【専門家監修】【9カ月~1才】お散歩+体を使ったおうち遊びで、心も健康に。触れ合い遊び6選
9カ月~1才の赤ちゃんはますます動きが活発になる時期。パワーを発散させたいけれど、この時期、長時間のお散歩や、公園の遊具で遊ばせていいのかどうか悩むママ・パパも多いことでしょう。
室内でも赤ちゃんが十分に体を使える室内遊びを相模女子大学学芸学部子ども教育学科・准教授の金元あゆみ先生に教えてもらいました。
脚の力を育てる遊びや、まねっこ遊びがおすすめ
個人差がありますが、9カ月ごろになると、はいはいが上手になり、つかまり立ちを始める子も。10~11カ月ごろには伝い歩き、1才ごろには立っちやあんよと、脚の力がどんどん強くなってきます。
このころの時期はママ・パパも赤ちゃんも楽しみながら、運動発達を促す遊びを取り入れるといいでしょう。
まねっこ遊びも大好きになるころ。拍手やバイバイ、バンザイなどの動作を楽しそうにすることでまねするようになります。まだ言葉は出ませんが、赤ちゃんはママやパパから聞いた言葉を蓄積しています。遊ぶときはたくさん語りかけてあげましょう。
金元先生おすすめの、9カ月~1才の赤ちゃんとの親子遊びを6つ紹介します。
【9カ月ごろからOK】 コロコロキャッチボール
ママ・パパと赤ちゃんが向かい合って座り、ボールを転がしてキャッチボールをしてみましょう。赤ちゃんがまだ転がせない場合は、ママ・パパが転がしてキャッチさせてあげてみて。ボールのやりとりを楽しみながら、動きや色や触ったときの感触などから物の性質も知っていきます。
【9カ月ごろからOK】 ゆらゆらブランコ
ママ・パパが赤ちゃんの後ろから体を抱えて立ち上がり、ブランコのように「ゆ~らゆ~ら」と左右、前後にゆっくりと揺らします。揺れと目線の変化などでいろいろな感覚を刺激します。
念のために下に布団やマットを敷いておきましょう。
【9カ月ごろからOK】 あぐらタクシー
ママ・パパのあぐらの上に赤ちゃんを座らせ、赤ちゃんのわきを支えて、ママ・パパが左右に大きく揺れます。端まで動いたら「おっとっと」などと言いながら逆方向へ動きます。赤ちゃんのバランスをとろうとする感覚が養われます。
【10カ月ごろからOK】 お返事できるかな?
赤ちゃんの名前を呼んで、「アー」と声を出したり手を上げたりするのをうながします。呼びかけと返事のやり取りを楽しみましょう。「はーい!」など、ママ・パパが返事を代弁して行ったりするうちに、徐々に言葉と動作が結びついてきます。
【11カ月ごろからOK】 ギッタンバッタン
ママ・パパが脚を開き、その間に赤ちゃんを座らせ、手をつないでゆっくり「ギッタン、バッタン」と前にかがませたり、反らしたりを繰り返します。腕を引っ張りすぎないようには注意をして。声かけの面白さと動きの楽しさがおもしろい遊びです。
【11カ月ごろからOK】 段ボールdeお散歩
伝い歩きができるようになったら、段ボール箱の底を上にして押して歩いてみる遊びです。ママ・パパがひざ立ちでやってみせると赤ちゃんはまねをしやすいでしょう。赤ちゃんが押しやすい高さの箱を選ぶのがポイント。歩行の発達を促し、空間を認識する力も育ちます。
できることが飛躍的に増える9カ月~1才ごろの赤ちゃん。「やってみたい」という意欲や好奇心を積極的に伸ばしてあげたいものです。親子の体遊びは、ママやパパのリフレッシュにもつながるので、ぜひ毎日の生活に取り入れてみましょう。いっぱい体を使っていっぱい笑った赤ちゃんは、夜コテンと眠ってくれるかもしれません。
撮影/なべ 取材・文/岩崎緑、ひよこクラブ編集部
初回公開日 2020/05/05
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