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「遊び」がカギ!子どもが数字に興味を持つアイディア5つ 【保育士】

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Giselleflissak/gettyimages

フリーランス保育士で2児の母の相原です。
「来年は小学校だけど数字が書けなくって」「小学校が始まったけど、算数についていけない!」…。
早期教育をと思っていなくても、数字や少しも興味を持っていないのは気になることがありますよね。もしかしたら、数字とまだ出会っていないのかも?楽しい気持ちから数字に興味を持てるアイディアをご紹介します。

相原 里紗
保育士・のあそびっこプロジェクト 主宰
早稲田大学国際教養学部卒。(株)オールアバウトを経て国家試験で保育士に。親子×のあそび×地域を軸とした「のあそびっこプロジェクト」他、親子向けイベントを多数企画・運営している。0歳、2歳の男子育児に奮闘中。

「数字に全然興味を持たない!」教える前に、まずは必要性を考えよう

小学校入学前、周りが数字を覚え始めている、幼稚園や保育園で取り組んでいる…理由はさまざまですが「そろそろうちでも数字を教えたほうがいいかな」思うことありませんか?

そう思ったら、まず考えるのは「今のその子に必要かどうか」ということです。
例えば、小学校の算数に興味を持てないからこのままだと勉強が面白くなくなって学校が楽しくなくなってしまう、などの理由は差し迫って必要!ということになりそうです。

ただ、もし単純に「知っていたほうがいいかも?」という感じなのであれば、まだ必要ないかもしれません。というのも、子どもにとっては遊びがすべてのスタートライン。
先々のことを考えるのではなく「今」の遊びに繋がっていないなら、現状では必要ないかもしれません。
逆にいえば、遊びを観察している中で数字が出てくるようなら、子どもが自発的に数字を学び始めるチャンスです。
子どものことを観察して、数字学習の必要性を考えてみましょう。

数字は「教え」ずに「出会う」

好きなことはずっとやっているのに…と思うことありませんか?子どもにとっても大人にとっても「楽しい」「好き」はとても大切なこと。子どもが何かに集中して楽しんでいるときは、人間が本来持っていると言われる好奇心を発揮している状態です。この好奇心を上手に使うことで学びの効果がグンと上がります。数字も「楽しい」になれば一気に学びが深まります。数字に興味がないのは、もしかしたらまだ「楽しい」に至るほど数字に出会っていないからかもしれません。まずは「教える」のではなくて、「出会う」ことを大切にしてみましょう。出会いのコツを2つ紹介します。

コツ1:生活の中の数字を意識する

意識すれば、実は日常生活の中に数字はたくさんあります。
朝起きてからのことを考えてみましょう。起きた時間、リビングまでの歩数、着替える服の数、並ぶ歯磨きの数、朝食のパンの数、テレビで見る天気予報の降水確率… 。他にももっとたくさんの数字が見つかります。大人が意識してその数字に注目して声に出すことで、子どもはいたるところで数字と出会うことができます。

コツ2:子どもの遊びと数字をつなげる

生活の中の数字が気になり始めたら、子どもの遊びを観察して数字につなげてみましょう。

おままごとに熱中しているなら、いろんな数字を書いたお金を用意する。
お絵描きが楽しいなら、横で数字をモチーフにした絵を書いてみる。
車を並べるのがブームなら、一台、二台と数えてみる。
外遊びが好きなら、ジャンプの数を一緒に大きな声で唱えてみる。

子どものやりたいことを尊重しつつも、少しだけ数字のエッセンスを取り入れることで数字を身近に感じます。遊びの中なので、数字にアレルギーを持たずに出会うことができます。

子どもが数字に興味を持つ遊びアイディア5

出会い方を意識したら、数字がぐっと楽しくなる遊びにチャレンジしてみましょう。
もちろん、子どもの興味の延長線上にあることを前提として、大人も一緒に楽しむつもりでやってみてくださいね!

アイディア1:古典的?老若男女で楽しめるトランプは数字遊びの宝庫!

1〜13まで書いてあるトランプは、数字遊びの元祖です。
ババ抜きでも数字合わせをしますし、七並べは順番に並べますよね。数字とマークの数、両方が書いてあるので、まだ数字が読めなくても楽しむことができます。
何より、老若男女みんながルールを知っているトランプは、家族や親戚と盛り上がれることが意欲を高めますよ。

アイディア2:体を使って遊ぼう!数字ツイスター

(C)相原 里紗

体を動かすことが好きなら、数字ツイスターはいかがでしょうか。
有名なツイスターゲームを数字仕様にアレンジ!
模造紙に書いたり、数字を書いた丸パーツを床に固定したら準備完了。
ランダムに数字を言ったり、サイコロで出た数字を使って遊びます。
ゲームやりたさに、だんだん数字を覚えていくかも?

アイディア3:数字の出てくる絵本を読む

(C)相原 里紗

数字を題材にした知育絵本も出ていますし、特に数字が題材でなくても数字が登場する絵本もあります。好みの絵本で数字遊びをしてみてくださいね。

アイディア4:創造力も身につく!?数字でお絵描き

『6』からできた新幹線

「3って耳みたい」って思ったこと、一度くらいありませんか?
数字をテーマにお絵描きをしてみるのも、お絵描き好きの子には楽しい遊びです。大人も子どももアイディアを搾り出しながら遊んでいるうちに、数字と仲良くなっていき、創造力も広がって一石二鳥かもしれません。

アイディア5:実はたくさんある!多世代で盛り上がる数字のカードゲーム・ボードゲーム

キプション:ドイツのカードゲーム『ハリガリ』

家族で盛り上がるゲームは楽しい学びに最適です。例えば、ドイツのカードゲーム「ハリガリ」は真ん中にベルを置いて、場にあるフルーツの数が揃ったらチーンと音を鳴らすゲーム。足し算、引き算の要素もあるので、数字は理解してるけどなかなかその先にいかない、というときにおすすめです。想像以上に大人が熱くなるので、子どもたちに愛想つかれないようにご注意を!

数字やひらがななど「勉強」につながるものになると、どうしても焦ってしまいがちです。でも、子どもの中では全てが遊びと陸続きのもの。それを意識して大人が環境を用意することが、子どもの学びに繋がっていきます。楽しく数字に出会ってみてくださいね!

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