コロナ禍で家族全員在宅! それぞれの居場所作りが必要に。
13歳と1歳の12歳差姉妹の母、“たんぽぽ”です。現在は、在宅でWebライターなどをしています。新型コロナウイルス感染拡大防止対策の影響で緊急事態宣言が発令され、中学生の娘は休校、夫は在宅勤務に。
また、1歳の娘と利用している地域の子育て支援センターなども休館、子育てイベントも中止に。その結果、家族全員がほぼ1日中、家の中で過ごすことになりました。
それぞれの作業を快適に進められるように、わが家がどんな工夫をしたのかをお伝えします。
夫が在宅勤務できる場所を新設
私はもともと在宅で仕事をしているので、リビングの一角にパソコンデスクを置き、普段はそこで仕事をしています。しかし、今回の事態で夫が在宅勤務になり、私の仕事スペースを譲ることもできずに、夫用にもう一つ仕事スペースが必要になりました。
普段使用していない部屋を片付けて、そこを夫の仕事部屋にしました。夫は、会社からパソコンのモニターを持って帰ってきたので、新たに机と椅子を購入しました。
仕事部屋のドアが閉まっているときは、夫は電話中か打ち合わせ中の印。そのときは“誰も入らない”という決まりも作りました。
動き回りたい盛りの1歳4ヶ月の娘
普段から家中を歩いて遊ぶのが好きだった1歳4ヶ月の娘。夫は、そんな娘が自由に行き来できるようにと、基本的には仕事部屋のドアを開け放しにしてくれました。
しかし、パパが家にいるのがめずらしいようで娘はいつも興味津々。どうしてもパパのそばへ行ってしまい、夫の仕事がはかどりません。そこで、パパの周りに簡易バリケードを設置することに。部屋には入れても夫の机までは行けないよう、高さ17㎝くらいの箱を上に3段、横5列に配置しました。
さらに、おもちゃをいくつか部屋の手前に置いておき、部屋に入ってもしばらくはおもちゃで遊べるように工夫しました。
自粛で家族のありがたみを再認識!
家族全員がほぼ1日中家にいるようになってから、夫も上の娘も家事や育児をいろいろと手伝ってくれるようになりました。おかげで、自粛前と比べて、私の仕事はかなりはかどりました。
上の娘は、私が家事や仕事をしている間に下の娘と遊んでくれたり、両親とも仕事で忙しいときは食事を作ってくれたりします。特に私の仕事の締め切りが近いと、自分の勉強を週末にずらしてまで私の仕事を優先してくれました。
夫は、下の娘がリビングから仕事部屋に遊びに来ると、できる限り相手をしてくれました。また、夫は料理が好きで、食事の仕度をしてくれるのも本当に助かりました。「できればこのままずっと在宅勤務ならいいな…」と、何度思ったことでしょう。
地域の子育てイベントで知り合った友人と情報交換
家族全員が家で過ごしているので、食料品や日用品の消費がとにかく早く…。買い物に行っても、マスクや除菌シート・除菌スプレーなどの新型コロナウイルス感染予防グッズや、小麦粉やバターなどの食料品は品薄もしくは売り切れ…。
そんなとき頼りになったのが、地域の子育てイベントで仲良くなった近所のお母さんたちでした。グループチャットを使って、「〇〇にバターが売っていたよ」「今だったら消毒液が〇〇にあったよ。残り少なかったよ」などの情報を頻繁にやり取りしました。
同じ地域で、同じように小さな子を持つ友人がいると、心強いなと改めて実感しています。
家族全員がほぼ毎日家にいることで、家族時間が増えました。1歳の娘はパパやお姉ちゃんと遊べて楽しそうです。今回のコロナ禍は本当に未曾有の大災害だと日々感じていますが、その一方で、わが家にとっては家族でお互いの良いところを見つけ合えたり子どもの成長を感じたりできる機会でもありました。とは言え、皆が健康で安心して暮らせるのが一番。そのためにも、新型コロナウイルスが早く終息することを願っています。
[たんぽぽ*プロフィール]
12歳差姉妹の母。自営型テレワークを在宅でおこなっています。上の子の時と比べ、育児グッズの進化に驚きながら、子育てを楽しんでいる毎日です。「生まれて来る子どもはみんな奇跡」と、感謝の日々を過ごしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。