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【離乳食】ベビーフードはこんなに進化。アレンジ材料、防災備蓄にも。種類や活用法は?

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ベビーフードは、そのまま食べされられるものだけでなく、ソースや素材などをほかの食材と合わせて離乳食をアレンジするにも便利。備蓄しておくと防災にも役立ちます。2020年2月に発売された『最新!初めての離乳食新百科』からベビーフードを活用した離乳食の進め方を紹介します。

ベビーフードの時期別のとろみ加減は手作りするときの参考にも

ベビーフードとは、離乳食開始から完了までの赤ちゃんの発育とそしゃく力に合わせて作られた加工食品のこと。原材料や食品添加物など、厳しい基準をクリアしています。使用方法などを確認して使いましょう。とろみ加減やなめらかさは、離乳食作りの参考にもなります。

【ベビーフード活用のポイント】
1 ふたを開ければすぐに食べさせられるものも
2 下ごしらえなど面倒な工程が減る
3 長時間持ち運べるので外出時にもぴったり

ベビーフードの主な種類と使い方を知っておこう

ベビーフードはそのまま食べられる商品や湯でもどして使う商品など、製造方法によって特徴があります。用途に応じて使い分けて。大きくは、ウエットタイプとドライタイプに分かれます。

【ウエットタイプ】
・レトルトパウチ
・びん詰
・カップ

【ドライタイプ】
・粉末
・フリーズドライ

【レトルトパウチ】 1パック1回分が基本、メニューバリエが豊か

基本的に1パックに1回分が入っています。封を開ければ、すぐに食べさせられるので便利。主食やおかずなどメニューのバリエも豊富で、価格もお手ごろです。

【中身はどうなってる?】
加熱調理した離乳食を容器に入れ、密封した加圧加熱殺菌処理をしたもの。時期に合わせた大きさの具材がそのまま残っているのが特徴で、離乳中期からの商品が豊富。

【どうやって食べさせる?】
そのままでも食べさせられますが、温める場合は湯せんか耐熱容器に移してラップをかけて電子レンジ加熱で。加熱法や時間はパッケージの表示を参照しましょう。

【びん詰】 離乳初期からの商品も豊富

びんから出して、そのまま食べさせられます。主食、主菜などメニューも幅広くあり、野菜や果物のペーストといった離乳初期向けの商品も豊富です。

【中身はどうなってる?】
加熱調理した離乳食をびんに詰め、加熱殺菌または加圧加熱殺菌処理をしたもの。びんが透明なので、ふたを開けなくても底面などから中身の確認が可能です。

【どうやって食べさせる?】
ふたを開けて、加熱せず食べさせます。
フィルムをはがして、ふたを開ける前に状態を確認しましょう。中央部がへこんでいて、開けたときボンと音がすれば未開栓の証し。そのまま食べさせられます。

【カップ】 容器が器として使え、お出かけ時に便利

容器が食器のように使え、スプーンつきのものもあり、お出かけのときなどに便利。軽量で持ち運びやすいのも特徴です。主食とおかずがセットになっているものもあります。

【中身はどうなってる?】
加熱調理した離乳食を容器に入れ、密封して加圧加熱殺菌処理をしたもの。時期に合わせた具材の大きさにできるので、そしゃくの発達をサポートしてくれます。離乳中期からのメニューが充実。

【どうやって食べさせる?】
封を開けて加熱せずに食べさせられますが、温めるときは必ずパッケージの表示を参照しましょう。電子レンジ加熱できるものが多いですが、できないものもあるので確認を。

【粉末】 離乳初期から使え、だしやソース類も豊富

軽くて、持ち運びにも便利です。個包装の使い切りタイプもあり、少量しか食べない離乳初期にもピッタリ。1品メニューのほか、だし、ソース類なども豊富です。

【中身はどうなってる?】
食材をこまかくつぶすなどしてから乾燥させたもので、湯を加えると食べやすいなめらかな食感になります。フレークタイプは、顆粒タイプより粒子がやや大きめ。

【どうやって食べさせる?】
基本的には中身を容器に入れ、湯を加えてよく混ぜて食べさせます。湯の温度や量は、パッケージの表示を参考にしましょう。水溶き不要の商品などもあります。

【フリーズドライ】素材本来の色、味、香り、栄養価をキープ

調理後、すぐに急速冷凍し、真空で高温処理をせずに乾燥させたものです。高温処理をしないので、素材本来の色、味、香り、栄養価が損なわれにくいのが特徴です。

【中身はどうなってる?】
調理された食材をフリーズドライ化しブロック状に乾燥させてあります。単品の食材を乾燥させている商品が多く、1個=1さじ分になっているものもあります。

【どうやって食べさせる?】
容器に入れて、湯を少しずつ注ぎ、スプーンなどでなめらかになるまで混ぜてペースト状にもどします。湯の温度や量は、パッケージの表示に合わせましょう。

ベビーフードの気になることQ&A

ベビーフードについて、ママやパパが心配していること、疑問に感じていることについて答えます。

Qベビーフードは味が濃いってホントですか?

Aベビーフードの食材のやわらかさや味つけ、衛生面などは、厚生労働省の「ベビーフード指針」など公的規格に基づいて作られているので、塩分控えめの薄味になっています。たとえば、ナトリウム量は、0才代で100gあたり200㎎以下、1才~1才6か月で300㎎以下です。

Q製造過程で栄養成分は減らないの?

製造過程で加熱殺菌などをするため、とくに熱に弱いビタミン類などは減ることも。加熱による殺菌をしないフリーズドライタイプは、食品の香りや味、色を保ちやすい上、栄養成分の変化が少ないといわれています。栄養成分が気になるならフリーズドライタイプを選びましょう。

Q食品添加物が心配です

食品添加物の使用については、厚生労働省が定める食品衛生法で決められています。その上でベビーフードメーカーの厳しい自主基準により、その中でもより安全性の高い、酸化防止剤のビタミンCなどの天然由来のものしか使われていません。

■参照:『最新!初めての離乳食新百科』

種類によってはどこでもすぐに食べさせられたり、離乳食作りが簡単になるなど、ベビーフードにはいいところがいっぱい。ママやパパの生活に合わせて上手に活用してみましょう。
(イラスト/関祐子 取材・文/ひよこクラブ編集部)

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