『あれ? なんで出てこないんだろう?』と、戸惑っている子どもを見かけたことがあります。イマドキだな~と思いました。あと20年もしたらまたずいぶん世の中が変わっているんでしょうね」
「電車で塾に通っている息子から電話があり『ママ、電車に乗れない…』。パスモ(交通系ICカード)のチャージ切れで自動改札が閉って通れないと半泣き。財布に持たせたジュース代の300円で切符を買ってと指示しても切符を買う方法がわからず…。結局、駅まで行って切符の買い方を教えに行きました。今は“ピッ”に頼り過ぎてますよね」
お茶はペットボトルが当たり前
「お茶っ葉と急須を渡して『さあ、お茶を淹れてください』と言うと、できない子どもや若い人が結構います。ペットボトルのお茶を買うのが当たり前になっているからでしょうね。昔は、おばあちゃんがこたつでお茶を淹れるの見て自然と覚えたものだけど」
マッチを知らないIH世代
「うちの子は実験教室に通ってたので知っていましたが、理科の実験でマッチを知らない子どもが多数いて、マッチでガスバーナーに火をつけるためだけに一時間分の授業を費やしたとか。最近は仏壇があるお宅も減っているので、マッチを知らない子どもが増えてるんでしょうね」
「うちはIHクッキングヒーターなので、子どもは火で調理するのを見たことがないです。ましてやマッチを擦ることも未経験。小学校の理科の実験で、マッチを擦るところから授業が始まると教科担任の先生が言っていましたね。うちの子は、マッチがうまく擦れなくて、最低評価をもらってきました」
「映画のホーム・アローンを見て、マッチで火を付けるシーンがあったけれど、シュッと擦ったら火がつくのが、いったい何なのかわからなかったよう。そういえば、使ったことも触ったこともないかも」
「子どもは鍋でごはんを炊く方法も、鍋で炊けることも知りません。でも、地震の時に数日停電になり、その時に鍋でご飯を炊く方法を教えました。面倒な家事が減ったのは助かることだと思いますが、あまりに便利すぎるのは疑問ですよね。自分自身、便利で楽な方に流れがちだけど、とりあえず子どもたちには、災害時に役立ちそうなことは教えていこうと思っています」
ガラスの小さなおうちは何?
「電話も一人一台の時代になって、よそのお宅に電話して、挨拶して、〇〇ちゃんいますかって経験がないから、家電から掛ける時も、出る時も、いつもしどろもどろ。家電に掛ける際のセリフを電話の前に貼っておくようにしました」
「大学生の息子が、指で回すダイヤル式の電話を知らなかったことに、いまさらビックリでした」
「携帯電話の普及で、高学年の息子は公衆電話を知りませんでした。電話ボックスを見て『あの、ガラスの小さなおうちは何?』って。携帯電話は災害や緊急の時に繋がらなくて困るので、公衆電話の使い方を教え、予行練習で家に電話を掛けました」
キャンプで不便を知っておこう
「わが家もオール電化で、火のない生活です。食洗機もあります。なので、子どもは火起こしや食器洗い等はキャンプで経験させています。薪を割って、火を付けて、火の怖さも教えています。料理も火加減を見ながら作ったり、ご飯も炊きます。その後、冷たい水で食器を洗い。油物は先にティッシュで拭き取ったりとか、知恵を絞って。もしも被災して電気もガスもない不便な生活への耐性が少しでも培われるかな」
この先、いずれAIがいろいろな事をやってくれる時代がやってくることでしょうが、回路がマヒした時にあわてないよう災害時に備えての対応は時代が変わっても必要ですね。早速、公衆電話の使い方と火の使い方、ごはんの炊き方は教えておかないと!
(文・井上裕紀子)
※文中のコメントは、『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。