まだ間に合う!赤ちゃん期と幼児期に残しておくと良いもの【夫婦のじかん大貫さんのママ芸人日記#52】
2018年3月に男の子を出産した、お笑いコンビ「夫婦のじかん」の大貫さん。イラストレーター兼漫画家としても活躍中です。よしもと芸人・イラスト業・ママと毎日大忙しの大貫さんによるのコラム連載「ママ芸人日記」第52回です。
【第52回】まだ間に合う!赤ちゃん期と幼児期に残しておくと良いもの
息子が2歳の誕生日を迎えました。
このコラムを執筆している今日が、2歳の誕生日です。
2歳というと、まだまだ子どもというか赤ちゃんというか…とにかく幼い感じですが、息子が生まれてから、まだ2年しか経っていないのか…!と考えると、何とも不思議な感じがします。
というのも、私たち夫婦はお付き合い期間が10年くらいありました。
そこから結婚して息子が生まれ…夫婦としては15年程の時間が経過しております。
その中で息子と過ごした期間はたった2年しか経っていないのですが、この2年間が濃密過ぎて、むしろ夫婦二人だけで過ごしていた時期は一体どんな風だったのだろう…と思い出さなければわからない程にもなってきました。
結婚してすぐ子どもを!というよりも、二人の時間を楽しみたいと思っていた期間があったはずなのに…。
それほどまでに、子どもと過ごす毎日というのは、慌ただしくも毎日が記念日のような大切な日々となっています。
初めて寝返りができた日、初めて歩いた日、初めてパパママが言えた日、初めての保育園、夏祭り…息子の様々な瞬間を記録しておこうと、毎日のように写真を撮っており、いつの間にかスマホの容量がいっぱいになってしまいました。
そんなとき、仕事関係の知り合いの方に、「写真もいいけど、動画をたくさん撮っておくと、本当に撮っておいてよかった!と思えるよ」とお聞きしました。
その方のお子さんたちは既に大きいのですが、成長すると昔の子どもの声ではなくなってしまい、それはそれで成長を感じ嬉しいのですが、子どものときの声での「パパ、ママ」が時々聞きたくなるそうです。
そういうときに昔の動画があると本当に貴重なものになるらしく、とにかく「声を撮っておけ!」と助言をいただきました。
言われてみれば確かに…と思うことが私にもありました。
息子が生後半年くらいの頃、なかなか泣き止まず何をしてもダメで、あまりにも大きな泣き声だったので、これはもう記念に撮影しておこうと思い、スマホで少しだけ動画を撮っておいたことがありました。
その後、泣くのに飽きたのか、何事もなかったように泣き止んで寝た息子だったのですが、このときの泣き声の動画を、今でも頻繁に見返しています。
ここまで赤ちゃんらしく泣くことはここ最近なくなってきたため、昔のいわゆる「ギャン泣き」と言う感じの、どストレートな泣き声はどんな感じだったかなとついつい見返してしまうのです。
きっと、3年後、5年後には、今の息子の動画をたくさん見返しているに違いありません。
そのときのために、スマホを機種変更する際は、思い切って容量の多い機種を選んでいこうと思いました。
夫婦のじかん大貫さん プロフィール
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属/夫婦お笑いコンビ「夫婦のじかん」の嫁担当。イラストレーターとしても活動中。相方は元・トンファー山西章博。息子(2018.3生)と夫との3人暮らし。2019年3月にコミックエッセイ「母ハハハ!」(PARCO出版)を発売。